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資質/才能の活かし方を考える。

資質の発見方法、活かす場、活かし方を考える


記事「ワクワク本質思考を俯瞰で3カテゴリに整理する」 の最後で

・資質の発見技術
・資質を活かす環境の発見技術
・資質と技術を掛け合わせる技術

を整理したいと伝えました。
いざ、試みますね。

資質とは

これまでも「資質/才能」「技術」と
表現していますが、

「能力」は「資質」と「技術」に
分けて考えた方がよいと考えています。

1. 資質は「生まれながら持つ能力」
2. 技術は「経験で身につけた能力」

1は自然に出せる能力なので
容易に使えますね。
使わない手はないでしょう。

2は身につけた能力なので
種類によっては
武器にできたり、状況によっては
邪魔になったりするでしょう。

能力で環境を選んでしまうということもありそうですね。
その環境から抜け出した方がいい場合でも…。

資質として、たとえば

  • 魅了する声質

  • 先導役に適するリーダー資質

  • 手足が長く小顔のモデル資質

  • integrityのあるマネジメント資質

  • 人に好かれてしまう営業資質

  • 積極性資質

があります。

技術として、たとえば

  • コミュニケーション技術

  • ファシリテーション技術

  • ヒアリング技術

  • 観察技術

  • 分析技術

  • プログラミング技術

  • 翻訳技術

  • 調理技術

  • 運転技術

  • 演奏技術

  • 編集技術

があります。たくさん出ます。
止まらなくなりそうでした…笑


資質は当たり前にやれていることなので
発見が難しいです。
発見方法としての技術が必要です。

また、資質が明確になっても
同じ資質を持つライバルが
同じ環境にいた場合、
その資質の活かし方を
工夫しなければなりません。

その辺りも踏まえて、
1,2,3について
それぞれしっかりと考えていきましょう。

1.資質の発見技術
2.資質を活かす環境の発見技術
3.資質と技術を掛け合わせる技術

1|資質の発見技術

資質の発見技術(方法)はいくつもあります。
たとえば、以下です。

❶ライフストーリーを書き出し、考えや行動を言語化
❷日記を書き、考えや行動を言語化
❸他者の意見を収集(360度フィードバック等)
❹新しいことを試みて、心の動きを言語化
❺SWOT分析を応用
❻パーソナリティテスト実施(クリフトンストレングス等)

特におすすめしたいことは❶〜❹ですが、
全部を行えるようなら、より自分の資質が明確になるでしょうね。
それぞれ簡単に説明を書きます。

❶ライフストーリー
=個人の人生、生活、生き方についての物語
=経験をもとにした物語
=生活や社会の状況/変動を踏まえた物語

これらを質的調査法で、全体的に読み解こうとするのが
ここでのアプローチです。
ノート作成、録音、録画などで
自分の考えや行動を言語化し、
どういう状況でどう考え、どう行動したかを
冷静に見える化したいところです。

❷日記
これはみなさんも、一度は書いたこともあるでしょう。
1日を振り返り、言語化すると
自分を客観的に把握できます。
この状況が不快だったんだな。今度はこう避けよう。
この状況でワクワクしていたかも。
コレが夢中になれることなのかも。

自分の見える化は
状況分析や、その時の心の動きや行動の見える化が
カギとなります。少しずつでも良いので、継続したいですね。

❸他者の意見を収集
自分以外の観点はとても必要です。
ジョハリの窓も有名ですが
自分が気づいていない「自分」を
他者は気づいているということがあります。
また、
自分が気づいている「自分」を
他者から言われることで
答え合わせができることもありますね。

より正確な自分の見える化のためにも
行った方がいいでしょう。

360度フィードバックにも触れておきます。
周囲が自分をどう受け取っているかを整理し
フィードバックする仕組みですが、
社員の納得感を高められるため
この仕組みを採用して
独自の評価制度を行う企業が増加傾向にあるようです。
私が働く場所にも導入されています。

これを自分の見える化に応用して
部下、上司、客先、家族、親戚、
パートナー、友人、知人、など
さまざまな方から
自分についてフィードバックを得られれば
立場における多角的な視点が入るため
より見える化が行えるでしょう。

注意点があります。
関係の長さや深さを意識して収集した方が
意見が偏らないという点です。
特に仲が良すぎると
偏りが強めに出てしまうことがあるため
混乱のもととなる場合もあると
理解しておきましょう。

❹新しいことを試みて、心の動きを言語化
過去の経験から資質を把握することも良いのですが
「まだ出会えていない資質」の存在を忘れてはいけませんね。

そのためにも、
新しいことを試みて、心の動きを日記に言語化する習慣は
継続したいところです。

書いていて、結論が出始めましたが
「日記へ、以下を言語化」が資質の見える化、
なんなら、自己分析方法の正解かもしれません。

・ライフストーリー
・日々のこと(日頃や、新たな試みに対しての気持ち)
・他者意見

❺SWOT分析を応用
マーケティング手法の1つです。
企業が経営戦略や現状を分析するために
使われている分析方法です。
これを自己分析として応用します。

企業分析として活用する場合、

Strength|自社の強み
Weakness|自社の弱み
Opportunity|自社のチャンス機会(外部要因)
Threat|自社の脅威(外部要因)

となりますが、
自己分析として活用する場合、

Strength|自分の強み
Weakness|自分が克服できていない弱み
Opportunity|市場における自分へのメリット
Threat|市場における自分へのデメリット

