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“泣く”と得られる効果と、うれし泣きの話


ここ最近は武道に関することをお話していました。未読の方は是非どうぞ!


今回は武道の話というよりか、武道繋がりで泣いた話を語っていこうと思います。


【泣くということ】

最近、皆さん「泣く」ということをしましたか?

私は数ヶ月前にちょっと悩んでいることがあって、お世話になっていた人にメールでそれを聞いてもらっていたのですが、打ち明けていくにつれひとりでにボロボロ泣きながら文章を打ってました。

他には、ずっと昔から勧められたけどなかなか見れずにいたアニメ、「メイドインアビス」を見ながら何度かうるっと来たシーンがありました。

可愛らしいキャラデザに騙されましたが、ちょっとグロテスクなシーンもあるので興味がある方は注意しながら見てみて下さいね。

「泣く」という行為は大人になるにつれてどんどんしなくなっていきます。
「しなくなる」という事でもありますが、「できなくなる」という事でもありますよね。

そして子供の時代に泣くのを我慢してきた人は、大人になって精神的に塞ぎ込んでしまう傾向が多く見られます。

実は「泣く」ことは、様々な効果が得られると言われます。

・リラックス効果
・ストレスの軽減、
・ダイエット効果、美肌効果
・よく眠れる
・涙を流すことで、攻撃性や怒りっぽさが軽減する。
・目の汚れを流して瞳を綺麗にする


悔しき泣き、寂しさや孤独から来る涙。
基本的に泣くときはそういった「悲しみ」や「悔しさ」「怒り」から来るものが多いですよね。

その中で「嬉し泣き」というのを、人生でどのくらい体験するでしょうか。

もしかしたら感情豊かでよく泣いてしまう方にはそこまで珍しくないかもしれませんが、「嬉しくて、嬉しくて、感極まって泣く」というのは人生でなかなか出会えないと思います。

今まで武道のお話をしていたその繋がりなのですが、私が今まで生きてきた中で感極まって泣いてしまった出来事は、学生時代に「初段試験」に合格したときでした。

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【人生最初のうれし泣きに出会うまで】


力はもの凄く強い方だったのですが、どうにも身体は硬いしあがり症だしで上手くいかず、どちらかというと落ちこぼれの方だったと思います。

試合になればたちまち上がる心拍数に震える足。本番にどうにも弱くいつもの力が出せません。
成績は毎回「中」で、先生からも「お前は強くなれるのに、どうして本気にならないんだ」と何度も言われました。それでもコツコツと続けて気がつけば10年以上です。

こういった業界は実力こそ全てですから、年齢なんか関係ありません。

瞬く間に年下に追い抜かれて「お前」呼ばわりされたものです。

初段試験を受ける前に「形」の試験に合格する必要があるのですが、当日自分で選んだパートナーを連れて行くことが必須だったのです。
道場の中では割と仲の良かった子(お互いの家を泊まる仲)に声をかけたのですが、結局相手が来ないなんてのもありました。

携帯電話なんてありませんから、公衆電話に駆け込んですぐに電話しました。
昨晩、家の電話から「明日は宜しくね」と連絡を入れていたのにも関わらず、「朝起きたら忘れていた」と言われたのです。

(道場では落ちこぼれを標的にしたいじめのようなものも流行っていたので、色々と何かあったのかも知れませんが・・・)

しかしどんな理由があっても試験会場に取り残された側はたまったものではありませんよね。
試験官などに声をかけて頭を下げ、「急に来られなくなったみたいで・・・」と謝ってまわり、ため息と舌打ちを浴びせられながら会場内で相手を探して何とかなりました。


そんな、あまり良くない記憶から始まるこの出来事は、10年以上経ってもその場面が鮮明に思い出せるほどに今でも印象に残っています。

次回は、そのお話をしていこうかと思います。

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