いじめる側の背景

いじめの定義は、受けた側がいじめだと思ったらいじめ。

私は小さい頃から、大人になった今も、ずっといじめられる側。

ただ、私もadhdで言葉に気をつけていても仲良くなって気を許した途端に失言し、他者を傷つけた事はある。それも相手がいじめだと思えばいじめ。

そんななかでも不必要に、過剰に他者を攻撃する人間がいる。

育ってきた環境が劣悪だったり、親から身体的、精神的、なにかしら虐待を受けている、もしくは受けてきた背景があったりするのではと考える。

中学生時代に私を3年間いじめてきたグループの首謀者の子は、後からたまたま聞いた話では、親からの学力を上げなさいの圧力が酷く習い事をたくさん掛け持ちさせられていて、不満をもらしていたらしい。
そして、小学生まではいじめっ子を守る優しい子だったそう。

保育士専門学校時代にもいた、同じシングルマザーの同級生は、親に小さい頃金銭の虐待を受けていた。ナプキンすら買って貰わずに育ったらしい。
初めて出会った当初から、自分を馬鹿にしたと彼女が感じたら、(話を聞く限り、彼女の思い込みだった)色んな子を昼食に誘い、その相手をおとしめるよう偽情報を吹き込み、まわりを操って対象を孤立させる事をしていた。
私は最初虐待を受けていた背景が一緒だったので、よく話す仲ではあったが、彼女がひたすら怖かった。
結果、私も彼女の攻撃対象になったのだが。

彼女らは早めにカウンセリングを受けてきたら違っていたかもしれない。
学校や、周りの誰かが助けることは出来なかったのだろうか。

私が小学生中学生の時代的には無理だったかもしれない。
知的障害のクラスメイトの子がトイレを流さないだけで、その子の足の上から、先生がペダルを踏んでも問題にならない時代だったから。

でも、今は多少なり違う、はず。

いじめる人に知って欲しい。

ストレスは、相手を攻撃する以外にも解消する手段はたくさんある。他者を攻撃してスッキリするなんて、あってはならない。

知って欲しい。

攻撃してたら、自分の心まで攻撃していることに気づいて欲しい。

心は減る。いじめる側も。

親の虐待が背景と言ったものの、勿論、私も完璧な親ではないから、何かしらがきっかけで、わが子がいついじめる側になるか分からない。

子育てするなかでイライラする時もある。
しない人は、子どもの事を1ミリも考えてないからだ。もしくは、単純に子どもが育てやすい子なのかもしれない。

あくまで私は、自分の子どもには、毎日大好きだよ、宝物だよと伝える。

毎日ぎゅう〜っと抱きしめる。

毎日ささいな事で悩み、これで良いのか葛藤し、関わり方を色々な本を読み勉強する。
専門家に知恵を借りる。

子どものワガママを受容するときの教育的な境界線が難しいけれど、希望は出来るだけ叶えてあげたい。

子どもに自分の理想を押し付けないように。

そして、私自身潰れないように、適度に家事にも手を抜いて自分が楽しむ時間をつくる。

子どもがいじめる側にならないように、イライラしても大好きだと言う気持ちを毎日子どもに伝えていきたい。

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