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読書で得られるもの。体験型読書こそが力となる。

私が考える体験型読書

巷で言われているものとは違い、本の内容そのものを頭の中で擬似体験することを「体験型読書」と勝手に表現しています。

ただし、これにはある「条件」がつきます。

休職中の私が、今やれることといえば、自宅にある数百冊にものぼる本を読むことくらい。
ジャンルは歴史に始まり、歴史小説、自己啓発、ビジネス、金融、軍事、政治、そして一般小説。

さて、このジャンルを見てすでに気づかれた方も多いでしょう。「体験型読書」を行えるジャンルは限られるということに。

そう。先ほど述べた「条件」。それは主に小説を指すのです。

なぜ小説なのか?

小説には必ずと言っていいほど主人公とその周りを固める人物が登場しますよね。

そして物語が存在することがとても重要な要素です。

「人」と「物語」が揃ってこそ、人はそこに感情移入ができるのです。

感情移入ができるということは、つまり登場人物になりきることもできれば、彼・彼女等の体験をもバーチャルな世界で体験できるということなのです。

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うつ状態ではリハビリになりうる

あくまでも私個人の見解であり、医学的根拠はないことを前置きしておきますが、うつ状態の読書時間にオススメなのは、自己啓発本ではなく小説なのです。

余計な不安や焦りから自分自身を解放してあげるには、現実世界から離れた内容の小説を読むのが、リハビリの一環になると考えています。

例えば、歴史人物伝。

私は戦国時代、幕末、明治維新、明治時代から昭和の戦前・戦中・敗戦までの本を無数に読んでいます。

その中でも戦国時代から明治維新までの人物伝を読み、その時代ごとの名将や偉人たちの生き方を擬似体験するのです。

そうすることで、その時は活力が得られます。

「こんな力強い生き方をしてみたい」
「こんな自由に生きてみたい」

など、感じることはとても多いと思います。

一般小説でも、何か活力を与えてくれる人物や物語だったり、こんな生き方がしてみたいと考えさせてくれる内容だったりが良いと思います。

昨年、1度目の休職をした際は、休養2ヶ月目から、やたらと自己啓発本を読もうとしていましたが、今回の休職ではそんなものは全て忘れて、体験型読書にのめり込もうと思います。

それがきっとリハビリになるでしょう。

コロナの影響がなければ、カフェや図書館でゆったり読書をして、気持ちを落ち着かせられるのでしょうが、今月末までは難しいので、しばらくは自宅で擬似体験に勤しみます。

知識だけでなく、生き方を吸収できる

最後になりますが、体験型読書はただ知識を得られるだけでなく、登場人物の人生観や生き方そのものを吸収できるのです。

もちろん全て吸収できるわけではありませんが、多少なりとも自分の中に擬似的だったしても、体験を蓄積していければ、人間としてより成長できるのではないでしょうか?

私はそうでありたいと願い、これからも体験型読書を続けていきます。

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