読み終えた「ローマ人の物語」のページを折った部分を見返して#01
「ローマは一日にして成らず」 上 下
紀元前753年、一人の若者が3千人のラテン人を従い、現在のローマの地で建国。その後250年続いた王政は共和政へ変わって、市民から選出された執政官が元老院の助言を受ける形の政体に。
イタリア半島統一までが書かれている。
月の満ち欠けに準じて1年を12か月、355日と決めたのは、2代目王ヌマによる日常に秩序を与える改革。
多神教のローマ人たちは、異教徒とか異端の概念には無縁だったらしい。
人間の行動原則の正し手を、
宗教に求めたユダヤ人。
哲学に求めたギリシャ人。
法律に求めたローマ人。
わかりやすい比較だと思う。
貴族階級組織だった元老院は、紀元前4世紀半ばには重要な公職の経験者なら誰でも、平民でも元老院のメンバーになれるように変わる。
また、ローマの市民権は一定の義務を負うことで誰でも取得でき、二重国籍でも認められ、たとえばナポリ市民でもローマ市民でもある、ということが可能という他では見られない独自のシステムだったそうだ。
開放性や寛容は、当初から古代ローマのDNAだった。
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