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Physical Navigation Services LOOVIC noteで初公開

みなさん、道に迷ったことありますか?
 
それ、解決できます。
LOOVICは、スマホを見ないで目的地に到着できる世界初のデバイス・サービスです。
 
迷う原因は、地図の認知・記憶・体内コンパスです。
 
そもそも、スマホを見ないで誰かがそばにいて導いてくれれば、こんなのもう気にしないでいいんです。LOOVICは、まさにその誰かがそばにいる感覚を再現するデバイス・サービスです。
 
いままでスマホのながら歩きって散々問題になってきましたよね?
 
もう、その議論、LOOVICなら終わりにできます。
 
我々は、このようにいままでありそうでなかった、空間の認知にフォーカスし、人々のギャップに入り、苦手をなくすテクノロジー企業です。

https://www.youtube.com/watch?v=coVxPokuK-E

助けたい人たち〜



 
▶困っている人
我々の周りには、迷うためにご自身の力だけでは自由に外出できず、困っている方々がいらっしゃいます。
 
 
『視空間認知障害』
 
 
初めて聞く名前かもしれません。見た目も話し言葉も至って自然な方々なので、周りからは気づかれにくい方々です。
 
よく、視覚障害の方々に向けたサービスもクローズアップされますが、視空間認知障害は少し悩みが異なります。
具体的には視空間認知障害はだれよりも道に迷うため、道に迷うことによる悩みがあるのです。

悩み


 
視空間認知障害の方は、目も見え、耳も聞こえています。広く知られている人たちでいうと、認知症でお困りの方々。このような方々も同じ悩みを持つ方々です。
 
我々は、このように、迷うという困りごとを抱えながらも外出する意欲が高く、社会で自由に暮らしたい。という願いを持つ方々に向けてテクノロジーによる支援を届けようとしています。
 
特に発達障害、高次脳機能障害、軽度認知症の方々にこのような悩みを持つ方々が多く存在します。その人口は、およそ550万人の方がいらっしゃいます。
 
ご高齢の方々も歳を取るにつれて、認知症ではなくても、一部の物忘れにより思い出すのに時間がかかることもあります。
 
このような方々は、自由に行動し、社会で活躍できる場所を探しています。当事者の周りの方々からすると、私たちの生活と同じように過ごしてほしい。と願う気持ちにもなります。


取り組み


 
当チームは、道に迷う人たちの、迷うを徹底的に研究し、最適な支援を考えてきました。
 
このような方々は普段、ご自身で外出もなさいますが、周りの人たちの支援、あるいはガイドヘルプサービスを利用しなくては道の記憶の無い場所への移動に苦手さを感じています。
 
我々チームは、人による支援に加え、テクノロジーによるDX化を行い、解決していきます。

 
私たちの周りで、迷う属性をわけると、以下の3つの分類にされます。
1)迷うことはあるが、特に苦労もなく、意識もしていない。
2)よく迷う。自分は方向音痴な方だと自覚している。
3)迷う以前に、知らない場所へ自分一人で外出できない。
 
この1)〜3)の差は何かというと、空間認知能力です。
決して恥ずかしいことではありません。なぜなら、誰しもが迷うものです。人間って完璧じゃないのですから。
 
1)2)の方々は、スマホの地図があれば解決できるでしょう。
しかし3)の方にはそれなりに適した支援が必要です。
 
当チームが解決しようとしている、一番最初に開始していく解決の取り組みは、この3)です。
 
ここで気づいていただきたいのですが、この3)の人たちを助けるアプローチは、私たち人間誰しも完璧じゃない迷うの解決法と共通できるのです。
 
同じ空間認知の課題なので、仮に3)で解決ができれば、実は1)2)の方々の悩みの解決も同時に解決できるのです。

人間誰しも完璧じゃない


 
迷いは、誰しも経験したことがある解決したいことなのです。でも、なぜ、移動の苦手さを感じているひとから助けていくのでしょうか? 
 
