コーチングを学んでみた

今年の3月の試験で国家資格キャリアコンサルタント(※)を取得後、人材会社のキャリアアドバイザーとしての面談もなんだかマンネリしてきたことから、前から興味を持っていたコーチングを学んでみた。
※以下キャリアコンサルタント表記

この記事では私が感じた、コーチングとキャリアコンサルタントの学習プロセスの違いについて書いてみる。

※なお、私のコーチング経験としては4か月有料での専任コーチをつけセッションを受けた経験と、過去今回コーチングを学んでいるCTI以外で2日間の講習受講、CTIの基礎コース2日目修了のレベル感です。

国家資格キャリアコンサルタントを取得後、コーチングに興味を持っている方。またその逆でコーチングを学び国家資格キャリアコンサルタントを取得しようとしていて、入口の違いを知りたい方にご参考になるかと思います。

この記事でわかること
1,キャリアコンサルタントとコーチングの学び入り方の違い
2,個人的に感じたキャリアコンサルタントとコーチングの共通点と違い
※キャリアコンサルタント資格はGCDF-Japanキャリアカウンセラー(キャリ協)で学びました。コーチングはCTIジャパンで現在学習中。

1,キャリアコンサルタントとコーチングの学び入り方の違い

・キャリアコンサルタント
基本的に傾聴の立場で臨んでいく。最初の講義ではクライアントに質問をすることを禁じられる。クライアントが話したことについて「何がなんだ(どうだ)」というキャリアコンサルタントが聞いてわかったことを返していくだけで、カウンセリングを行うスキルを実装される。
生徒の反応:話し方を制限されるストレスを強く感じる。

・コーチング
基本的に特に制限の様なものはない。守秘義務があるので詳細はお伝えできないが、コーチとしての傾聴の基本姿勢(あり方)だけ定義され基本的にクライアントに対してどう言葉を投げかけるかのルールのようなものはない。
生徒の反応:基本の傾聴姿勢が概念に近いことのみの提示なので、自分がその概念を抑えながら傾聴できているかの定義づけに戸惑いを感じる。

2,個人的に感じたキャリアコンサルタントとコーチングの共通点と違い

共通点
・答えはない
・両方とも他者基点の傾聴を大事にする姿勢は一緒
・キャリアコンサルティングとコーチングの時間はクライアントの為の時間

初学者の方は、方法論を学べば効率的に一定の質のキャリアコンサルティング、コーチングがすぐできる様になると思う方も多く、初めひどく混乱される。結局は場数を踏みながら、質の高いコミュニケーションスキルを得るしかない。近道はない。

相違点
・キャリアコンサルティングの方が会話の展開プロセスが型化されている。
・コーチングの方がより顧客に対して対等感を感じる。積極的にセッションに対する進め方の意見を求める傾向がある。キャリアコンサルティングの方がコンサルタントが顧客を導いていく様な感覚。
・コーチングの方が、キャリアコンサルティングと比較すると率直なコミュニケーション。「あり方」が大事で、正しいあり方であれば割とコーチも自由な対話が歓迎される。

コーチングで印象的だったのが「直感」という対話手法があった点である。

キャリアコンサルティングは観察・傾聴技法から、相手の考察を組み立て対話することが多いので、「直感」から話すという事はあまりない視点な気がする。

おわり
国家資格キャリアコンサルタントの学びの最中に、もう少しプロセス化すべき!何が出来れば合格で不合格か基準がわかりにくい!等、学びのしづらさが話題によくあがりました。コーチングは正直もっと型がない世界であったので個人的には、国家資格キャリアコンサルタント⇒コーチングの順番で学ぶことが出来てやりやすいなと感じております。(その分、キャリコンとコーチングのスイッチを切り替える必要はありそう)

人材会社で、キャリアアドバイザーをやっている身からしたら対人業務に「答えなんかない」「答えは常にクライアントにある」という視点は嫌でも理解している点は、学ぶ上での財産だなと思っております。

意外と答えはどこ?という気持ちが、キャリアコンサルティングもコーチンを学ぶ上でも最初のストッパーになりがち、なんですよね。

基礎コース残り2日間も楽しんできます。

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