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SDGsと経済の連動

こんばんは。トニーです。今回はSDGsと経済のお話をします。特に日本の資本主義世界を取り上げます。前置きはそれほどいらないと思うので本編に行きましょう。

資本主義世界の基本的なことについては資本論について書かれています。そこでは簡単に今日お話しすることについて必要な知識だけ簡単にまとめて話します。
詳しくは前の記事を見て下さい。下に貼ります。


①大まかな資本論の話


資本主義では労働者は経営者や株主に搾取される状態です。つまりは、労働者が働いて社会に与えた価値よりも低い給料しかもらえないということです。また、経営者や株主は沢山の金額を労働者の給料に回したくないです。給料をあげても事業拡大が見込めないからです。それよりかは事業に投資する方がマシです。

では、その根源を考えましょう。
ヒントはリンカーン。

そう、奴隷制度です。奴隷制度で1番有名なのはアメリカを舞台にしたものではないのかなと思います。

アフリカ系の黒人をアメリカに連れて行き、基本的人権がない状態で働かされ賃金も低いのです。

このように奴隷制度の時から賃金が低い状態を経営者や株主は好んでいます。

今はあまり奴隷制度はないと思いたいのですがこのことは昔と変わらないですね。

②SDGsと資本主義

ここから本題です。SDGsと資本主義の関わり方について学んでいきたいと思います。

1.そもそもSDGsとは

けっきょくそもそもSDGsとはなんやねんという話になります。ここからはこの本を使って話を進めたいと思っています。

バウンド 技術評論社 「60分でわかる sdgs 超入門」

そもそもSDGsとは17の目標と169のターゲットがあり、これが制定された理由は貧困問題や気候問題で誰一人残さない持続可能な社会を作っていくためです。ですのですべてが環境問題ではないのです。ここにはもちろんジェンダーや女性問題も含まれています。下の写真はみなさん見たことがあるのではないでしょうか?



SDGsの17の目標

なぜ、日本でSDGsが環境問題と勘違いされやすいのかというとそれはあまりにも日本がSDGsの目標で環境問題が達成できていないからです。
具体的に言うと、⑤ジェンダー平等を実現しよう⑫作る責任⑬使う責任⑰パートナシップで目標を達成しよう。この4つが特に出来ていないと評価されています。そして⑫⑬番は環境問題についてです。ですのでマスコミや私たちに入ってくる情報の中身がSDGs=環境問題となっていても致し方がないことだと思っています。

2.持続可能性な社会を目指して

私たちがこのまま進んでも持続可能な社会になるかと言われればそうなるとは言いにくいです。

そして私たちの活動は営利企業とは切っても切り離せない環境で生活しています。例えば電車を乗るときは例えば、近鉄電車や京阪電車など私鉄を多く使う機会が見受けられます。他には、今読者様が使っているデバイスはどこの会社が関わっているのでしょうか?(apple,micro soft・・)このように常に関わっているのです。

したがってこの目標を叶えるためには企業の協力なしで達成できるものではないのです。

3.SDGsが新たなビジネスを呼ぶ?

2017年1月に開催された世界経済フォーラムにおいてSDGsが達成されると2030年までに年間12兆円の経済効果と最大3万8千の雇用がうみだされると予測しています。
このこと理解している企業は、広告を打つ際にもSDGsが関わるような形で広告を打つ企業が増えました。

このメリットは
①イメージの向上
②社会課題への対応
③生存戦略になる
④新たな事業機会の創出
があります。

こうすることで資本論では書かれていない今後のことを予測して購買活動が行われるという現象が起きます。そしてそのような取り組みがあり最近ではESG投資という言葉も出てきました。

ESG投資とは(Environment Social Governance/環境、社会、統治制度)目先の利益ではなく環境などの社会的問題を考慮して投資することです。日本ではこのような動きは世界と比べれると遅れをとっています。

③昔から変わらないもの

それは資本家や株主が一番偉いことです。投資をするのは投資家ですので投資家が投資をしなければ基本的に株式会社は活動ができないのです。だからこの活動を進めるためには投資家の協力が無ければできないのです。

これは資本主義でも同じですね。投資家がだめと言えば株式会社は動けないのです。ですから企業がもしSDGsの活動をしても投資家がだめと言えば結局は出来ないのです。

つまり投資家がほぼすべてを握っているのです。私たちは身近なことや啓発活動しかできないかもしれないですね。

今回の内容はこれほどにしときたいと思います。気になれば本書を手にとっみて下さい。
あくまでもこれは私が本書を読んで思った感想です。

(参考文献)





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