HoOcH(フーチ)

2ストエンジンを愛する旧車修理大好きマン+下道ツーリングライダー。愛車は富士ラビットS…

HoOcH(フーチ)

2ストエンジンを愛する旧車修理大好きマン+下道ツーリングライダー。愛車は富士ラビットS301(サンマル子&サンマル江)、ヤマハYB125-A7(ナナ美)、ヤマハYB-1(わび子)。九州在住。元絵描き。  全ての記事テキスト・オリジナル画像の無断転載及び素材としての使用を禁じます。

最近の記事

バラバラの残骸から組み上げたラビットと旅して10000km。

2023年3月3日。 異なるモデル・グレードからなる4台のラビットS301のパーツが混ざり合ったサビサビバラバラの残骸が、S301A(初期型)のフレームを核にS301BH4(最終型)のメカニズムを纏い愛娘・サンマル子として蘇り、下道ツーリングを始めました。 それから1年ちょい。遂に復活後の走行距離が10000kmを突破しました。 今や当たり前のように阿蘇・九重・由布院の険しい山並みを走り回り、笑いと癒し溢れる愉快な旅を満喫しまくっているサンマル子ですが… やはり当たり前のよ

    • ラビットで阿蘇・内牧温泉の立ち寄り湯めぐり。

      天候や気温の急変でわけのわからない感じになっていた2023年度の冬が終わったものの、お天気の気まぐれっぷりはそのまま春を迎えてしまいました。   それでもキンモクセイや桜はきちんと例年通りのタイミングで開花してくれて、やっぱり植物は偉大だな!と驚きつつ… 筆者とラビットS301(サンマル子)も、変わらずポンポンと旅してます。 この前ピストンリング折れて緊急で新品交換+腰上OHしましたが… ラビットで九州のあちこちをゆったり巡ってると、やはり外せない要素があります。   それ

      • 新たな家族。ラビットS301Aがやってきた!

        2024年3月8日の夜。 ラビットS301としては3台目、公道走行前提の個体としては2台目の「サンマル」が相変わらず狭い我が家にやってきました。 実は既にサンマル子とは別にS301B(3速MT)のジャンク個体(愛称:サンマル美)を入手してはいたのですが、大きく破損していた外装のみならず過去のトラブル起因かクランクが大きく歪みクラッチも痛んでおり… サンマル子の改修、わび子(YB-1)のエンジンチューン、ナナ美(YB125-A7)の再起動・スクランブラー化…と作業がてんこ盛り

        • バイクと共に旅して絵を描いたイーゼルが帰ってきて、なぜかSNSでバズった話。

          筆者が「ラビットと一緒に旅しよう!」と決意し20年振りにリターンライダーしたのが2022年6月27日、新たな愛車・ラビットS301(サンマル子)がバラバラ状態から復活して旅を始めたのが2023年3月3日。 早いもので、ラビット旅を始めて1年が経とうとしています。 まだ1年ともいいますが。 (但し、6月〜11月の間は修理のため我が家で入院…)   しかし実は、今までほぼ秘密の状態で進めてきた「もうひとつのリターン」がありました。   それは学生時代やっていた「バイクと共に旅し

        バラバラの残骸から組み上げたラビットと旅して10000km。

          ヤマハYA-6〜125A7〜YB125Eの歴史。

          ヤマハ初のバイク・YA-1直系の末裔であり、高性能ゆえ1960年代においてモトクロッサーのベース車としても人気だった2ストローク125cc単気筒バイク「ヤーロク」ことYA-6は、今でも知る人ぞ知る隠れた傑作車としてひっそりと愛されており、ヴィンテージモトクロッサーのベース車としても健在です。 更に…そのタフさゆえ実用車にクラスチェンジした「ヤーナナ」こと125A7、更なる本格的ビジネスバイクとして改良を受けたYB125Eも併せ、本項ではこれら「YA-6一族」の歴史と魅力につい

          ヤマハYA-6〜125A7〜YB125Eの歴史。

          2024年、バイクはどうなる?

