見出し画像

編集担当したkindle本をプリントオンデマンドで発注してみた

先日、編集を担当させてもらったこちらの本を

プリントオンデマンド、ペーパーバック版で注文してみました。kindle版POD対応、今回初めての利用です。

画像1

電子で作った原稿ではあるけれど、ペラペラめくりながら読めるのは、やっぱり嬉しいと思いました。原稿の印象も変わりますね。

印刷の仕様はとてもシンプル。クオリティ面ではハードカバーのものや印刷所さんのプロの技には敵わないと思いますが、マットな表紙はソフトカバー版とそう変わらない印象でした。

注文から数日での到着、在庫を抱える必要もなく、コストかからない。

・ソフトカバーのみ(ハードカバーNG)
・デザインや装丁にはこだわれない
・ネットのみでの販売

などのデメリットの方が、上記メリットに比べて大きい方は、積極的に検討して「著者になる」のは、やっぱりすごくいいですね。

印税率も70%とかだというし、地道に販売数を伸ばせば、電子、紙どちらにしても印税が副収入になってくれることもありそう。ご自身で事業をしていたり、発信を拡大させたい方なんかには、本当に利用価値がありそうです。

画像2

この上デザインにもっと選択肢が増えて、ハードカバーもいけるようになったり、エディトリアルソフトなんかに対応し始めたら(そんな遠い未来じゃない気がする)、本当に出版社、どうなるんだろうって思います。

改行設定や目次の表示方法など、ちょっとした設定の手間はありますが、手順どおりやれば難しいことはないです。私たちはワードで原稿制作しましたのでこちらを参考に。また、これに関連する原稿制作のコツを、kindleで探して読んだりもしました。先輩方の体験が一番参考になります!

原稿が完成したら、kildle previewerを使って、改行などの見た目のチェックも。原稿アップロードの前には、最低限の読みやすさ、確認しておきたいですね。

やってみたら、本当に大したことなくってびっくりです。私も何か書いて出してみようかしら、と思ったくらい手軽で簡単でした。

***

本は本屋さんで売るものだ、なんていうのはもう遠い昔の話かもしれません。私が最初に就職した出版社は、取次を通さないで書店と直でやりとりする「直取引」で全国展開している版元だったので、

そのころから研修という形で、「本屋さん以外で本を売るには?」をブレストしたりしていた記憶があります。雑貨屋さんとか、コンビニとか、薬局とか、当時は「え、そんな・・」っていうアイディアが出ていたように思うけれど、それが今では見慣れた風景になりました。

想像できることは形になるし、実現できることなんだっていうのは時間が経った今とてつもなく実感します。本は今や、コンビニにもあるし、ネットの熱帯雨林のなかにもある。

著者になることだって、以前はずっとずっと、一部の人の出来事だったし、「才能」とか「センス」とかで片付けられる特権みたいなものでした。出版社にいながら、著者になるって特別な人の出来事だよなあって思ったものでした。

でも今はそんなこと言ってる暇がないくらい、著者が生まれているし、誰にでもチャンスが与えられている。

著者になるかどうかも、自分で選べる時代が来るなんて。

どんなふうに自分を表現し、どんなふうに自分を売っていくのかも、それをどう自分に許可するかだけのこと、になってきてます。

○○○

↓著者であるwithコーチさんについてはこちらから。本書をきっかけにコーチング依頼が入るなど、事業にも変化が。ビジネスを加速するきっかけになっていたら嬉しいです! 


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?