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大人猫の友情

猫の保護数が増えるとき、後輩猫が子猫であれば、先輩と仲良くなるのが難しくありませんが、後輩猫が大人の時、仲良くなれない場合があります。
どうしても仲良くなれない場合は、家を2つに仕切り、相性によって居住エリアを分けることで、多頭飼いの猫のストレスを緩和します。

11歳のチャトラが家族になった時、うちには6匹の先輩猫がいました。
11歳まで他の猫を知らずに育ったチャトラにとって、他猫との生活はストレスです。その為、生活エリアを2つに分けました。
数日すると、6匹チームのリーダー猫ポン13歳が、チャトラに会いたいと言います。2人を会わせてみるとケンカも威嚇もなく、すぐに仲良くなりました。去勢しているとはいえ、大人の男子同士がすぐに仲良くなれたことは、嬉しい驚きでした。

その日から、ポンはチャトラエリアで暮らすようになりました。でも、他の5匹のことも心配になるようで、週に一回だけ5匹エリアに戻る生活をしていました。

年齢が近いせいか、2人は一緒によく遊び、同じお皿で食事もし、抱き合って寝るようになりました。シニアの年齢ですが、子猫のように追いかけっこをして、仲良く遊んでいました。チャトラにとってポンは、初めて出来た猫友達です。チャトラが病気になった時、ポンは毎日チャトラを抱きしめていました。

そして、チャトラが虹の橋を渡った時、ポンはチャトラに添い寝をし、人間のように涙を流しました。その4ヶ月後、ポンも虹の橋を渡りました。大人猫同士でも仲良くなれる…ということを2人が教えてくれました。

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