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涼しくなって、サンテミリオンのブドウ畑を思い出した

サンテミリオンへは、ボルドーのアパートホテルに荷物を置いたまま1泊2日で出かけた。
ボルドー・サンジャン駅から普通列車で約40分。無人駅のサンテミリオン駅で降りて客待ちのタクシーを無視して歩いた。
15分ぐらいで丘の麓に着き、そこが旧市街の入り口で勾配がきつくなる。丘の頂上にモノリス協会や観光局なども集まっていて街の中心部になっている。ゆっくり歩いたから駅から30分以上かかったと思う。

予約したおいたホテルにチェックしたあと街歩き。
丘の頂上付近だから、ところどころから広がるブドウ畑を見下ろせる。
波打つように地平線まで続くブドウ畑と青空が美しい。

ここは、言わずと知れた世界に名高いワインの産地。赤ワインのAOC(Appellation d'Origine Contrôlée)、Saint-Émilionはフランス国の基準に基づいた産地呼称が認められている。
そしてブドウ畑の景観も含めて世界遺産に登録されている。

オープンエアーのバスツアーでシャトーを周り、街中のシャトーは自分で訪ね、そして酒屋で、方々で赤ワインを試飲。翌日はディパックに詰めたワイン4本を背負って丘を下りボルドーへ戻った。

2世紀にフランス一帯がまだガリアと呼ばれ古代ローマが支配していた時代にブドウが植えられたサンテミリオン。僕がいつか踏破したいスペイン、ガリシアのキリスト教聖地への巡礼路「サンティアゴ・デ・コンポステラ巡礼」の宿場町ということもあって、ワインが広く知れ渡ったらしい。

めっきり秋の陽気になって、ふとあのブドウ畑の絶景を思い出した。

下の写真は街はずれの1620年から続くマカロン屋さんで買った菓子箱。

#読書 #旅行 #ワイン #世界史 #エッセイ #サッカー #映画 #サンティアゴデコンポステラ


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