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エモーショナルEURO2020

予選リーグ3戦目から各試合の熱さが増したんだけど、この週末から始まった決勝トーナメントで明らかにさらにその熱さが一段階アップした。
無観客試合の各国リーグを終えたばかりの選手たちが、スタジアムのサポーターとテレビやネットから声援を送る国民の後押しでピッチを駆ける。
勘違いかもしれないけど、頑張りすぎての筋肉系のトラブルが多いような気さえする。
移籍金数十億円とかいう選手だろうとなんだろうと関係ない。
ただ仲間たちと勝利を手にしたいんだ、表情がそう伝える。
エモーショナルなシーンの数々は、贔屓チームが無くても楽しめる。

デンマーク対ウェールズ

個人の印象だけど、5年前の前回大会でのアイスランドのように大会全体を通して「次に好きなチーム」として人気を高めるのはフィンランドかな、デンマークかな、と思っていたけど、残念ながらフィンランドは敗退。
トーナメント初戦でウェールズを破ったデンマークは今日時点でその筆頭になったと思う。
前半先制ゴールの時、歓喜に湧くスタンドを追ったカメラがその流れで捉えていたスーツ姿で両手を挙げた女性首相。後半のゴールシーンではユニホーム姿に着替えていた。
デンマークの一丸となったチームプレーの前に崩壊していったウェールズ。個々のクオリティーで優っていても、苛立ちが露呈し、4-0という大差がついてしまった。

イタリア対オーストリア

90分で0-0だったものの延長の30分間に3つの得点が生まれたこの試合。敗者とはなったがオーストリアはまったくもって崩壊しなかった。あと5分あったらと思う。最後の最後まで果敢に戦った。
あれは悔しいだろう。終了の時すぐ、優勝候補イタリアを苦しめたんだと拍手を送れるのは僕を含めた他国の観戦者なんだろうな。
ちなみに、解説で「オーストリアがイタリアに勝った最後は1960年」と言っていた。61年ぶりの快挙は成らなかった。

#読書 #旅行 #ワイン #世界史 #エッセイ #サッカー #euro2020

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