ともえねこ

ともえねこです。 保護猫たちと過ごしてきた記録を綴りたいと思います。 https://…

ともえねこ

ともえねこです。 保護猫たちと過ごしてきた記録を綴りたいと思います。 https://www.instagram.com/tomoe7tomoe12cat/

マガジン

  • 猫の自宅治療

    持病や障害のある猫達をたくさん保護してきたので、獣医師指導の元、自宅で出来るだけの治療をしてきました。自宅治療の記事をまとめています。

記事一覧

猫の知的障害

そら:2003年8月30日保護~ そらは脳に障害があり、歩行困難やてんかん発作や知的障害など若い頃から 様々な症状を抱えていました。今回はそらの知的障害について記載しま…

51

てんかん発作による空嘔吐の処置

別の動画を撮影しようとした時 てんかん発作の嘔吐が始まったので たまたま撮れた動画です。

7

激痩せした猫に点滴(皮下補液)の針を刺すコツ

背中も痩せてしまった猫ちゃんに点滴の針を刺す時 皮膚が薄くなりすぎて、針が皮膚を貫通してしまうという ご相談をよく受けるので撮影しました。 この方法で針を刺すよう…

13

猫の看取り(強制給餌の反省から穏やかな最期へ)

★ぷーこ:♀猫 2000年5月2日保護→2017年3月1日永眠 2016年12月から終末期に入り、十分な自力飲食ができなくなった為 補助的に強制給餌を開始しました。 ぷーこは最大体…

49

猫の看取り(治療し過ぎて後悔した記録)

★ないと:♂猫 2000年12月30日保護→2014年11月10日永眠 2014年10月31日 動物病院で急性膵炎と診断されました。 唸り声をあげるくらいの激痛があり、嘔吐が止まらず その…

29

試練ではなくチャンス

この写真はうちの猫(そら18歳)に3月~7月に私が使った医療器具です。 2021年2月28日に生死をさまよう大きなてんかん発作が出てからは 不安定な状態が続きました。 こ…

7

猫の終末期(延命治療)について

終末期に入った猫の治療については、考え方が様々だと思います。 自然に任せたい方、高度医療を望む方、緩和ケアを望む方等、 飼い主さんによっても、猫ちゃんの容体によっ…

38

猫の看取りを幸せと思えるようになったワケ

これまでに11匹の猫を看取ってきました。 看取りはツラいです。悲しいです。心がちぎれるように痛いです。 でも、看取ることができるのは幸せな事だと今は思っています。 …

13

猫のてんかん発作と気管支拡張剤

★そらのてんかん現状  月2~3回の発作があります。 ★毎日の薬  エピレス(ゾニサミド)  1日あたり80mg服用  (他にラプロス、レンジアレン、モエギキャップ、   ボ…

6

そら

11

数値規制について

数値規制とは、ペットショップ等で販売するための犬猫を、繁殖している業者が、適切な飼育を行うために、これまで明確になっていなかった、飼育環境について数値化するとい…

11

猫にお薬を飲ませる方法

たくさんの子達に投薬してきましたが、そらが一番上手に錠剤を飲んでくれます。

11

にゃんだふるらいふ

そらと一回交代でチューをします。 ただそれだけの動画です(*^_^*) そらは障害と持病があります。 脳障害があっても、少しの工夫で幸せな猫ライフが過ごせます。

7

ペットロス症候群

猫は必ず亡くなります。 そして、家族になった以上、最後まで看取る命の責任があります。 頭でわかっていても、死別を経験するまでは、ちゃんと死と向き 合っていなかった…

18

諦めずに覚悟する

亡くなった猫たちの遺骨は、今も全てリビングにいます。 最期の一人が亡くなるまでは、家族一緒に暮らすつもりです。 1~4回目までの死別は、自分の知識不足…なぜもっ…

