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UIデザイン未経験だった私がUIデザイナーになるまで

こんにちは、UIデザインチームの新井田です。
現在入社4年目、社会インフラからBtoC向け製品まで、様々なUIデザインに関わらせていただいております。
 
そんな私ですが、大学時代はインダストリアルデザイン(ID)を専攻しており、毎日サーフェイサーやスタイロフォームの粉にまみれ、UIデザインとは縁遠い生活を送っていました。
 
大学3年のインターンシップで東芝の事業領域の幅広さに触れ、『自分も様々な事業に携わりたい!』と就活に臨み、幸運にも今では多種多様な画面をデザインするUIデザイナーとして働いています。
しかし、当初はUIデザインの知識もなく 『やっていけるのかな…?』 と内心ガクガク状態でした。
 
この記事では、そんなUIデザインど素人だった私を、案件を任せてもらえるまでにどのような環境がUIデザイナーとして育んでくれたのか、初心者にとって嬉しかった取り組みなど、東芝UIデザインチームでの学びの機会をご紹介したいと思います。

ここが嬉しい、東芝UIデザイン

配属初日、OJT(On the Job Training)で実際の業務を体験した私は、UIデザインの専門用語や初体験のUIデザインツールに翻弄されるばかりで、これからどのように専門性を獲得していけばいいのかと参考書を握りしめ途方に暮れていました…。

 

そんな迷える子羊を救ってくれたのは、以下の5つのポイントでした。


1.専門家から学べる!

UIデザインチームには人間中心設計やサービスデザイン、人間工学といったUIデザインに関わる様々な分野の専門家が在籍しており、そういったスペシャリストによる講義やワークショップなどを通して、専門的な知識を学ぶことができます。

人間工学についてはこちらの記事をチェック!▼
[デザイナーが教える人間工学]眼のしくみから、文字の読みやすさを考える
[第2弾]デザイナーが教える人間工学 眼のしくみから、文字の読みやすさを考える

 

もちろん、普段の業務でも気軽に相談することができます。
実際に私も画面内のフォントサイズやレイアウトに悩んだ際は、様々な知見を持った先輩たちに自分にはない視点からアドバイスを貰っています✍
専門用語が多い書籍では中々理解しきれないことも、わかりやすい言葉で説明してもらえるので、専門家が身近にいる環境はUIデザイン初心者の私にとってありがたいポイントでした。

2.UIデザインツールはみんなで探求!

日々進化していくUIデザインツールについては、チーム内での勉強会で、基本的な使い方や便利な裏ワザを身につけていくことができます。同じツールでも、ひとそれぞれ独自に工夫して使っていたり、凄技を持っていたりします!そういったとっておきのTipsを、毎週開催される定例ミーティングで共有し合えることも、短期間で効率よく、ツール活用のコツを掴むことにつながりました👍

3.社外活動が活発!

UIデザインチームではJEITA*¹やJIDA*²などの、他企業との情報交流会や研究会にも積極的に参加しています。
同じデザイナーという業種でも企業によって物事をとらえる視点が違っており、一つの議題に対して様々な意見を聞けたり、リサーチ力に驚いたりと新しい発見がいっぱいです。
こういった社外から知見を得られる機会もたくさんあり、自分自身の学びを後押ししてくれたひとつのポイントだと感じています。 

*¹ 電子情報技術産業協会  *² 日本インダストリアルデザイン協会 

 

4.各々の得意分野を活かせる!

大学でIDを学んでいたこともあり、3DCGを扱うことや立体を描くことは今でも得意分野であると思っています。実務でもUIのグラフィックに立体の表現を取り入れてみたり、3Dを使ったUIデザインに関わらせてもらったりと、自分の持つスキルを活かす隙を常に狙っています(笑)
 
そして何より、IDとUIデザインは最終的なアウトプットの形は違いますが、どちらもユーザー想いのデザインである本質は変わらないと思っています。大学時代にIDを学んで得た課題発見力や解決力、ユーザー目線でモノのとらえる大切さなど、多くの学びは今の仕事にも活きているなと感じています。
周りを見てもグラフィックデザインが得意なメンバーやビジネスの知識が豊富なメンバーなど、様々な得意分野を持った人たちが集まっており、お互い刺激を受け合いながらスキルアップしています。そんな環境もモチベーションに繋がっています。

5.様々な事業領域のUIに触れられる!

東芝は社会インフラの分野で幅広い事業を展開しており、身近な製品から日常では出会えない特殊なUIまで、様々なソフトウェア開発に関わることができます。私も4年目でありながら、入社当初の志望理由の一つである『様々な事業にかかわりたい!』という夢を叶え、鉄道や水道、放送に空調と、多岐にわたってお仕事をしてきました。
領域にしばられずに様々な分野のUIデザインが経験できるということは、実践的にUIデザインスキルを身に着けていく上で、とても役立っていると思います。
普段は目にできない社会インフラのシステムに興味津々な毎日で、日々学びが絶えないのは、東芝ならではの魅力だと感じています。

 

これら5つの機会があったからこそ、楽しみながらUIデザインを学んでこられたのだと思います。

社会に出てからの出会いを大切に

はじめはUIのUの字もなかった私ですが、今ではすっかりUIデザインの虜となってしまいました(笑) 
社会に出てから新しい出会いの連続で、デザイナーとしての視野がグングンひろがっているなぁと感じています。学生の皆さんは目指す業種への就職をゴールととらえず、その先の新しい出会いを楽しみに、社会に飛び込んでいってほしいです。

最後に

ここまで読んでいただきありがとうございました。
UIデザインを学んでいる方、少しでも興味がある方、どんな方でも、是非他の記事や東芝のUIデザインのサイトを覗いてみてください。私をUIデザイナーとして育ててくれたこのチームのことを、もっと詳しく知っていただけると思います。

ライター:新井田


東芝UIデザインチーム公式HP