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事業再生

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事業再生に関する話題をまとめています。私が事業再生19年のキャリアで現場から学んだノウハウです。
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#資金繰り

鳥倉再生事務所 2021年仕事集 新たな方向性を求めて

鳥倉再生事務所 2021年仕事集 新たな方向性を求めて

事業再生って結局、何をしているんだろう?
そんな素朴な疑問を頂く事があります。

そのため毎年1年の仕事を振り返って、
守秘義務に配慮しながらも、
仕事の概略をお届けするようにしています。

難問解決が鳥倉の仕事です。

ビジネスにおいてご自身では解決できない問題が生じた場合は、
鳥倉へご相談下さい。

必要に応じて他の仕業と連携致しますので、
ワンストップで問題解決のご支援ができます。

法令に

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会社にお金がなくなったときに気をつけたい3つのこと

会社にお金がなくなったときに気をつけたい3つのこと

2021年上半期の倒産件数は過去最低水準との事で、「よそ様の会社はそんなに頑張っているのか?」と焦った社長も多いと思います。しかしながら下半期に入り、9月10月11月と月別では過去最多の倒産件数となり12月も勢いを増しています。国の様々な支援策を使い果たした社長も増えています。

「去年はコロナ融資が借りられたが、今年の伴走型支援融資は借りられない。」「1回、2回目は借りられたが、3回目は借りられ

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会社に残された現預金があとわずか

会社に残された現預金があとわずか

誰に相談したら良い?資金繰り表は自分で作るしかない。資金繰りの悩みは中小企業経営と切っても切れません。また、資金繰りの悩みは相談相手がいません。相談相手のいない悩みは問題を深刻化します。

迂闊に相談すると大変です。

従業員 
→ うちの会社は潰れるのではないかと噂が飛び交い与信不安、離職者も。

税理士 
→ そこは社長が何とかしてくれないと、一般論。

銀行
→ 赤字補填資金は融資できません

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経営者のリアル

経営者のリアル

1.経営者と従業員の絶望的な差異

それは経営のリアルさがわかるかどうかです。リアルとは?なにか。それは資金繰りにヒリつく感覚を真に味わあったことがあるかです。

自分の会社を失うだけでなく、自分の生活の基盤を失う絶望感を感じるか?
かといっても過言ではありません。

経営側の
取締役になればわかるか?
家業を継げばわかるか?
いえ、わかりません。

連帯保証人となり、すべてを失いかねないリアルを

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事業再生における最も大切な経営の三要素とは

事業再生における最も大切な経営の三要素とは

1.経営の三要素を事業再生で考える

経営の三要素が「ヒト・モノ・カネ」だとします。どれがもっとも大事かという議論は様々にする事ができますが、事業再生の観点から言うと、間違いなく「カネ」が最重要です。

事業再生におけるカネとはすなわち時間を意味します。事業再生に取り組む会社は、「残された時間が少ない」ということを自覚する必要があります。

2.事業再生における「カネがない」のレベル

事業再生に

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