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怖いのは発達障害よりもKY

子供のひきこもりが始まると、親は「うちの子、発達障害・・・」と言う人が多い。確かにそれはそうかもしれないんだけど、発達障害=不登校・ひきこもりではない。
不登校・ひきこもりになると明らかに子供の様子がおかしくなる。感覚的なところも尋常では無くなってくるし、任せたいと思っても、本人の下す判断が悉くおかしい。
「発達障害が原因だ!」とも言いたくなる
しかし、心療内科やカウンセリングにつれて行って、発達障害の方からアプローチして・・・という提案を受けてるだろうか。
そうじゃないなら、問題はそこではないとプロは判断しているということだ。その意味を考えた方が断然近道だ。
(納得いかないところがある場合はセカンド・オピニオンを求める等はしていいと思う)

先ずはお子さんの心の風邪が重症化しているという現実と向き合ってほしいと思う。
真剣に考えている親であれば、自分自身の心も風邪気味の筈だ。
そんな時に友人に聞いてほしくて、打ち明けてみたとする。
心配のあまり、ちょっといつもとは様子が違って見えるかもしれない。そんな時に「子供が不登校になるなんて、あなた自身が発達障害だからよ。病院で認知行動療法を自分が受ければ?」と真剣に言われたらどうだろう。。そんな事を言われて、心穏やかになれるだろうか。こんなに大変で辛くて、頭痛がしたり食欲無かったり、眠れなかったりなのに、あなたに何がわかるの!?失礼すぎる!!と思わないだろうか。。
万が一ご自身に発達の偏りが多少あったとして、そんな言葉を喜んで受け入れて「よし!私、認知行動療法受けてみよう!」などと思うだろうか。
相手が我が子でも、最低限のマナーは必要だということだ。

逆パターンもある。
上記はネガティブの極端な例だが、ポジティブハラスメントもある。
子供がしんどくて親に聞いて貰いたい時、全てポジティブな言葉で打ち返してしまうのだ。
とにかく行動!トラウマなんて存在しない!いじめ?気のせい!
考えすぎ!繊細だね。私は気にしない!
ポジティブな発言はいいことに思えてしまうが、言われる方にとっては、
辛い時に否定されていることに変わりが無い上に、非常に反論しづらい。


思考はその人の人格そのものだ。他人にその考え方おかしいよと批判すれば角が立つ。我が子であってもそれは同じだ。
(暴力的思考であれば勿論注意しないといけない)
「発達障害だよ!変わらなきゃだめだよ!」というより、「あなたはあなたのままでいい!そんなあなたが大好きだ」と言ってあげてほしいのだ。。。






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