見出し画像

絶対痩たい人必見!!水のみダイエット

 結婚をすれば、きっと幸せになれる。そんなことを考えている時期がボクにもありました。

春の桜が満開の下で永遠の愛を誓うドラマのワンシーンのように、理想的で、完璧な未来が待っていると信じて疑わなかった頃のことです。
ボクは、学生時代から4年間付き合った彼女と結婚。

彼女は、、、、
料理上手で私の胃袋をつかみ、たまちゃんの手料理が食べれるということはボクの人生の恒久の幸福を約束してくれる。
神様ありがとう。お父さん、お母さんありがとう。人生いろいろあったけどボクは幸せになります。

そして、今、ボクが直面している現実は・・・

 最近、たまちゃんの出してくれる料理は、冷凍食品、マックのドフライドポテト。たまにポテチ・・・
 近年、我が家の食生活は欧米化の一途をたどり、気付けば、たまちゃんに出会ったときから約10キロ重くなっていた。
 身長170センチ 体重72キロ・・・20代後半
 ま。まぁ、大人になったら皆少し太るし、
 許容範囲内だよね。普通だよね!!ボクはたまちゃんに視線を向ける。
 たまちゃんも角が取れてなんか丸くなっている・・・

これは、夢なのか?

残念ながら現実だ。
でも・・・、食生活なんてどうだっていい。
忙しい日だってあるし、嫌ならボクが作ればいいじゃないか?
妻が料理を作るなんて言うのは時代錯誤もいいとこじゃないか?
 たまちゃんボクは、料理を作ろうとしない主婦を非難するような男尊女卑のブタをこよなく憎むイケてるイクメンだから気にしないでね!!

 永遠の愛を誓ったんだ。たとえたまちゃんが丸くなって料理を外注してもぼくの愛は変わらないよ。

そんな、たまちゃんに夕食前に前に声を掛ける。

ボ「夕食どうする?たまには、たまちゃんも料理するの大変だろうし、外
  食にしようか?」
  完璧だ。これぞイクメン。
  ここでボクが作ろうかとは言えなかったけど・・・(^^;)
 
  ここで大切なことは、ボクが日々たまちゃんの日々の苦労をねぎらって
 ることを理解してもらうこと。日々のボクからの感謝の気持ちを伝えるこ
 となのだよ。

  妻の気持ちに寄り添い支える。これこそが家庭を平和にして強いては幸
 せをつかむ王道なのだ。

  ボクは、妻の喜びの笑顔と気を遣ってくれてありがとうと言う返事を受 
 ける用意をしつつ、穏やかなこころで妻からの返事を待った。


タ「ていうかさぁ、あんた最近太ったよね」
タ「あんた、出会ったときの体重になるまで食事禁止ね」
タ「あと、私の分だけマックでダブルチーズバーガーセット買ってきて」

ボ「(゚Д゚)!!!!」
ボ「今日の夕食は?さすがにお腹すくよ!!」

タ「うるさい。ブタ!!私は、痩せてる貴方と結婚したの」
タ「冷蔵庫に麦茶あるからそれを飲のめばいいじゃん!!」
タ「私は、あなたのために言っているのよ!!!!」
タ「わかったら早くマックいって夕食買ってきて」

ボ「(゚Д゚)!!!!」
確かに、ボクは太ったけど、たまちゃんの方が・・・

やめておこう。

勝ち目のない争いは悲しみしか生まない。

ボクは平和を愛する堅い軍人なんだ。

これは、何かの試練なのかもしれない。

やってみせ、言って聞かせて、させてみて、褒めてやらねば人は動かじ
                          山本 五十六
先人がなんか偉いこといってたなぁ

やってやろうじゃないか!!!!

ガン○(゚Д゚)○バル

ボクは、学生時代の体を取り戻し、妻からの愛を取り戻すべくダイエットすることを誓った。

ボクは、たまちゃんに見直してもらえる可能性に期待しつつ

やる気満々で、妻の分の夕食を買うため、

コーラとポテチをむさぼる、たまちゃんを尻目に
ボクは走ってマックに向かった。

この日から、断食(水、お茶のみ可)生活が始まるのであった。
 ※ 空気は3分、水は3日、食事は3週間食べなくても死ぬことはないらしい。by Youtube

※ 完璧な妻とは、完璧な夫を期待しない女である。      作者不明

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?