悩みとして強い方々から解決しなければ、本当の解決しなければならない。という真の意義に進まないからです。それがなければ、とても苦痛である。それがなければ、生活できない、それがなければ、社会に出られない。社会イノベーションの手法ですが、LOOVICはこれを徹底しています。さらには、当事者をずっと見てきたペルソナが本人である、なんとかして助けたいという心理があるからこそ、このイノベーションに自分ごと化し、取り組みができるのです。 
 
そのため、もっとも悩みの強い方から解決することに取り組んでいます。一見、当事業にご期待いただく皆様には遠回りに感じるかもしれませんが、私たちはこれを徹底し、周りの迷うすべてを解決できるDXに繋げていきます。

なぜやるのか?〜LOOVIC開発のきっかけ〜



▶目指すこと
LOOVICは、迷いを解決する社会づくりを行っています。そして、誰もが苦手無く、生活を送ることができ、誰もが輝ける社会を目指します。
 
LOOVICは、テクノロジーがちょっと得意です。このテクノロジーで社会を変えていきます。
 
これにより、誰よりも道に迷いやすい人が、たった一人の力で社会へ自由に出ていけるようにと願い、取り組んでいます。
 
スマホの地図って不便だなぁと感じたことはありませんか?
その理由は、地図の認知、記憶、体内コンパスなどです。スマホの地図はとても便利です。
 
外出に不便さを感じない多くの方なら、数回歩けばおぼろげに道は記憶することができ、自由に外出ができるでしょう。きっとそういう方ならスマホの地図も使いこなせる方々が多くいらっしゃるのではないでしょうか?
 
こんなとき、だれかが近くで正しい道を案内してくれたら、迷うこともないでしょう。
 
みなさんがお子さんのとき、何もわからないままご両親に導かれた記憶。LOOVICはそんな技術の開発をしています。

〜LOOVIC開発のきっかけ〜


  
▶なぜ、このような開発に取り組んでいるのか?
 
代表の私の山中の長男(16歳)が誰よりも迷いやすい当事者であり、迷う悩みに16年間ずっとこの課題向き合ってきました。
 
子供のうちなら支援されやすいですが、これから成長するにつれて、移動範囲はもっと広がります。しかし、社会人になろうとすると彼の前に、自立という大きな壁が立ちはだかります。
今まで様々な困難を超えてきたが、これからもっと厳しい社会に面しなければならない。誰かに支援をしてもらわなければ、自由に外出ができない。
 
従来ガイドヘルプサービスなども存在するが、人との相性の課題、費用の課題もある。さらには、一生ひとに頼り続けなければならないといったことが、彼らの自立心の芽を奪いかねない。
 
実際、ガイドヘルプサービス業界は、慢性的な人手不足。
コロナ禍ということもあり、この支援を担い手であったご高齢のボランティアスタッフの方々は次々と離脱。一層この業界の人の手は足りなくなっている。
 
買い物には同行をしてもらえても、就業時、会社へ出社するために使うといったようなことは、行政からの支援は得られない。
 
すなわち、彼らは自由に社会に進出していくことが難しいということである。
 
1ヶ月前の事前予約も必要だと。好きなタイミングで外出ができるとは限らず、彼らの自由な生活ができるわけではない。
 
彼らが自由に外出しやすくなる社会ができないだろうか?
 

  
この課題を解決できる技術ができれば、同じように悩む人達だけでなく、一般生活の我々の生きる社会での課題も解決できるのではないか?と考えたことから取り組んでいます。
 
発達障害を抱える方によくこういう迷いが生じます。

▶悩みの実態
 
彼は誰よりも迷いやすさが出ます。一般の方ならば、二から三回歩けば道をおぼろげに記憶はできるものですが、彼の場合は、一年間くらい同じ場所を歩き続けて、ようやく道を覚えられます。しかしそれでも忘れやすいです。
 
