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コンサルタントの僕が、どうしても許せないコンサルタント達

(こちらは有料記事となっていますが、伝えたいことは無料部分で完結しておりますので、ご安心下さい)

タイトルからして「お前が言うな」な内容です。
また同時にブーメランのように私に刺さる可能性があります。

また私自身が、優れたコンサルタントであるという根拠なき自負もありません。ですが、誇りを持って支援をしていることは断言します。

実はこの記事はずっと下書き状態で、公開することを躊躇していた内容です。ただ、私自身が独立系の経歴13年のコンサルタントである中で、一応同業者にもなる、他のコンサルタントに対して、色々と感じてきたことがあります。

まずお断りをしておきますが、今まで「noteで収益を得るつもりはない」と申し上げてきましたが、今回初めて【有料記事】にすることを決めました。

(これが今月チャレンジしようとしていることの一部でもあります)

理由としては、私は今までオンライン上(noteのクリエイターや、たまたまWEBで辿り着く方)と、オフライン上(リアルに私との繋がりがある方々)両方に向けて記事を書いてきました。そして誰にでも読んでほしいと思っていました。

そんな中で、今回は少々ダークサイドな話であり、本当にこの話を読んでみたいという方だけにお届けしたいという思いからです。

実はオフライン上で繋がりのある方のお話を聞くと、noteのアカウントは持っておらず、ゲスト的にお読み頂く方が多いようです。調べた所、noteの会員で無くても有料記事を購入する方法はあるようなのですが、少々面倒くさいようです。そして、今回はその面倒くささを狙っています。

多分、お金を払うハードルに加えて、購入手続きのハードルがあるので、ある程度有料部分はスルーされるだろうなと、いう所が狙いにあります。

新たなチャレンジとしての要素として、私の感情を少しネガティブでも、もっと生々しく表現する、という所が今月のテーマとしてあり、今回の内容については、少々繊細な要素を含んでいると自覚しています。

なのでオフラインでの繋がりのある方々には、積極的に読んでは欲しくなかったりという、複雑な感情があるため、有料部分をスルーしてもらいたいというところです。


ただ、その費用と手間をかけてでも読んでみようか、と言う方に対しても、沢山お金を頂戴したい訳ではないので、最低設定金額の100円にします。

とはいえ、無料部分だけで私の今の気持ちだけは伝わるので、後半の有料部分を購入されなくても、充分にお伝えしたいことは表現してあります。

普通なら、買ってまで読む必要は特にありません。
(一応、自分でカウントしたら有料部分は3,000文字くらい)

あえて有料部分を買って頂きたい方というのは、

  • こういうタイプのコンサルには、気を付けろ!が知りたい

  • 今まさに、自分の会社に来ているコンサルタントに苦しんでいる

  • コンサルを志す方への反面教師材料

このあたりにご興味がある方向け、という感じです。


では、以下から本編です。


コンサルタントに対する風当たり

最近、あまりにも胸が痛い話・ニュースが多いんですね。

公な話としては、つい最近あった「観光船の沈没事故」にコンサルが影響していたという話がありました。そのコンサルのうんぬんの真意のほどはわかりませんが、事故そのものは現実ですし、とても痛ましい出来事ですので、私がここで何かを語るつもりはありませんし、参考になるようなリンクを貼るつもりもありません。

ただ、世間には、そういったコンサルタントがいるという情報で溢れ、複雑な気持ちになった現役コンサルタントは多くいると思います。


そもそもイメージが、怪しいとか、高給取りとか

世の中には、○○コンサルタントを名乗る人間が、数え切れないほどいます。そして、一部は国家資格や、ある程度の資格を保持している事で、信頼性を担保している方も多数いらっしゃいますが、

基本としては、特に免許などもないので、名乗ってしまえば誰だって、今まさに、この時点からコンサルタントになることができます。

特殊な冠名を付けたコンサルだって、自分が作った「○○コンサルタント」であれば、日本でただ1人、とかも宣言することだって出来てしまいます。

なので、怪しい印象を持つのは自然ですし、本当によくわからない人だっています。また、確かにそのコンサル先企業の一般社員と比べて、高額の報酬もしくは高い時間給を貰っているケースも多いと感じます。

これは、あくまでも短期契約であり、正社員としての雇用でもなく、会社の給与形態とは違う部分があったりなど、報酬に対しての税金や必要経費等もありますので、ある程度は仕方ないことでもあるのですが、私は私の義を通すことでしか、自分の報酬の正当性を表現できません。


