見出し画像

LOOVICを使うと、どう変わるか?

10月末にLOOVIC Lightを公開ダウンロードできるようにします。みなさんで遊んでみてほしいです。これがあると、『迷う』ってことは一旦置いておいて、それ以前に、街歩きを楽しむ。安全。ということがなにかを感じていただけるものになるかと思います。

全国の交通安全協会の方に、この声が届けばいいなぁ。。

予めお伝えしておきたいのですが、Google mapが悪いわけではありません。今のアプローチは考えなければならず、そろそろちゃんと人らしいUXを見直ししなければならない時期になっているのかなぁと思い、それを提唱したく、こちらにご案内しています。

私達にはGoogle mapさんと同じことはできませんので、新しいアプローチ方法であり、いずれかのタイミングでこの方法あるいはこれに近いアプローチから安全への理解や改善がされるようになれば嬉しいです。

LOOVICを使うと案内の何が変わるんだろうか?
触ったことがある人しかわからない。

やったこと。
参加者 山中家 子ども2人(中1、高3)と。
Step1,ミッション Google mapで移動する
Google mapの音声を流しながら普通にナビを利用してもらう。
Step2,ミッション 来た道を戻る。
Step3, ミッション LOOVICをつかって移動。

Google mapを使ってわかったこと。
① Google mapを使うと、帰り道を覚えていない。
② 安全確認が遅れる。
③ 子どもたちはスマホナビの教育を受けていないと、自然とスマホ地図の見ながら歩きをするものとして利用している。
④ 結果、車の飛び出しの可能性のある場所でも左右確認せずにそのまま渡ってしまう。 

LOOVICを使ってわかったこと。
① 超ローカルな情報を含めた案内ができる。
② 意外と知らない情報が耳に入る。どうでもいいかもしれないが。のんびり散歩道なら超嬉しいかも。
③ 迷わないことは当然だが、それ以前に安全を確保できているのが最も素晴らしい。
④ 景色を覚えられることが良い。意外と自宅に近い地域散策程度で使うと超楽しい。
⑤ 小ネタがあればもっといい。(←子どもたちには小ネタ不足)
⑥ 子どもたちは街をどのように見ているのか?何を目印にしているのか?を知れて親としては楽しい。
⑦ 自分の声を聴くと、超恥ずかしいらしい。でも長男⇔弟といった家族間ていどで分けて使うとそれは別に構わなそう。
⑧ 行った道をそのまま帰ってこれる機能がこのナビには存在するが、それの用途でも使えそう。

とても有名な観光地も使えるが、ここにうだうだした小旅行の小ネタが入ってくるともっと楽しいものだ。と感じた。
自らつくって誰かにシェアし、その誰かはその方についていくと新たな発見や学びになる。もちろん、面白い小ネタがあればそれはいいが、それでなくても普通のナビよりももっと楽しいものだ。

Step1,Google mapで移動する
ナビで住宅街に目的地を設定し、歩いてもらった。
ナビを設定し、スタート。(子どもたちには行き先を伝えていない)
子どもたちには、ナビの前提条件も伝えず、自然に使ってもらった。

スタートしてから『北西に進みます。』

それ、目的地の方向とぜんぜん違うんだけど。と、声をかけて、止まってもらった。別に間違ってもいいが。。どのくらいで解決できるのか見ても良かったかもしれないとも思いつつ。

最初の進み方だけ答えを教えてあげた。この前の斜めに登っていく道で、渡らないといけない。

わかったらしく、道路を渡ろうとするが、車が来ているので、ビクッとしながらも立ち止まる。(←同時作業の弊害)

ようやく進んでくれた。

それ以降は難なく進む。子どもたちだけでもGoogle mapは、一般的に難なく使える。

次にスマホ地図をチラチラ見る時間を図ってみた。直線だが。結果は後ほど。

車が飛び出してくるかもしれない道もこのとおり。スマホ地図はながら歩きをするのが、徹底的に駄目だといったようなと指導をしないかぎりは、子どもたちは自然と地図の見ながら歩きをするものである。

指示されるがままに歩くと、どっちに行っていいのかわかんなくなってしまった。クイッと方向転換。

やっぱこっちだ。

そっちでもない。また方向転換。

動物をやや怖がるうちのの子どもが猫に気づかない。右前方である。

ようやく気づいたらしい。気づいたのはこの前方のマンホールを過ぎたあたり。周りを見渡せておらず、意識はスマホ地図に夢中。


ようやくゴール。
なんと。猫のいる場所がゴールだった。
ちょっとビビっている子ども。

住宅街を歩く4分の距離。スマホを見る時間計測もできるが一概に何を指標とするかというと、自分は合っているのかどうか?という意識を持つ、チラチラ見る回数だと。すなわち合っているかどうかの不安感が課題だとわかった。住宅街を歩くと、おおよそ10歩〜30歩ごとにスマホ地図をチラチラ見ている。

Step2

今度、来た道をそのまま戻って欲しい。と伝える。
スマホ役の子どもは、道がわからなくなってしまった。ちょうどこの場所。

来るときは難なく通り過ぎたのだが。。帰り道では右に行くべきか左に行くべきか?

結局答えを出したのは、スマホ地図を見ていない方の兄のほうである。兄は視界が遮られていなかったということと、周りを見渡していたので、弟よりは覚えている。


Step3 LOOVICでの移動。
LOOVICの定義は、30-30というルールが有る。
30mごとに、30mのPOI(LOOVICでは、コエを置く)としている。その中に置く音声は、最大15秒。これ、絶妙なバランスである。

さらに、コエを置くゾーン設定に幅広の長方形も選択できる。

全く同じ道ではないが、コエを登録してみて、その場所通りに移動できるかチャレンジをした。

スタート。ドキッとすること無く、周りを見渡し、道路を渡ることができている。

自分の声がめちゃくちゃ恥ずかしいらしい。確かに自らのコエを自らで聴く。これは、慣れの問題かもしれないが、恥ずかしいのはわかる。やはり知っている誰かのために届けるのがいい?

岸根橋というらしい。よく見ている。こんな超マイナーな情報、Googlemapの音声では案内してくれなかった。

子どもたちは注意書きの看板をランドマークにした。超ローカル!

何を言わなくとも、車が来ているかどうかを確認しながら歩く長男。Google mapだったら、画面を見ながら歩く。となっていた箇所だ。

道があっていると、ポーンという音が自然と聞こえる。まるで自らを見守っているよ。という合図のようである。

子どもたちにとっては、こういったアパートがランドマークだ。岸根荘っていう。

そのまま真っすぐ行ってください。
↑めちゃ正確やんか。。

坂を降りて下さい。こんな案内はGoogle mapにはない。

子どもたちは、開けた道になると、遠くのランドマークを指定するようになった。自販機が見える。

ここから岸根公園があるほうがよく見える。

岸根公園の入り口を右に行けばゴールである。お疲れさまでした!

10月末にLOOVIC Lightが無料でダウンロードができる予定です。
ぜひみなさん、アプリを触って遊んでみて下さい。


LOOVICを使って、子どもたちと実証実験をやったよ。
https://youtu.be/ONhXdeTQpuU



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?