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「ブラック・レイン」を20年以上ぶりに観た

好きな映画だといっても、好きだという認識だけで内容を覚えていない映画ってけっこうある。
その一つ「ブラック・レイン」を20年以上ぶりに観た。
ストーリーはまったく覚えていなかったけど、(あーこのシーンだ)など頷きながら懐かしかった。
この映画、やっぱりいい。
何と言ってもキャスティング。今は亡き超個性俳優たちの競演がたまらない。
殺人犯の佐藤役が松田優作。
佐藤を追うニューヨーク市警の刑事役マイケル・ダクラスとその相棒役がアンディ・ガルシア。
殺された相棒の復讐を助ける大阪府警の刑事が高倉健。
松田優作の子分役に内田裕也、ガッツ石松。やくざの親分役に若山富三郎とその用心棒が安岡力也。
高倉健の上司が神山繁。
ハリウッド映画が撮った大阪の街の空気感。
若山富三郎の前で指詰めをする松田優作。
高倉健とアンディ・ガルシアが上機嫌でクラブのステージで唄うシーン。
マイケル・ダグラスと松田優作の農場でのバイクチェイスはクライマックスだ。
理屈抜きで面白い。

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