バイトばっかであんまり大学にいなかった美大生が、4年間で学んだ「デザインよりきっと大事なこと」
卒業、そして社会人になりました。忘れちゃいそうなので大学生活を振り返ってみようと思います。書きだしてから思いましたが、一切デザインについて触れられていません。自分で笑いました。
大学は4年間もあって、楽しいこと・辛いこと・大変なこと・幸せなこと・全部経験しました。自分がこの文章を大学入学前に読んでいたら、大学には行かなかったかもしれません。それぐらい想像より色々感じて大変で、考えました。
学んだことを大きく3つ。記録しておきます。
① 妬み・嫉みをなんとか切り捨てて、自分が今人よりも得られていること・体験できていることを大切にすること。
私は美術大学を小学生の頃から目指していました。高校になると高い学費の予備校にも通わせてもらえていて、自分は社会の中でかなり恵まれているほうだと思っていました。
しかし、美大に入学して桁違いのお金持ちの子達に出会いました。奨学金を借りないで学費を納められる子、バイトをしないで大学の近くで生活できる子、交通費や生活費を親がもってくれる子。とにかく家がすっげーこ笑
自分は母子家庭で弟もいるため、親からお金はあまりもらわなくなり、奨学金を借りても学費がギリギリ足りないぐらいだったので、交通費と生活費をバイトで稼ぎつつ、大学に通っていました。普通かもしれませんし、珍しいかもしれません。
2時間かけて大学に通い、2時間かけて戻り、バイトに行き、帰って課題をして、少し寝てまた大学に行く生活が普通でした。課題が終わらない時はよく電車で半分寝ながら進めてました。笑
正直、人生は不平等だなあと思ってしまう時もありました。それでもきっと、自分の生活の中には、どれだけ効率的に速く課題や仕事を終わらせるかとか・どこでどう遊ぶとか(笑)・お金をどこにどのぐらい使っているかも、すごく意識したし。働いてる時の人との関わり方を学んだり・もちろん新しい出会いも多く、視野も広がったと思っています。
生活の中で、平等じゃないのはあたりまえで、どのレベルにいるから良いとかではないということ。(まあそれでもお金はあるに越したことないと今でも思いますが…笑)
自分にあたえられた時間が少なくとも、その中で、最大限の努力と工夫をすることできっと人よりも何かしら得られるということ。そもそも接している全ての人に感謝すること。これからも忘れないようにしたいです。
② 自分に収入や心の安定と自立心がなければ何も大切にできないということ
健康、お金、目標、私生活、人間関係のバランスが取れていないときは、なぜ・何に・どのくらい、いま自分は疲れ、落ち込んでいるのか客観視できなくなってしまいます。そういう時にネガティブに「このせいだ」とおもいつく要因は大体間違いでした。生活の中で起きる4,5個ある問題をただ1つのとこにぶつけて、気づいた時には大切なものを無くしてました。ただただ自分のせいです。
やっと社会人になれました。健康、お金、私生活、人間関係などそれぞれを安定させて、自立心を持ち、大切なものをうまく大切にできる人になりたいです。
③ 小さな一票が大きな支持となって返ってきてくれること。
自分は、好き勝手やりながらも、相手の立場に立って常に人と接するようにしています。これは小さい時の経験からくるもので、自分の中ではほぼほぼ無意識です。その無意識のおかげかどうかわかりませんが、人と衝突することはたぶんあまりなく、仲良くしてくれる人が多いです。感謝…。
4年目には学科内での友達も増えて、学科の代表に立ってまとめるという経験を最後の1年同学年みんなのおかげで勤めさせていただきました。
多方面から支えてもらいつつ、コース全員のフルネーム覚えられたし、それなりに話せた自信があります。わりとバイトばっかで大学にいることが少なかったので、最後の1年はほんと楽しかったですありがとう。
以上3つ、4年間で大きく得られたことでした。今後も社会人として、ステップアップして頑張りたいと思います。
<おまけ> -大学でやっておいてよかったこと-
🔳めちゃくちゃにお酒を飲む(死なない程度)
自分のお酒の限界と酔い方、ペースや酔いレベルを知ることができたのでこれはほんとによかったです笑
🔳飲食店のホールのバイト
学ぶことも多いし、単純に楽しかった(笑) たまにくるめちゃめちゃに忙しい中たくさんのオーダーを元気にミスなく取るってほんとうに大変だったけど、店員として店員の人やお客さんと接する経験はしておいてよかったと思っています。大人の人たちのお酒の場とかもたくさん見れたし(笑)
🔳友達をたくさん作る
たくさん友達できました(*゚ー゚)
美大は全方向に物を作れる人や、趣味嗜好(笑)が散らばってるから、何か作りたくて困った時や、単純に遊びたい時に連絡できる友達がたくさんできました。
以上 2017.5.28
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