          新年あけましておめでとうございます。 2024年は元旦早々に能登半島地震が発生し、翌2日には羽田空港で旅客機と海上保安庁機が衝突事故を起こし、更に3日には秋葉原駅で連続殺人未遂事件が起こり、非常に悲しい幕開けとなってしまいました。 震災・火災・事件で被害に遭われた方々のご無事とご快復、一刻も早い復興を心よりお祈り申し上げます。   そんな2024年ですが、バイク界ではいよいよ電動化の波が市販モーターサイクルにまで本格的に押し寄せつつあります。一方国内では、法改正により「原付」

          2024年、バイクはどうなる?

          いろいろあった2023年を振り返る。

          コロナ禍がようやく一段落したもの、相変わらずざわついた一年となった2023年。 しかし、筆者にとっては2022年の「リターンライダー元年」に続き「ツーリング元年」といえる、色々ありましたが賑やかで楽しい一年でした。 名コンビ、わび子とサンマル子。そんな2023年最大のトピックスといえば、何と言っても最高の愛車であるラビットS301(サンマル子)がバラバラの状態から見事復活を遂げ、「ラビットで旅する」という夢を叶えてくれた事に他なりません。 2023年を迎えたばかりの頃はま

          いろいろあった2023年を振り返る。

          第3回コドナラリー後夜祭ではっちゃけて、ラリーという新たなるフィールドへ。

          2023年12月9日(土曜)、熊本県人吉にてコドナカフェさん主催のコマ図ラリーイベント「第3回コドナラリー(通称コドコマ)」が開催されました。   リターンライダー後の楽しみのひとつとして「ゆるめのラリー参戦」を念頭に置いている筆者としては…参戦する車輌がなくともラリーの雰囲気や車輌の改造箇所・装備を現地で学ぶには絶好の機会です。 …というのもありますが、当日の後夜祭ではコドナさんが美味しい肉やビールをたんまり振る舞ってくれるとの事!食べ物が絡むと途端に航続距離が伸びる筆者

          第3回コドナラリー後夜祭ではっちゃけて、ラリーという新たなるフィールドへ。

          ラビット、ようやく復活。

          2023年6月5日、南阿蘇ツーリングの帰りに愛車・ラビットS301(サンマル子)のエンジンが壊れてしまいました。 お迎えした時から元気よく動いていたエンジンで、しかもトルコン式AT機構の不具合やATフルード液漏れもなかったので「壊れてもないエンジンを分解する必要はない」という考えでそのまま走らせていたのですが、筆者にとって初のラビットでもあったのでまだまだ経験値不足という事もあり…こういう不測の事態を迎える覚悟はできていました。   そもそも、旧車で阿蘇や由布岳の山並みをガン

          ラビット、ようやく復活。

          蘇るかもしれないチョイノリと、蘇るチョイノリ。

          最終更新:2023.11.16   2023年10月28日、コロナ禍で中止に追い込まれていた「東京モーターショー」が装いも新たに「ジャパンモビリティショー」と改称して再開されます。 昔は筆者も東京まで行って東京モーターショーを楽しく見てワクワクしていた一人だったのですが…近年はコンセプトカーというより「市販車と参考出品車の見本市」然としており、雑誌やwebニュースで展示車両の情報を見るに留まっていました。   しかし、今回スズキが投入する参考出品車の一台の話題がSNS上に流

          蘇るかもしれないチョイノリと、蘇るチョイノリ。

          わび子、またも事故。

          2023年9月29日15時55分頃、わび子で別府へ行った帰りに福岡県・原鶴温泉そばの交差点で社用車の軽1BOX車と出会い頭に衝突、事故を起こしてしまいました。 状況の概要は以下です。 今回の事故は信号機がなく狭いながらも混雑気味の河川堤防道路から橋に曲がる交差点上で起こりました。 状況としては、筆者が橋の方向に右折するため減速して進んでいると相手側の軽1BOXが横断歩道上に完全に停車していたので、そのままゆっくり右折していると軽1BOXが目の前で突如発進し、回避不能となり