27

大人猫の友情

猫の保護数が増えるとき、後輩猫が子猫であれば、先輩と仲良くなるのが難しくありませんが、後輩猫が大人の時、仲良くなれない場合があります。 どうしても仲良くなれない…

9

猫の知的障害

そら:2003年8月30日保護~ そらは脳に障害があり、歩行困難やてんかん発作や知的障害など若い頃から 様々な症状を抱えていました。今回はそらの知的障害について記載します。 トイレも爪とぎも覚えられて、普通の生活には何の問題もありません。 私の言葉もよく理解して、愛情深く甘えたな性格の可愛い子です。 ただ、猫社会のルールだけが理解できません。 そらを保護した時うちには既に8匹の猫が居ました。そらが9匹目です。 猫同士のルールがわからないので、先輩にシャーっと言われても

再生

てんかん発作による空嘔吐の処置

別の動画を撮影しようとした時 てんかん発作の嘔吐が始まったので たまたま撮れた動画です。

再生

激痩せした猫に点滴(皮下補液)の針を刺すコツ

背中も痩せてしまった猫ちゃんに点滴の針を刺す時 皮膚が薄くなりすぎて、針が皮膚を貫通してしまうという ご相談をよく受けるので撮影しました。 この方法で針を刺すようになってからは これまでに8匹、皮膚の貫通なしに点滴が出来ています。

猫の看取り(強制給餌の反省から穏やかな最期へ)

★ぷーこ:♀猫 2000年5月2日保護→2017年3月1日永眠 2016年12月から終末期に入り、十分な自力飲食ができなくなった為 補助的に強制給餌を開始しました。 ぷーこは最大体重2.3㎏のとても小型体系で元々食も細い子でした。 その為、強制給餌は1回の量を少なくし、給餌回数を増やすことで 負担を減らそうと考えました。1回3㏄で2時間おきに給餌です。 この強制給餌を始めてしばらくすると、それまで少しは出来ていた 自力飲食が全く出来なくなってしまいました。 症状が悪化し

猫の看取り(治療し過ぎて後悔した記録)

★ないと:♂猫 2000年12月30日保護→2014年11月10日永眠 2014年10月31日 動物病院で急性膵炎と診断されました。 唸り声をあげるくらいの激痛があり、嘔吐が止まらず その日から自宅で24時間体制での治療が始まりました。 セレニア、プリンペラン、プレドニゾロンを症状に合わせて 適時適量を注射し、ラクトリンゲル液を毎日150㏄点滴。 痛みと嘔吐が止まったのは11月3日でした。 自力排泄はできましたが、飲食は全くできなかった為 嘔吐が止まってからキドナ(経腸栄

試練ではなくチャンス

この写真はうちの猫(そら18歳)に3月~7月に私が使った医療器具です。 2021年2月28日に生死をさまよう大きなてんかん発作が出てからは 不安定な状態が続きました。 この使用済み医療器具の量を見ると、無理な延命ではないかと 思われるかもしれませんが、治療による効果よりもそらのストレスが 上回る時はその治療をやめています。 3月から自力飲食ができず、自力排泄もできない日が続き 2月に3.5キロあった体重が、3月には2.7キロまで減少しました。 そこから点滴と強制給餌を続

猫の終末期(延命治療)について

終末期に入った猫の治療については、考え方が様々だと思います。 自然に任せたい方、高度医療を望む方、緩和ケアを望む方等、 飼い主さんによっても、猫ちゃんの容体によっても千差万別です。 以前ある獣医さんのブログに気になる記事がありました。 「獣医師としての経験上、終末期に入った猫に点滴や強制給餌などの  延命治療をすると苦しんで亡くなるが、全く何もせずに自然のまま  見送ると静かに亡くなる。猫は死の準備の為に自ら飲食をやめるから  延命治療はしない方が安らかに死ねる。」 …とい

