見出し画像

完璧主義が悪いわけではない。今の自分が認められないことが問題。 ストラテラ服用日記946日目

ASD特性ともいわれる完璧主義。0-100思考とか、白黒思考とかもいわれる。
それについて、ちょっと考えてみたいと思います。

完璧主義の一つの要素として、常に100点を目指すというのがあります。ともすれば100点以外は全部ダメで、価値がないと思ってしまう方もいるかもしれません(なので0-100思考とも言われる)。

ここで考えるのが、100点を目指すことはいけないのか?ということです。
これだけ見ると、全然悪いことでは無いんですよね。
むしろ良いこと。常に向上心を持つのはとても大切です(ご自身の無理のない範囲で)。
どんな時でも良くなる可能性は厳然としてあるし、それを諦めてはいけないと思います(休みも必要な時はあります)。

問題になるのは、100点以外は全部ダメと思っているところと、目指す100点がはるか高いところにあったりする場合があること。つまり完璧を目指してしまうところ。

人間に完璧って無いと思うのですが、何故か完全無欠、完璧無比を目指してしまう。こうなるときつい。辿り着けない場所を目指すのは常にできない自分を責め続けて、自分で自分の自己肯定感を下げてしまう負のスパイラルに入ってしまいます。

なので、具体的に実現可能なところを目標にする余裕も必要だと思います。

で、100点以外は全部ダメという思考の問題。
ここの認知をどう変えられるか?
完璧思考でダメだと思うのは、この部分が大きいです。例えば、自分が20点なら、21点、22点になっていくのを喜びながら積み重ねていけば良いのに、いきなり100点を目指してしまう。

出来る人やセンスのいい人でもいきなり100点は取れない。なのに、まだまだ経験が足りないのに100点を取ろうとして、取れなくて凹んでしまう。

100点取れなくて当たり前なんですよね。
まずは自分の実力の程度を知るためにやる。やってみて、自分のレベルが分かったら、どう伸ばせばいいか、どう努力すれば良いのかを考える。そしてそれを実行して成長していく自分を感じて、自分を褒める。

そういう過程が重要で、0-100思考で100点以外はダメという思考だと、その努力をする気持ちごとなくなってしまう。

そうならないように、100点で無い自分を受容して、成長を実感していければいいのかなと思います。

完璧思考の方は、頭の隅に入れてみてください。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?