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読み終えた「ローマ人の物語」のページを折った部分を見返して #02

「ハンニバル戦記」 上 中 下

シチリア島のメッシーナは、強国シラクサの侵攻に対して、アフリカ大陸北縁を支配していたカルタゴか、もしくはローマに支援を求めるかで意見が分かれていた。
イタリア半島の西数キロの海を隔てたメッシーナ支援は、ローマの海外進出のきっかけだった。
カルタゴのハンニバルはわずか29歳で9万の歩兵、1万2千の騎兵、37頭の象を率いてイベリア半島から現フランス、アルプスを越えて北からローマを攻め込んできた。
しかし、長い戦いに勝利したのは、敵将ハンニバルから戦術を学び活かした若きリーダー、スキピオ。
半島統一から地中海の覇権を獲るまでが書かれている。

ところで、海を越えたローマ人に広まったのが「ギリシア熱」。
ギリシアの植民地でギリシア語圏だったシチリアとはいえ、ローマにとっては軍事力で得た場所。それにも関わらずローマ元老院たちはすぐれたギリシア文化に興味を持ち、ギリシア人を秘書に雇い入れたり、家庭教師として招いたり。芸術、数学、哲学を学ぶようになったという。

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