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【読書録】限りある時間の使い方(オリバー・バークマン、高橋璃子・著)

なぜ、読んだ本を公開するのか

毎週日曜日7時~『ビジョナリー読書クラブ』というオンライン読書会に参加しています。そこでは、読んだ本の一部を引用し、自分の気付きを伝え、何をするのかを宣言します。

その発表を事前にnoteに公開することで、自分の考えを整理しています。
皆さまの参考になるとうれしいです。

今回読んだ本はこちら。

今回は、仕事で時間関係の本を5冊推薦することになったので、最近出た本を読んでみました。ギャラ以上に本をたくさん買ってしまった……。まあよしとしましょう(笑)

それでは早速ご紹介しましょう。

【引用その1】人生は何週間?

頭にパッと浮かんだ数字で答えてほしい。人は平均で何週間生きると思う?」  ある人は数十万と答えたので、僕は僭越ながら、彼女にそっと教えた。メソポタミアのシュメール文明から現在まで、人類の文明全体の時間をあわせても、31万週間にしかならないんだよと。

限りある時間の使い方(オリバー・バークマン、高橋璃子・著)

1年は50週くらい。つまり80歳まで生きるなら4000週間くらいの計算です。

数十万と答えた人は、時間に対する感覚が悪いのかもしれません。それだけたくさんあると思ったら無駄遣いもするでしょう。私は今47歳。となると、残されたのは、33年。1650週間という計算になります。実際はもっと短いかもしれないし、多いかもしれない。こうして残りを意識することで、向き合い方も変わるでしょう。


【引用その2】今を犠牲にしない

僕たちは時間をあるがままに体験すること(時間であること、といってもいい)をやめて、「今」という時間を未来のゴールにたどり着くための手段に変えてしまった。今はまだ楽しむときじゃない。いつかタスクがすっかり片づいたら、そのときこそリラックスして楽しもう、というわけだ。
それは一見、まともな生き方のように見えるかもしれない。厳しい競争社会を生き抜くためには、一刻も無駄にできないと感じるのも無理はない(さらに、ほとんどの人は子どもの頃からそうしつけられている。後で楽しむために、今は我慢しなさい、と)。
ところが今を犠牲にしつづけると、僕たちは大事なものを失ってしまう。

限りある時間の使い方(オリバー・バークマン、高橋璃子・著)

昔は「将来のために」「将来のために」そう考えて生きてきた気がします。しかし、その将来とはいつのことでしょうか。仕事を辞めてからでしょうか。あるいは、死ぬ間際でしょうか。そのときに、今の苦労が報われるのでしょうか。

今を犠牲にしていることをもっと自覚すべきです。今、蓄財したとしてもそれはいつ使うのでしょうか。今のために、今生きる。それが大事なんだなぁ~と最近は実感しています。

【引用その3】体験は無限

人は世界中のありったけの体験を味わい、人生を「生ききった」と感じたいと願う。ところが世界が提供してくれる体験の数は実質的に無限なので、どんなに頑張っても、人生の可能性を味わいつくしたという感覚を得ることはできない。むしろ、効率化の罠にどんどんハマってしまうのがオチだ。すばらしい体験をすればするほど、「もっとすごい体験をしなければ」と思うようになり、結果的に無力感が増していく。

限りある時間の使い方(オリバー・バークマン、高橋璃子・著)

いつの時代が満足できる時代なのだろう。そう考えることがあります。

人は、たった一つの経験で人生が変わることもあります。あるいは、その一つの経験をするために、いろんな我慢を重ねるかもしれません。しかし、その経験を遙かに超える経験が世の中にはたくさんあります。それを追い求めることがいいことなのか……。経験がこれだけ多く見つかる時代だからこそ、終わりが来ないわけです。

足るを知る。それが重要なのかもしれませんね。

【引用その4】気晴らしは終わらない

SNSのアカウントを消して山小屋にこもったとしても、それで大事なことに集中できるかというと話は別だ。たとえフェイスブックが見られなくても、何らかの形で気晴らしの誘惑はやってくる。

限りある時間の使い方(オリバー・バークマン、高橋璃子・著)

この1年間、登山を趣味にしています。しかし、山に行ってもスマホをいじっている人を見ると、「う~~ん」という感じ。中にはパソコンを出している人に出会ったこともあります。

まあそれはさておき、スマホを持たなくても、別の気晴らしがやってきます。だから、いつまで経っても自分の内面としっかり対話が出来ない。すべてのものを無くして、気晴らしの誘惑も断ち切って、そして内観したいですね。

【引用その5】気にしない生き方

「何が起ころうと気にしない」生き方とは、未来が自分の思い通りになることを求めず、したがって物事が期待通りに進むかどうかに一喜一憂しない生き方だ。それは未来を良くしようという努力を否定するものではないし、苦しみや不正をあきらめて受け入れろという意味でもない。そうではなく、未来をコントロールしたいという執着を手放そうということだ。

限りある時間の使い方(オリバー・バークマン、高橋璃子・著)

期待通りの人生だったら楽しいですよね。でも、期待通りじゃなかったらガッカリする。重要なのは、やれることをすべてやり、あとは天に任せる。「人事を尽くして天命を待つ」ということでしょう。

昔は、未来に対する終着がありましたが、今はそれがまったくありません。ある程度の執着がないと、貪欲に動けないような気もします。みんなが達観しすぎた世の中が果たしていいのか。

もしかしたら、多少の執着を持つ人がいるからこそ、いろんなことが進むのかもしれません。

まとめ&宣言

自分の残り時間を考え、向き合います。
どんなことに使うか……考え続けます。

今回読んだのはこちらの本です。


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