猫のてんかん発作と気管支拡張剤
★そらのてんかん現状
月2~3回の発作があります。
★毎日の薬
エピレス(ゾニサミド)
1日あたり80mg服用
(他にラプロス、レンジアレン、モエギキャップ、
ボミットバスター、プロナミド、セミントラを毎日服用)
プロジンク(インシュリン) 1メモリ×2回注射(1日)
★発作の主な症状
嘔吐(吐出)、よだれ、人への噛み付き、興奮、自傷行為、痙攣、
眼振、遠吠え、不眠、歩行障害もしくは徘徊等
★発作の処置
プレドニゾロン(ステロイド)を1cc注射(通常0.5ccだが効かないため増量)
必ず嘔吐が止まらなくなるのでセレニア0.5cc注射
興奮症状が続く場合はセルシン(ジアゼパム)を0.3㏄ずつ注射
これまで何年も薬の組合せや分量など、獣医師と相談しながら
今の治療になりました。
しかし2020年は2回、これらの処置で治まらず危篤状態にもなりました。
発作後、全身に麻痺が残るケースもあり、歩行も自力排尿もできず
発作から回復まで6日間は寝たきり状態となりました。
この2回の重篤発作の原因を見つけたくて、これまでの治療日記を
読み返したところ、2回とも気管支拡張剤を服用していました。
そらは季節の変わり目に喘息発作を起こす為、年に数回服用します。
てんかん発作の重篤化と気管支拡張剤に因果関係が無いかどうか
動物病院で調べてもらったら、あるかも…と判明。
かかりつけの病院では、犬猫での症例や報告は無いそうですが
人間の子供の場合、気管支拡張剤の中枢刺激作用でてんかん発作を
起こす事があるとのこと。
そらのいつもの発作が重篤化した原因はこれかもしれない!
ただ、これまで何年も気管支拡張剤を服用しても重篤化しなかったので
2020年から重篤化しているのは、年齢や臓器への負担蓄積も原因として
考えられます。
でも、ほんの少しですが、重篤化を回避できるかもしれない方法が
見つかったことは嬉しい。そらの喘息発作はステロイドでも治まるので
気管支拡張剤をやめることは可能です。
しかし、長年のステロイド使用で、糖尿病とクッシング症候群を
併発しているので、真逆の両方の治療が必要な状態が続いています。
両方の病気のバランスを取りながら、少しでも穏やかに長生きできるよう
頑張ります。
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