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ADHDとASD、併発のいい場合、苦労しそうな場合 ストラテラ684日目

基本的に発達障害と診断される人は大抵の場合ADHDとASDが併発していると考えている。

うまく表現できないが、ASD特性は気質のより深いところにあるもので、ADHDはそれよりも表面的なところにあるような感覚がある。

ASD特性とADHD特性の存在する場所が違うので、併発してて当然という感触があるのだが、どうなんだろうか?

ま、その話は脇において併発タイプのいい例と苦労しそうな例を考えてみたい。

まずはいい例。
ASDの真面目で拘りが強い傾向を、ADHDの閃きが突破するタイプ。真面目と閃きが合わさると素晴らしい力を発揮する。
他には、ADHDの不注意をASDの真面目さがカバーするタイプ、さらにASDのルーチンを粛々と行う集中力が合わさるとかなり仕事するのには適しているタイプだ(こういう方が仕事で躓くのはコミュニケーションだったりする)
もちろん、こういう例の方が楽に仕事をしているわけではなく、それこそ皆さん一緒で悲壮な努力の上に成り立ってはいるのだが、ビジネスにフィットしやすいと思われる。

次に苦労しそうな例。
一番厳しいのは、ASDの真面目さとADHDの先延ばし癖が合体した場合。仕事がぜんぜん進められないのに真面目な自分が自分を責めるという無限地獄が発生する。そしてこのタイプは少なくない気がする。
他に厳しいのは、ASDの強いこだわりとADHDの衝動性が合わさっている場合。特にその拘りが独自のもので理解が得られない場合は、簡単に孤立してしまうし、本人の焦燥感みたいなものが募ってしまう場合があり、とても大変だと思われる。

発達障害が千差万別なのは、こういった特性の混じり方が違うからなんだろうなと思います。
診断名より個人の特性に着目することが本当に大切。

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