子どもをほめるのは叱るのと同じ『子どもを伸ばす言葉 実は否定している言葉』
タンザニア在住ライターのほりともです(@tmk_255)です。
最近、小1の娘と言い合いになってしまうことが続いていたので、この本を読んでみました。解決策を探していた時に見つけたこの本。
目からうろこのアドバイスがたくさんでした。
実際に今晩、娘とのお風呂の時間に、「ほめるでもなくしかるでもなく、ただ認める」を意識してみたところ、娘がとても嬉しそうにたくさん学校でのお話やグチを共有してくれて、効果を感じました。
最近よく言われる「自己肯定感」は、「自信がある人」ではなく、「私のことが好き」「私は必要とされている愛されている」「私は私だから大丈夫」と思える子どもの「丈夫な心」を育てるのが大切としています。
「寝る時間なのにまだ遊んでいる」「お友達と仲良く遊べない」
「宿題をなかなかやらない」「片づけをしてくれない」
こんな時に、親がどんな言葉をかければ、子どもの生きる力を育てられるのかわかりやすく説明されています。
・「こうすべき」という親の価値観から、「子どもをそのまま認める」への転換が必要
・子どもの「器」を大きくしてあげれば、親の言葉は伝わる。
・「●●しなさい」と大人が知識やルールという「お水」をまだ育っていない「器」に一生懸命いれようとしている。でも子どもの器はまだ小さいからすぐに水があふれてしまう。例えば、遊んでいる子どもに「早く片付けなさい」「学校に行く時間だよ」なんて言っても、子どもの器に「かたづけ「「学校にいく」という水はあふれてしまい、子どもも親もヘトヘトになってしまう。
・ほめるのでもなく、しかるのでもなく、「認める」ことが大切
・「どうして」をなるべく使わずに、会話を重ねていく
・子どもの「学校に行きたくない」には、実は「がんばっている自分をちゃんと見て欲しい」という気持ちが込められていることが多い。行く、行かないに終始せずに、子どもに話をしてみよう。
・親は片付けに固執するが(私だ)、実はモデルルームのように片付いた部屋より、おもちゃがそのままになっているような部屋の方が子どもの前頭葉が活発になって遊びに工夫が生まれる
・「無理しなくていいよ」の声かけはNG。子どもが何かについて「怖い」と言ったら、「怖いね」と認める言葉だけでいい。
他にも、親は通訳に徹する、意外な子どもの集中力の育て方、子どもがいつも親の会話をこっそり聞いていることを逆に活用する方法、よく言われてきた「ほめる子育て」への疑問、など。
とても興味深い内容です。
小さなお子さんを持つ方にはおススメの1冊です。
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