スキル0から独学でアドレスホッパーに!超ポジティブガールいっちゃんの話
インタビュー企画第2弾!
今回は、コワーキングスペースhinode副店長で
元トラベルライターのいっちゃんにお話を伺いました。
(第1弾の記事はこちら)
【いっちゃんのプロフィール】
・コワーキングスペースhinode副店長(2020.3〜)
・シェアハウスの管理人
・元トラベルライター
・鳥取出身
・大学進学から6年は関西で生活
・アパレル店員からスキル0で独立
ーいつからいすみにいらっしゃるんですか?
2020年3月にいなフリ(田舎フリーランス養成講座)の統括のお仕事で
コワーキングスペースhinode(千葉県いすみ市)に来ました。
それからはずっと住んでいます。
ーフリーランスになろうと思ったきっかけを教えてください。
もともと独立しようとは全く考えていませんでした。短大を卒業してからは、関西でアパレル店員をしていました。
当時は学生時代から付き合っていた恋人がいて、その人と結婚するんだと思っていたんですが、21歳の時に別れました。別れた時、自分の描いてたロードマップが急になくなっちゃって。
「自分の軸を持たないで他人の軸で物事を決めると、他人が倒れたときに自分の軸がなくなっちゃうんだな」ということに気付いて、自分はどうしたいのかなと考えた時に、フリーランスになりたいなと思いました。
ースキル0からフリーランスを目指されたんですね。
独立するまではどういった道のりだったんですか?
独立するにあたって、まずGoogleで独立の仕方を検索しました。
「ブロガーになれば独立できる」と書いてあったので、三日三晩寝ずにブログを立ち上げました。でもブログはすぐにお金になるわけじゃないんですよね。
どうしようかなって考えてるうちに、有名ブロガーさんに話を聞いたら早いんじゃないかと思って、有名ブロガーの方にTwitterのDMでアポを取って、直接お話を聞きに行きました。
有名ブロガーの方から「ブログを書くにはライティングのスキルが必要だよ。ライターもやってみたら?」とアドバイスをもらって、ライターもやってみようかなって考えたんです。
Googleで「ライターになる方法」を検索したら、たまたまクラウドソーシングを見つけて、やってみようと思いました。バイトのすきま時間を使って、クラウドソーシング1ヵ月目で80,000円稼ぐことができたんです。
「1ヶ月目で80,000円稼げたんだったら、頑張ればもっと稼げるかもしれない。ブログでは稼げないし、ライターになろう」と思いました。
ー1ヶ月目で80,000円稼げたのはすごいですね。
アドレスホッパーになったのはどういったきっかけですか?
たまたま千葉県いすみ市に遊びに行く機会があったんですけど、その時に出会ったぼりさんのアドバイスで意識が変わりました。
ぼりさんから「無駄なモノを排除したらいいんじゃない?」というアドバイスをもらって、「私にとっての無駄なモノってなんだろう…家だな。なんで私は大阪に住んでいるんだろう?」と思って、「家賃を払わない生活」つまり「家を持たない生活」をしようと決断したんです。
その日のうちに賃貸マンションの解約の電話をしたのをよく覚えています。
家がなくなってしまったので、地元の鳥取にある「ブロガー in レジデンス」というシェアハウスに滞在することにしました。
その物件はブログで発信したら宿泊費がタダになるというものでした。
「ブログでは稼げないと思っていたけど、滞在費を無料にできるなら、ブログを書けばいいんじゃない?」って思ったんです。
それから、シェアハウスに住んでいたブロガーの友人がコワーキングスペースまるも(千葉県富津市金谷)に行くというので、ついて行ったんですね。
そこで、いなフリを運営する社長の池ちゃんに出会って、「受付スタッフをやらない?」って声をかけてもらったのがきっかけで、金谷に移住しました。
それが2017年で24歳の時ですね。
金谷ではライターとコワーキングスペースの受付スタッフを7〜8ヶ月やっていました。
コワーキングスペースの店長になるお誘いもいただいたけど、「もっと旅をしたい」という気持ちがあったので、金谷を1回出ることにしました。ブログでも生きていけたんだから、なんとかなるだろうと思って。
そこからアドレスホッパーらしい生活が始まりました。
ーここからアドレスホッパーの生活が始まったんですね。詳しく教えていただきたいです。
2018年11月にクライアント0の状態で東京に出ました。
シェアハウスを運営している社長とたまたま知り合いだったので、メールで連絡をしました。そうしたら記事を書く代わりに宿泊費をタダで泊めてもらえることになったんです。そこから社長が持っているシェアハウスを2週間ごとに転々として暮らしました。
その頃は旅行系の記事をたくさん書いていましたね。
アドレスホッパーになるにつれて、服やモノを減らしました。キャリーバッグ1個あれば生活できるし、家もいらないなって思ったので、1年半くらいアドレスホッパーをしました。
ちょうどアドレスホッパーという言葉が流行り始めた時だったので、メディアや雑誌にも取り上げてもらいました。旅行系の記事の取材先に行って宿泊させてもらって、都内に戻ってきたらシェアハウスに泊まるという生活をしていましたね。
ーそんなエピソードがあったんですね。アドレスホッパーとして生活するなかで、つらいことはありましたか?
特に1人でいるつらさはないけど、移動が多くて疲れてしまうことはありました。2か月に1回くらい1人で映画を見に行きたいなと思うことはあったけど、特に1人の時間がないことへの不満はなかったです。
1人の時間がなくても平気なタイプなのかもしれません(笑)
(↑いっちゃんが副店長を務めるコワーキングスペースhinode。木の温もりを感じられる空間です🌳)
ーアドレスホッパーからhinodeの副店長になった経緯は?
2019年10月に帯広で開催されたいなフリの統括をしたときに、いなフリのマネージャーの行武(ゆくたけ)さんと一緒にお仕事をしました。行武さんとお仕事をして、人生で初めて人に憧れの気持ちを抱きました。
行武さんからのお誘いで、2020年3月にいすみで開催されたいなフリでも統括をしました。
これまではコミュニティから自分が出て行く立場だったけど、今度は出て行く人を見る側になりたいと思うようになってきました。旅をしている中で、コミュニティを育む側になりたいという気持ちが出てきたんです。
それでいすみに住むことに決めました。いすみには2年くらいいようかなと考えています。
ーしばらくはいすみで暮らしたいと考えているんですね。
これからの展望があれば教えていただきたいです。
将来は海外を旅するのもいいし、それ以外の違う場所でもいいと思っています。英語が話せなくてもGoogle翻訳があるから大丈夫だし、どうにでもなるかなぁと。
ただ、ここ2年くらいはいすみにいる予定です。行武さんは私にとって「友達」であり「上司」であり「尊敬するついて行きたい存在」なので、そんな人のそばで働けることが幸せですね(笑)
この場所で吸収できるものはすべて吸収したいと思っています。
これからは、いすみを拠点に活動予定のいっちゃん。
そのポジティブさ、潔さ、本当にすごいです!
いつか一緒にお仕事ができたらいいな〜と思います。
インタビューありがとうございました!☺︎
これからもゆるっと文章を書いていきます🐢