すなわち、このままでは社会に出ていく上での課題を抱えてしまいます。
 
▶症状の実態
 
空間上の配置をうまく認識できず、この空間の記憶などに苦手があります。
 
スマホの地図は、一般の方以上に周りの配慮が苦手な彼にとっては苦難を強いられてしまいます。
 
何かに集中すると周りが見えなくなる彼の場合は、スマホの地図を使うと、一般の方以上にヒヤリハットの多い生活を送ってしまうことになります。すなわち、大切なことに注意を振り向けておくことも、同時作業自体も苦手です。地図の認識も記憶も得意ではありませんが、誰よりも景色に意識を集中して歩かねばならない人なのです。
 
こういったことから、自らの力で様々な新しい場所への移動に苦手があり、行動範囲が制限されているため、新しい場所へ行くには常に誰か支援者がついていく必要があります。
 
私は彼あるいは同様な悩みを持つ方々に、自らの力で社会に出ていく喜びを持ってもらえるようになってほしい。そう考えたことから、この開発に着手しています。
 
 
目指すこと
 
私は、誰もが迷わない社会を実現したいと考えています。この解決で、少しずつ社会で生活する苦手さをテクノロジーで解決していきたいのです。
 
迷いは、人それぞれグラデーションがあります。
自分は地図が苦手な方だ。と、そう思っていらっしゃる方も周りにたくさんいらっしゃるでしょう。

FAQ


 
1)ガイドヘルプサービスを使えばいいのでは?
 
はい、ガイドヘルプサービスを使ってよいのですが、多くの自治体は、財源の兼ね合いや、人手不足の理由などで、通勤・通学などでの利用が認められていません。一部は利用が可能ですが、マッチングの煩雑さは解決できていません。
 
 
2)なぜ、ガイドヘルプサービスから解決していくの?
 
無人の移動支援は、無人で終わらないと考えているからです。究極的に無人となればいいですが、人の支援はなくなりません。すなわち、人とテクノロジーは両方があるから、安心できる、デバイス・サービスが実現するのです。ガイドヘルプサービスとテクノロジー、私たちはこの両面で解決していくことを考えています。
 
 
3)なぜデバイスを作るの?
 
自立をしてほしいからです。
彼らにとって、支援慣れは社会に出ていく課題の解決にならないのです。たった一人で意思決定し、社会に出ていく人たちの支援をしたいです。そうはいっても、全てデバイスで解決できるわけではありません。当然人の力も必要です。様々な方々とも連携しながら自立していける社会に向けて推し進めていきたいのです
 
 
4)デバイスはすべての人が使えるの?
 
はい、全ての人たちに使っていただけます。
しかし、全てがたった一人の力で移動ができるかといえば、そうではありません。人の力で支援が必要な領域もあり、協力しながら支え合う社会が必要です。
 
 
5)視覚障害と何が違うの?
 
視覚障害は、目が見えないことによる悩みです。多くのソリューションは、目が見えないため目が見えないことで発生する悩みを解決する取り組みをされておられます。多くのケースは事故に遭う危険性を防ぐための解決ソリューションが中心です。
どちらかというと、多くの方は空間の認知能力が高い傾向にあります。
 
一方で、視空間認知障害は、空間の認知能力が高くない一方で、目が見えています。耳も聞こえています。そのため、目が見えているのですが迷うのです。迷うために迷うことを解決するソリューションが求められます。
 
一緒に歩くガイドヘルプ支援者も、目が見える方へのサポートのために、歩く方向をサポートしています。それと同様にデバイスは迷うを解決するために歩く方向をサポートします。
 
6)ARのグラスでいいんじゃないの?
 
いまだにながら歩きが解決できていないのです。静止しているときはよいですが、常に景色に意識を集中して歩かねばなりません。
 
 
7)なんでスマホのナビじゃ駄目なの?
 