          わび子、またも事故。

          自分でエンジン直したYB-1と10000km。

          時間が経つのはなんとも早いもので、2022年5月に不動車のYB-1(わび子)をお迎えしてからもうすぐ一年半、エンジン換装+腰上OH+軽い改造を施してからは既に10000km以上を走っていました。   当記事では、筆者の相棒にしてもうひとつの愛車・ラビットS301(サンマル子)の相棒でもあり、日々プンプン元気に走っているわび子から得た幾つかの気付きないし学びについて触れていきます。 1:非力なYB-1でも充分に旅を楽しめるサンマル子とコンビ運用する前提でお迎えしたわび子ですが

          自分でエンジン直したYB-1と10000km。

          ブリヂストン BSモーター31/41/41スーパー(Bridgestone BS Motor)の概要と区別について。

          ちょっと前にパーツ屋さんにて、1950年代の自転車搭載用エンジン「ブリヂストンBSモーター41スーパー(以下BS41スーパー)」のジャンクと偶然出会ってしまい、勉強がてらお迎えして修理を進めているのですが…web上の同車種及びシリーズの情報がかなり錯綜していますので、本項で軽くまとめておきます。 < 関連記事 > 1:BSモーターシリーズの概要第二次大戦後の1949年に親会社のブリヂストン(当時は日本ゴム株式会社)から分離独立した「ブリヂストン自転車株式会社」が自転車の

          ブリヂストン BSモーター31/41/41スーパー(Bridgestone BS Motor)の概要と区別について。

          ブリヂストンBS41スーパー修理戦記①〜火事で丸焼け!甦れ、バタバタの焼死体!

          最終更新:2023.08.30   2023年春の晴れた休日。 筆者は愛車・サンマル子(ラビットS301)に乗って、よく行くパーツ屋さんに面白いジャンクバイクやパーツが入荷していないか…いわゆる「巡回」のため足を運びました。   傍目にはゴミの山かもしれませんが、バイク好きには宝の山です。 店長さんと旧車談義で盛り上がりつつ、店内外をぶらついてると… 火事で丸焼けになったカブと「自転車」が並んでいたのですが… 自転車の方をよく見ると エンジンと燃料タンクがへばり付いていま

          ブリヂストンBS41スーパー修理戦記①〜火事で丸焼け!甦れ、バタバタの焼死体!

          「大分・阿蘇 だいぶあそべるスタンプラリー」に挑戦!【完結編:後編】ラリー完走!夢を叶え力尽きたラビット、復活への帰還

          <前回のあらすじ> 「だいぶあそべるスタンプラリー」完走のため、2泊3日の南阿蘇ツーリングに旅立った筆者と愛車・サンマル子。 次々と襲い来る強烈な飯テロを乗り越え、遂に黒柴コーヒーで報酬シールコンプを達成、ラリー完走!加えて、ずっと叶えたい夢であったラビットによる南阿蘇のんびり旅も実現…   全てが順調であった。 そう、ここまでは。 2023年6月4日、ツーリング2日目の朝。 リトルアジアで気持ちよく目覚めた筆者は、宿の管理のおじさん(バイク弄り大好き)のご厚意により、駐輪

          「大分・阿蘇 だいぶあそべるスタンプラリー」に挑戦!【完結編:後編】ラリー完走!夢を叶え力尽きたラビット、復活への帰還

          「大分・阿蘇 だいぶあそべるスタンプラリー」に挑戦!【完結編:前編】いつのまにか、南阿蘇が大好きになっていた。

          <前回のあらすじ> リターンライダー後初の大分〜阿蘇を跨ぐお泊まりツーリングを成功させ、スタンプラリー完走という目標への到達も間近となりつつあった。   手応えを感じた筆者とサンマル子(ラビットS301)は、更なる楽しさと冒険を求めて新たなツーリングに挑む! スタンプラリーを完走すべく、今回も再び阿蘇への旅です。 前回「ツーリングの旅程に宿泊を挟む」事で得られる行動時間の余裕の大きさを再認識した筆者は   「2泊3日の旅にしたらどれだけ自由に遊べるんだろう?」 と考え…いき

          「大分・阿蘇 だいぶあそべるスタンプラリー」に挑戦!【完結編:前編】いつのまにか、南阿蘇が大好きになっていた。