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TOP DOCTORS インタビュー~立ち上げのきっかけ・ミッション~ 運営会社:株式会社ピーク・ワン 代表取締役 大野誠

 2023年7月、企業とがん専門医師を繋ぎ、AI診断、ロボット手術、ゲノム医療を中心に、新たなビジネス機会とイノベーションを創出する事業としてスタートした「TOP DOCTORS(トップドクターズ)」。スタートから3カ月が経過した今、TOP DOCTORSを運営する株式会社ピーク・ワンの代表 大野誠にインタビュー。シリーズ第1弾は、TOP DOCTORS立ち上げのきっかけ、ミッションについて、語っていただきました。

──TOP DOCTORSを立ち上げたきっかけを教えてください。

 きっかけは、国立がん研究センター東病院の先生方をはじめ、これまで医療関連のお仕事でお世話になった全国の医師の先生方、そして、立ち上げの企画やその後の営業面で支援してくれている古株均さんとの出会いが大きいです。
 
──TOP DOCTORS発足のアイデアが浮かんだのは、いつごろからでしょうか?
 
  2022年2月に、某大手企業から、全国30施設のがん専門医師にインタビューをして欲しいという依頼があったんです。1回につき約60分間、30名以上の医師に約3ヶ月間にわたり、Webインタビューを行いました。
 実際には、多忙を極める医師に60分の時間を作っていただくことは、とても大変なことでしたが、快くお受けくださる医師と企業とのマッチングに成功しました。
 その後、我々独自で50名の医師にインタビューを実施してみたところ、「企業との接点を探る医師」と「医師との接点がない企業」が多く存在することを痛感し、もしかしたら我々が、その橋渡し役になれるのではないかと思った次第です。

TOP DOCTORS コンセプト イメージ

──医師へのインタビューを通して、印象に残っていることは?
 
 まずは、医師が治療や研究開発に日々命がけで取り組んでいらっしゃることや、患者さんへの熱い思いをお持ちであることを痛感し、このことを、世の中や患者さんに届けるべきだと思いました。
 また、医師は、講演会や研究会で、ご自身の研究や治療について発表する際、様々なガイドラインがあり、発言や資料の作成に大変気を遣われていました。大切な医療情報ですので当然のことではありますが、医師がもう少し気軽に、ご自身の考えや知見を語れる場、共有する場があるべきだと思いました。
 とにかく多忙を極める医師の先生方ですので、誰かが代わりにやらないと、医師が自ら発信したり、場を作ることは、簡単ではないと感じました。
 
──TOP DOCTORSのミッションについて教えてください。
 
 HPにもありますが、我々のミッションは、がん専門医師と企業の出会いの場(クロス)をつくり、新たなビジネス革新とビジネス機会を生み出すこと。難しく聞こえるかもしれませんが、考え方は、とてもシンプルで、どなたにでも理解していただけるものです。

クロスイノベーション事業について

──例えば、どのようなことでしょうか? 

 例えば、「がん医療×自動車産業」のクロスイノベーションです。
医師は日々、人の命を守るために、必死に治療や研究開発を行っています。また、自動車産業では、コンマ何秒の世界において危険を察知するテクノロジーや叡智を結集して、同様に人の命を守っています。
 全く異なる業界、業種ですが、「命を守る」ミッションが、同様にあります。これらを掛け合わせて世の中に訴求できれば、各者が個別に行うよりも、より注目度が上がることが期待されます。

──なるほど。具体的には何をするのでしょうか?

 例えば、「命を守る」をテーマにして自動車産業と医師が語り合う、異業種でありながらも、同じゴールに向かって両者が真剣に取り組む姿を、イベントや対談記事・動画、メディアの活用を通じて発信して行きたいと考えています。
 自動車産業は一例ですが、がん医療x保険、がん医療xベンチャー、がん医療xIT、がん医療x海外などのテーマ別のクロス、そして、がん医療xYouTube、がん医療xイベント、がん医療xテレビ番組、がん医療xWebなどのメディア別のクロスを、世の中に生み出していきたいと思っています。

 インタビュー第2弾は、TOP DOCTORSがクロスイノベーション事業として最初に実現させた「がん医療×YouTube」PIVOTについて、そして、TOP DOCTORSの強みについて語っていただきます。お楽しみに。


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