猫の看取りを幸せと思えるようになったワケ

これまでに11匹の猫を看取ってきました。 看取りはツラいです。悲しいです。心がちぎれるように痛いです。 でも、看取ることができるのは幸せな事だと今は思っています。 37歳の時、ステージ3の横行結腸癌を患いました。 腫瘍が大きくなり過ぎて腸閉塞寸前。緊急入院、緊急手術となりました。 (31歳から毎年人間ドックを受診していましたが癌は発見されず。) 当時、我が家には7匹の猫がおりました。 突然の入院、猫たちのお世話は全て旦那に任せることになりました。 旦那は仕事をしながら私の

猫のてんかん発作と気管支拡張剤

★そらのてんかん現状  月2~3回の発作があります。 ★毎日の薬  エピレス(ゾニサミド)  1日あたり80mg服用  (他にラプロス、レンジアレン、モエギキャップ、   ボミットバスター、プロナミド、セミントラを毎日服用)  プロジンク(インシュリン) 1メモリ×2回注射(1日) ★発作の主な症状  嘔吐(吐出)、よだれ、人への噛み付き、興奮、自傷行為、痙攣、  眼振、遠吠え、不眠、歩行障害もしくは徘徊等 ★発作の処置  プレドニゾロン(ステロイド)を1cc注射(通常

数値規制について

数値規制とは、ペットショップ等で販売するための犬猫を、繁殖している業者が、適切な飼育を行うために、これまで明確になっていなかった、飼育環境について数値化するというもの。 ところが、ペット業界側から提出された数値規制案は驚くべき内容でした。 例えば、繁殖犬猫の居住ケージのサイズは 「高さ=体高×1.3 幅=体高×1.1」というものです。 身動きもできない環境で、繁殖できなくなるまで閉じ込められます。 これらに抗議するために、多くの方がハガキアクション、メールアクション、署名

再生

猫にお薬を飲ませる方法

たくさんの子達に投薬してきましたが、そらが一番上手に錠剤を飲んでくれます。

再生

にゃんだふるらいふ

そらと一回交代でチューをします。 ただそれだけの動画です(*^_^*) そらは障害と持病があります。 脳障害があっても、少しの工夫で幸せな猫ライフが過ごせます。

ペットロス症候群

猫は必ず亡くなります。 そして、家族になった以上、最後まで看取る命の責任があります。 頭でわかっていても、死別を経験するまでは、ちゃんと死と向き 合っていなかったと思い知らされました。 初めての死別は、まだ2歳半のけん子でした。 交通事故に遭っていたところを保護し、後遺症を持ちながらも 生きてくれていました。まだまだ生きてくれると思っていました。 でも、お別れは突然やってきました。 悲しくて悲しくて死の現実が受け入れられず、泣いてばかりいました。 他に2匹の保護猫が居まし

諦めずに覚悟する

亡くなった猫たちの遺骨は、今も全てリビングにいます。 最期の一人が亡くなるまでは、家族一緒に暮らすつもりです。 1~4回目までの死別は、自分の知識不足…なぜもっと早く異変に気づけなかったのか、なぜもっと有用な治療を見つけられなかったのか、なぜもっと上手く病状を獣医さんに伝えられなかったのか…という、自分の足りなさへの後悔でいっぱいでした。 5~8回目までの死別は、獣医さんからたくさんのことを教わり、自宅治療が出来るようになっていましたが、今度はやりすぎの後悔でいっぱいでし

大人猫の友情

猫の保護数が増えるとき、後輩猫が子猫であれば、先輩と仲良くなるのが難しくありませんが、後輩猫が大人の時、仲良くなれない場合があります。 どうしても仲良くなれない場合は、家を2つに仕切り、相性によって居住エリアを分けることで、多頭飼いの猫のストレスを緩和します。 11歳のチャトラが家族になった時、うちには6匹の先輩猫がいました。 11歳まで他の猫を知らずに育ったチャトラにとって、他猫との生活はストレスです。その為、生活エリアを2つに分けました。 数日すると、6匹チームのリーダ