AIが、ライターとしての強みを教えてくれる

昨日は、こちらのオンラインセミナーに参加してきました。

noteでも、AIを使った機能がこれからどんどんアップデートされていく模様ですが、新しい世界へ向かっていくワクワク感はありつつも、書くことを仕事にしてきた私としては不安もあります。

chatGPTに代表されるようなAIがこれからもっともっと進化していく流れの中で、果たして、その時私という人間の存在意義はあるのか・・・(謎)

けれども、人が不安になったり攻撃的になるのは大抵、それが一体どんなものか、ただ「知らない」というだけのことがほとんどです。

chatGPTについては、つい最近やっと「会話」みたいなものを気軽にできるようになった程度。その程度では、「不安」や「恐怖」など自然現象みたいなもんだ。

果たしてAIが今後ますます成長していった時に、「書くこと」は人間にとってどういう意味を持つようになるのか。あるいは、人間と機械をわかつ境界線はどのように浮かび上がるのでしょう。

こういう混沌の時期において、先陣を切ってこうしたテクノロジーと面白そうに向き合い、情報を提供してくださる皆さんには、本当に感謝しかありません! 知らないことを理由に「は?」ってマウントとっている人生は勿体ないとしか言いようがない(自分に言っています)。

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さて、参加してみての感想ですが、ライターとしては、AIがもうバリバリ活躍している世界でどう生きるか、をそろそろ具体的に考え、行動していった方がいいと感じました。

すぐそこです。私たちの仕事が奪われるのは。

使い方のコツさえ掴めたら、誰でもわかりやすい文章が書けますし、AIライターを名乗れます。苦手でこれまでどうしたって外注を選択せざるを得なかった「書くこと」が、AIで十分賄えるようになります。

ライターとしては「うわ、仕事減る」けれど、事業者の立場に立ってみれば「それ、利用せん理由ある?!」ですよね。

セミナーでは、現時点でAIができること、できないこと、それを活用する方法などエッセンスを伝えてくださり、そこまできたか・・・!と圧倒されました。

例えば、私が2時間の取材で、下調べから執筆、校正と全5、6時間書けて制作していた原稿は、もう、半分以下の時間で書けてしまうこともわかりました。

「こういうのなんて表現したらいいんだっけ・・・」という国語レベルの課題で壁にぶち当たることは、もうなくなっていくでしょう。(それと、国語を学ばなくて良い、とはまた別の問題ですが)

一方で、まだまだAIの文章力は、「伝わる」「伝える」のレベルにおいてはまだまだ発展途上、と感じることもできました。

今のAIができることは、情報を的確に、正確に伝える文章を書くこと。数字やデータの取り扱い、論理性のある文章は、真っ先にAIに任せた方が良さそうです。そこに時間をかけたいのなら別ですが、私の場合はどうひっくり返っても勝てそうにありません。


AIの台頭は、私に、書き手として残りの人生をどう生きていくのかを、突きつけているとも感じました。

まだ言語化に至るほど考えられていませんが、一つ”そもそも”をドヤ顔で言うと、AIに取材ができません。1次情報にあたることができない。

現場で起こったこと、話し手の表情や熱量、そういうものを感じ取り、表現することも、「まだ」できない。

いずれできるようになるかもしれないという期待と可能性を含みつつ、知れば知るほど、ああ、AIは私という個性を持った人間を潰すために現れているのではないのだ、と強く感じたのでした。

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AIによって、自分のライターとしての特質を知る。セミナーでの1番の収穫はこれでした。

私の場合は、それは相手の感情や抑揚、熱量を感じ取る能力であり、それを文章や構成において落とし込んでいくこと。今までは、「そうだ」と言えなかったことが、やっと、自信を持って言えるような気がしました。

人とつながる。その人の想いを、言葉にする。

AIは私の特性をより高め、また効率的に、効果的にサポートすることができる相棒になってくれると思います。

とにかく、知らないものをなんとなくこんなもんかなーという感覚で、放っておかなくてよかった。AIライターが爆誕していく近い将来、私という存在はもっと分厚く、根ぶとく存在しているはずです。(消えて無くなっている場合もあるが。。)

不安が消えたということではありませんが、どこか「仲良くやっていけそう!」といった希望もいただきました。

こうして、まだ未知の世界を切り開いて、私たち後進のものに惜しみなく情報提供してくださる皆様に、感謝の気持ちでいっぱいです。


utsuwa出版:ブランディング出版を手掛ける出版社さんです。どんな人も気軽に本が出版できるシステムで、著者の物語に寄り添う本づくりをなさっています。これから、AIを使った原稿制作、AIライティングセミナーなども開講される予定だそう。気になる方は、ぜひチェックを!



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