使える人はスマホのナビで十分です。私たちは、これが無くてはならない人たちの支援をしています。でも、私たちチームは、スマホのナビで解決できない方の支援をしています。
 
このように困る方々もスマホのナビを使えるかたも当然いらっしゃいます。
LOOVICは、スマホのナビを使いこなせない方向けのデバイス・サービスです。
 
たとえ、使えると当事者は考えていても、当事者の視点・周りから本人を見ている視点など総合的に当事者を見ている立場の介入がとても重要なのですが、様々な理由で使えないのです。
 
理由は人それぞれですが、下記が例となります。
・右・左の音声ではすぐに理解できない。
・地図画面と、実空間の一致をさせるのが難しく、地図の方向に身体を向けるのが難しい。
・一般の方々以上にスマホに集中しすぎてしまい、周りが見えなくなってしまう。など。。
 

8)忘れない景色の空間記録のDXって何?
 
視空間認知障害を抱える方々は、道を忘れやすいのです。忘れやすい人を忘れにくくするための、あるいは忘れてしまった場合に支援するコンテンツとなります。詳細は製品発表時に公開します。
 
 
その他
9)一般の方々が使えるようになるには?
 
本事業は世界初の取り組み、世界初のデバイスシステムです。しかし、製品発表前にやらねばならないことがあります。

少し遠回りかもしれませんが、一つずつ本当に悩みを抱える方々の解決から始めなければなりません。
 
 
9)私たちの生活は、このデバイスでどう変わるの?

【LOOVICの将来的な活用用途】

 
例1)営業先にて
迷うというと、誰しもに共通する悩みです。私は仕事柄移動することが多い生活を送っています。初めての場所ではどうしても迷ってしまうものです。 クライアントに訪問したとき、遅れて汗だくで到着した。こんな経験があるの、私だけでしょうか?そんなことは無いでしょう。
 
例2)旅行にて
 旅行するときには、手が塞がっていていることも多く、手放しで歩けるようになると、もっと景色を楽しめる。そのように想像した人は少なくないでしょう。こんなとき、雨が降ってきたから傘をささねば。と考えたら、どこで地図を見る手が空くのでしょうか? 海外ではスマホを持つと盗難の危険もあります。
 
例3)災害にて
初めての場所での災害はパニックです。土地勘もないですし、どうしたら良いのかとっさに思いつく選択肢も少ないでしょう。にこのようなデバイスが、人々を安心させ、速やかに避難誘導してくれれば、きっと私たちも安心して移動ができるでしょう。
 
例4)山登りにて
スマホのながら歩きはとても危険です。 足元の悪い中、地図と合わせてチェックせねばならない。スマホのながら歩きはできない。後ろに渋滞ができる。足元は危険だらけ。下山時となれば、暗くなる。焦る。早く下山しなければ。スマホを見ている余裕もない。体内コンパスは狂いまくり。どうしますか?


私たちは世界初のチャレンジを行っています。
 
このように、視空間認知障害の方々の課題を解決するデバイスは世の中に存在していませんでした。私たちは世界で初、従来解決ができなかった方々の課題を解決する取り組みを行っています。

視覚障害はだいたい想像つきますが、視空間認知障害って初めて。という声も多く聞こえてきます。でもこの視空間認知障害は我々の空間認知の能力のグラデーションでしか無いのです。誰しもが悩む悩みなのです。


最初に、移動に対してバリアフリーの課題層を抱える方(発達障害、高次脳機能障害、軽度認知症)およそ国内で550万人の方々に向けての開発に取り組みます。グローバルには、5,000万人が予測されますが、まずは国内から事業のベースをしっかりと育てることに専念します。
 
この課題を解決するのと並行し、方向音痴などで悩む一般の方々の課題解決のPoCを開始します。この事業にはビジネス課題層〜エンタメなどのたくさんのニーズを頂戴していますが、
特に、高齢者の方々の迷う課題は、観光領域などにニーズがあることがわかっています。
 
このような人々が移動をするには、それなりのモチベーションを引き出すコンテンツが必要となり、それがメタバース上で形成されるものであり、AR業界でもたくさん開発されています。
 
社会課題を解決しながら事業化に取り組むスタートアップとして、これまでなかなか取り組みが進んでいなかった領域に対して、人に優しいテクノロジーをコンセプトに事業を広げてまいります。
 
この視点で移動で困る方々を助けられる技術になることを願っています。どうぞ温かいご支援をよろしくお願いいたします。


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