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診断名ではなく、具体的に困っていることを伝える ストラテラ服用日記850日目

他人に自分の発達障害を伝えるときに、つい診断名を伝えたくなるんですがそれはどちらかというと悪手になる場合が多いです。

ベターな方法は、具体的な症状を伝えること。

例えば聴覚情報処理障害(APD)の場合など。

同僚の方に「私、APDなので聞き取れないんです」といっても通じない。それより、「私、聞き取りが悪くて」と普段から聞き取り能力が劣るということを伝えておいたほうが通じやすい。

「私、APDなので」と伝えると、診断名があるから配慮されて当然だ!というニュアンスで伝わってしまう。本人にそのつもりがなくても受け取った相手はそのように受け取る。
「聞き取りが悪くて」と伝えると、通常相手は、「ああそうなんだ。じゃあ聞き取りやすく話してあげよう」というような思考になる。

この差がすごく大きくて、こういう差を感じていないと周囲と自分とのギャップが生まれてくる。(こういうギャップを感じられるとメタ認知につながる)

自分の診断名はなるべく出さない。具体的に困っていることを伝えることを意識するだけでも、伝わりやすいし相手はすんなり受け入れてくれる。

ちなみにこれは、仕事上の困りごとには特に意識するといい。プライベートで話しても、わたしもあるよ〜という定型句が返ってくる危険が高い。(その場合は、頻度と困り感がぜんぜん違うということを説明するようにしている)

自分の困りごとを配慮してもらうためにぜひ意識してみてください。

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