となります。
一度は作成しておいても良いでしょうね。

❻パーソナリティテスト実施
ストレングスファインダーがリブランドされ
名称が変わっていますが、
「クリフトンストレングス・テスト」が有名です。

ウェブサイトで申し込み(有料)
アンケートに答えると、
34の資質から、自分に当てはまる
上位の資質が示されます。

自分の資質を考える上で
活用しても良いと思えるほどの
充実した内容なので
試してみてもいいかもしれません。

2|資質を活かす環境の発見技術

資質が見える化されても
立ちはだかる壁の1つが
自分がいる環境で活かせるかどうかです。

たとえば、自分の資質がだとして
そのを、自分よりも上手く使いこなす人材が
自分と同じ環境にいたら
すぐには活かせないかもしれませんよね。

ただ、ここで
「環境を変える(転職 等)」というのは
早いかもしれないと個人的には思っていて、
(転職もアリですが)

資質に加えて、資質Bと資質Cを組み合わせ
自分の優位性を出そうとするだとか、

そこへさらに技術を組み合わせるだとか、

そういう組み合わせを試して
増やしていくことが
良いのだと考えます。

(ブラック企業の場合、適切な思考ができないので
すぐにでも転職してほしいですが…)

ちなみに、ここに書いた技術
後天的に身につけられる能力を指します。

混乱させてしまわないように伝えておきますが、
資質は先天的能力、
技術は後天的能力、
としています。

記事でも説明したので
ご確認ください。

資質と技術を掛け合わせる技術については
後ほど考えますので
今の段階では、資質を活かす環境だけに
絞って考えます。

資質や技術を活かす環境とは
どういう環境であればいいのでしょうか?

どういう環境であればいいかだけを
考えてみます。

・手段を問わない環境
・失敗を許す環境
・挑戦/変化を推進する環境

この3つでしょうか。

資質や技術を活かすということは
ある程度、手段を問わない
自由度のある環境でないといけません。

また、
選んだ手段で失敗した場合
あとからうるさく言ってくるのだとしたら
その環境もあまり適切ではありません。
失敗が許されるような環境でなければ
自分の手段を試しにくくなるでしょうね。

そして、
そもそもなのですが
挑戦や変化を推進するような文化がなければ
何も始められませんよね。

これらから、職場の文化や価値観を
把握する必要があるため
職場で働く人たちの人間関係や風土を
把握しなければなりません。
LinkedInなどを使い、情報や繋がりを
増やしていくことが必要かもしれませんね。
あとは、職業紹介所や人材紹介会社に頼るなどでしょうか。

環境を選ぶ場合において、お伝えしましたが
結論、自分で環境を作る場合が
最も自由であるため
可能なら、自分で環境を作るというアプローチがよいでしょう。

これはもう、自分で何かを始めるしかありませんね。
それはそれで大変なのですが。

3|資質と技術を掛け合わせる技術

続いて、
資質と技術を掛け合わせる技術について考えます。

資質 × 技術 = 貢献 を何パターンか考えて
この記事のまとめに入りたいと思います。

ここで示すパターンはあくまでも特定のパターンです。
今後は、ご自身で組み合わせパターンを増やして、
人生に役立てていただければと思います。

それでは早速!!
クリフトンストレングス 34の資質 を参考に
いくつかパターンを考えてみます!

資質 × 技術 = 貢献
 ---
分析思考 × コミュニケーション技術 = 組織改善
着想 × マーケティング技術 = 適した顧客へ適切な方法で宣伝
個別化 × ヒアリング技術 = 組織と人財マッチング
ポジティブ × ファシリテーション技術 = 目的へ向け加速度的推進
達成欲 × 運転技術 = 苦難があろうと必ず目的地へ送り届ける
活発性 × 編集技術 = ひとまず形にまとめあげる(試作品 等)

このような感じでしょうか。
結構、楽しい作業に感じたので
みなさんもぜひ、試してみてはいかがでしょう。

うえでは、資質 × 技術 = 貢献 としていますが
資質1 × 資質2 × 資質3 × 技術1 × 技術2 = 貢献 
掛け合わせる数を増やして
ユニークさを出していってもいいでしょう。
より、他者と差別化が図れます。

資質1 × 技術1 = 貢献1
資質2 × 技術2 = 貢献2
貢献1 × 貢献2 = 貢献 大
としてもいいかもしれませんね。

まとめ

・資質の発見技術
・資質を活かす環境の発見技術
・資質と技術を掛け合わせる技術

を考えました。

資質の発見技術としては、結論、

毎日、以下を日記に書き、資質や技術を見える化する
・ライフストーリーを振り返り、自分の心や行動を言語化
・1日を振り返り、夢中や新たな試みへの考えを言語化)
・他者意見(ワクワクさせたことや資質だと思われることを言語化)

資質を活かす環境としては、結論、

ゼロから自分で環境を構築するあるいは
LinkedInや職業/人材紹介 等で
情報や繋がりを増やし、
以下3つに当てはまる環境を選択する
・挑戦/変化を推進する環境
・失敗を許す(歓迎する)環境
・目的達成に手段を問わない環境

資質と技術を掛け合わせる技術としては、結論、

日記で言語化した資質と技術を
資質 × 技術 で掛け合わせてパターンをつくる。

つくったパターンの中から
最も他者をワクワクさせるパターン、かつ、
最も自分に合うパターンを見出し、選択する。

という流れが良さそうです。
習慣にしたいところですね。

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