基本的には、その人が今まで出会ったコンサルタント≒「コンサルタントのイメージ」となる

とても優秀なコンサルタントにしか会ったことがなければ「コンサルはすごい」となると思いますし、

逆に、そのコンサルタントによって被害や損害が出たり、現場がめちゃくちゃになったりした経験だけですと「コンサルは最悪」となると思います。

私が、コンサルタントになる前…事業会社の正社員として働いている時に、実際に密度濃くやりとりした方は、2名になりますが、先に申し上げると、この両名とも素晴らしい方々でした。

ですので、私がコンサルタントになる前のコンサルのイメージは「プロ意識が高く、優秀で、頭も切れ、知見も豊富で、しかも勉強もさせてくれる。何より自分のモチベーションも高まるのを感じる」という、最高の印象を持っていました。

だから、私は「コンサルタントになる道」を選んだと言っても過言ではありません。


支援活動が始まった瞬間から、いきなり現場に敵視されていることがある

今までに30社ほど、規模の大小はありますが、コンサルとして支援をしてきた中で、多くの場合案件開始は経営陣が決定して、そこから現場との初対面というケースが目立ちます。

(現場ベースから、経営に提案して案件になるパターンも当然あります)

見出しにもありますように「いきなり敵視されているな」という経験が、数回だけあります。

案件開始直後は、多くの場合、まずは現状を正しく知ることが重要だと考えていますので、まず「ヒアリング」をさせていただくことがほとんどです。

私の支援企業のほとんどは、小売業ですので、実際に店舗を構えているので、ヒアリングの前に、必ず数店舗視察をして、そこでの気づきや売り場から想定される課題をピックアップして、質問事項に加えていきます。

そして、いざヒアリングが始まって、「よろしくお願いします!」となった瞬間から、敵視されている場合、明らかに抵抗感が出ている場合があります。

『いやいや、まだ何も話してもないのに、なんで?』と思うのですが、さすがに今は、なぜそうなるか解ります。

いくつかの要因があるのですが、多くは「以前にもコンサルタントが、現場に入って、とてもイヤな経験をしている」これが理由です。

「また、あの苦しみが始まるのか…」というような表情であったり、
「私たちは、協力するつもりはありません」と、露骨な抵抗の雰囲気が出ていることもあります。


そこで私が出来ることは

真剣に、逃げずに向き合うこと。

これしかありません。そして、その真剣さ伝わることがあります。ヒアリングの事前準備の質を高めることでしか、はじめは表現出来ません。

今から書くのは小売の場合ですが、

店舗も事前に視察して「この商品が多分売れ筋かな」「でも在庫が少ないな」「店によって全然雰囲気も品ぞろえも違うな」「こういうお客様が喜んで買っているなあ」「苦労してそうなのは、このあたりかな」「でも、こういう所は、うまいなあ」「(購入出来るものの場合)実際に買ってみての気づき」など、目星を付けて、ピンポイントで質問します。

大抵の場合、この瞬間をきっかけとして「ヒアリング時間の空気」が大きく変わります。そしてその瞬間は、その場のメンバーは全員解っています。たとえ、その時、私の仮説や考えが間違っていても問題はありません。店舗を見て、現場を見て、真剣に考えてきた事実こそが重要だと思っています。

なぜそこまで準備をするかというと、現場はいつも忙しいからです。そんな中、1時間なり2時間なりの時間をヒアリングのために空けてくれたんですから、それ相応の準備をしていないことは失礼だと考えます。

きっと急に「ヒアリングの予定」が入った時間に、本当なら出来た仕事は、この打合せの後に、みなさん必死にやるはずです。ならせめて有意義な時間にすることが、使命ですし、大事だと思っています。

私の「準備の質と熱量」が伝わった場合、あれだけ暗い顔をしていたのに、急に明るく話をしてくれるようになったり、「その苦労、解ってくれますか!」となったり、

「実はね、ここだけの話…」というケースも、結構多く経験があります。

でも、ここは単なる始まりです。

実際にコンサル実務が始まってから、「やっぱりコンサルはダメだな」となっては何の意味もありません。だから私なりにずっと真剣に向き合うことを決めています。

今の社内状況や仕組み、インフラやシステム、組織の状況に対して、毒づいたりもしますし、ぼやいたりもしますが、でもそれは「目指すべき所」に対してのギャップを、共有するために言っているだけです。

そして多くの場合は、現場の方は私に言われる前から、とっくに気づいている問題であり、「お、コジマもそう思うのか」となってからが、ようやくスタートラインです。


といった感じで、私自身の今の大きな思いはここまでです。
ここまでが無料での範囲となりますが、お読みいただきありがとうございます。



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