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2024年6月の記事一覧

「上流階級富久丸百貨店外商部」[2巻]を読んで

「上流階級富久丸百貨店外商部」[2巻]を読んで

[2巻]上流階級 富久丸百貨店外商部
著者:高殿 円
オーディブル版を読んで

上流階級 富久丸百貨店外商部 1巻を読み終えて、主人公の鮫島静緒や同居人である枡家のその後が気になってしまいました。

主人公の鮫島静緒が、富久丸百貨店外商部で働き始めて1年を過ぎ仕事に慣れてきたころからの物語です。ひょんなことから同僚の枡家と同居するようになったことからの展開も面白く、今まで見えていなかった登場人物の

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「上流階級 富久丸百貨店外商部」[1巻]を読んで

「上流階級 富久丸百貨店外商部」[1巻]を読んで

[1巻]上流階級 富久丸百貨店外商部
著者:高殿 円
オーディブル版を読んでの感想です。

百貨店外商部での物語。小売業の仕事をしていた経験から、百貨店の仕事とはどんなんだろうと興味を持ちました。百貨店での仕事、とくに外商員の接客販売の内容があり面白そうだと感じ読んでみました。

物語の主人公であるアラフォー女性の鮫島静緒が、神戸の老舗百貨店の外商員として奮闘する物語です。主人公と登場人物のそれぞ

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「汝、星のごとく」を読んで

「汝、星のごとく」を読んで

「汝、星のごとく」
著者:凪良ゆう
オーディブル版の感想文。

最近の本屋大賞ノミネート作品から、気になった作品の感想です。
「汝、星のごとく」は、四国の島が舞台となって物語が始まります。以前、岡山に住んでいたときに四国の同僚とよく話をする機会がありました。その時のことを思い出し懐かしくなって、読み始めました。

物語は、青埜櫂と井上暁海の十七歳から三十二歳までの物語です。二人の互いを思う気持ちの

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「黄色い家」を読んで

「黄色い家」を読んで

「黄色い家」
著者:川上未映子
オーディブル版を読んでの感想文です。

2024年本屋大賞ノミネート作品の中から選んで読んでいます。
久しぶりの長編小説を読み始めると止まらなくなりました。貧困から導かれる犯罪だけではなく、そこに至るまでのさまざまな伏線があり、引き込まれる内容となっています。物語で描かれている少女たちの会話、生活や犯罪の手法もリアリティが感じられました。

物語の展開から感じたこと

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