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怒りや憎しみに囚われない生き方!

誰にでも起こる怒りや憎しみの感情
心の持ち方で信頼を深める機会に

人間、誰しも「怒り」や「憎しみ」の感情はあるものです。
そうした感情まで抑え込もうとしたら、ストレスになってしまいます。

大切なのは、自分がどうありたいかという姿勢と
相手に対する気持ちの伝え方です。

たとえ怒りにつながるような出来事があっても、
自分次第で相手との信頼関係を深めることもできるのです。

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怒りや憎しみの原因となる「悪口」
無意識にでも言わないことを心がけて

【悪口は自信のない裏返し そこから何も生まれない】

人間関係で、怒りや憎しみの原因となることの
ひとつに「悪口」があります。

心理学的に見ると、
自分に自信がない人ほど人の悪口を言う傾向があるようです。

本人の気持ちとしては、誰かを批判することで
「自分のほうが偉い」とか、「自分のほうが現実を見ている」とか、
「自分のほうが正しい判断力がある」と思われたいのです。

そういうときの悪口は、裏を返せば自己アピール。
「あなたの言うとおりね」と言ってほしいわけです。

また、一時的にでも、共感してくれる仲間がほしいという
心理も働いているのでしょう。
たとえネガティブなつながりでも、
とりあえず「そうよね」と言ってもらえたら、
分かり合えた気になれるのです。

でも悪口は人間関係でマイナスにしかなりません。
言った相手に
「自分も陰でこの人に悪口を言われているかも…」と
思われてしまうかもしれない。

でも、たいていの本人はそのことに気づいていないのです。


【悪口がもたらす結末に想像力を働かせよう】

悪口というものは「麻薬」のようなもので、
言っているときは気持ちがよくても、
そのマイナスな部分によって自分が蝕まれます。

聞いてもらっているときは分かり合えたような気がしても、
回りまわって皆から総スカンを食らったり、
誰からも本音を言われず、
差しさわりのない付き合いしかしてもらえなくなったりするのです。

実際の麻薬でも、たくさんの仲間や家族を失っている人がいますよね。

そうした人の心理を理解して、
悪口がもたらす結末に想像力を働かせれば、
無意識に人の悪口を言ったりしなくなるのではないでしょうか。


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「陰ほめ」は良好な人間関係の黄金律
自分自身の信頼にもつながります

【出会いは自分の選択 言動には責任を持って】

夫や妻、友人の悪口を、本人がいないところで言う人もいます。
でも、悪口を言う前に考えてみましょう。

恋愛も友人関係も、大人になってからの出会いは、
自分が望んで生まれた関係。

そう考えると、選んだパートナーや友人のことを悪く言うのは、
相手を選んだ自分を否定し、
自らの誤りを公言しているようなものです。

しかも相手が悪口を言われたと知ることになれば、
怒りや憎しみの原因にもなりかねません。

一方、本人がいないところで、人をほめる人もいます。
じつはこの「陰ほめ」は人間関係において
黄金律ともいえる素晴らしい行為
と言えます。

「妻には本当に大事にしてもらって感謝している」
「部下の〇〇君のおかげでいつも助かっている」
といった「陰ほめ」は、
回りまわって本人の耳に入るもの。
お互いの関係を良好にし、
自分自身の信頼にもつながる最高のコミュニケーションなのです。

職場などで、その場にいない人に批判めいたことを
言ってしまうことがあるかもしれません。
でもそんなときは、
「私もよく失敗するんだけどね」などと、
自分の引け目をひと言つけ加えることで、
発言を和らげることができます。

人間の言動は、ちょっとしたフォローで
印象が大きく変わってくるのです。


【人とつき合うときは たくさん箱をつくろう】

そして、人とつき合うときに大切なのが、
箱をたくさんつくること。

好き嫌いの二つの箱しかないと、
相手のたったひと言で好き嫌いになってしまいます。

でも、普通、やや好き、好き、かなり好き、大好き、
やや苦手、苦手、かなり苦手、できればあまり会いたくない…
など、好きの度合いに箱をたくさん持っていれば、
人間関係に幅が生まれますよ。

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大切なのは自分がどうありたいか
相手を信じ続ける気持ちも大切に

【相手との距離を縮める アイメッセージ】

人間ですから、誰にも怒りや憎しみの感情はあるものです。
大切なのは気持ちの伝え方。

たとえば夫が仕事やゴルフで忙しく、
夫婦でゆっくり過ごせる時間をつくれないなかったとき、
「あなたは冷たい」と言えば
相手も感情的になります。
でも「私は寂しかった」という、
自分が主語のアイメッセージで伝えれば、
相手も歩み寄りやすくなるものです。


【信頼の心を大切にして 人間関係を築きましょう】

こんな話を聞きます。
「仲よくしていた友だちが、私の悪口を言っていると別の人から聞き、
 悔しくてたまらない。一度、文句を言ってやりたいと思う」

この場合、それが真実かどうかわかりませんし、
伝えてきた人が自分たちの関係を壊したいのかもしれません。

もし自分が大切な友だちだと思っているなら、
その友だちを信じてみてはいかがでしょうか?
そして、
「教えてくれてありがとう。でもごめんね。
 あなたのことを疑うわけじゃないけど、
 自分はやはり彼女を信じたいと思う」
と言える人になってみては?

そうすることは、
究極の「陰ほめ」にもなりますし、
あなたという人間の信頼にもつながります。

怒りの感情を起こさせることに怒りで返しても、
そこには何もプラスは生まれません。

大切なのは、
つねにあなた自身が自分はどうありたいかという姿勢
だと思います。

ぜひ、怒りや憎しみに対し信頼で返せるような心の持ち方で、
よりよい人間関係を築いていただければと思います。


なかなか難しいことかもしれませんが、
人に流されずに、自分はどうありたいか。
常に意識していきたいものです。


~夫に頼らずに生きる力を手に 夫奴隷解放宣言
            30代女性のための自立支援アドバイザー~



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