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仕事について

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#ステージ4

生死は隣り合わせ

生死は隣り合わせ

生死は隣り合わせ。

「また明日」
と言った患者様が
次の日には亡くなっていたことは
1回や2回じゃない。

だんだんと体調が悪くなる方もいれば
急激に悪化して亡くなる方もいる。

理学療法士は医者や看護師と比べると
【死】と直面する機会は少ないが
それでも何回も悲しい別れをしてきた。

【死】はどんなに経験しても慣れない。

「また明日」は
当たり前じゃない。

病気があろうとなかろうと
「明日

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天職と感じた瞬間②、弟のこと

理学療法士になった理由には
もう一つ。

私の弟の存在です。

私の弟には
知的障害があります。

療育手帳を取得しており
レベルとしては『B2(軽度)』です。
運動などの身体機能面では
大きな問題がないため
障がい者雇用枠で仕事もしています。

同じ会社で14年目。

同じ仕事を長く続けているのは
破天荒な私と違い
真面目な弟だからできることだと
弟を尊敬しています。

弟は姪(私の娘)のことも

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理学療法士が天職だと感じた瞬間

理学療法士が天職だと感じた瞬間

私は中学生の頃から医療職になりたいと漠然と思っていました。

当時真っ先に思い浮かんだのは【看護師】でしたが、注射を打つのが嫌だな、と思い悩んでいたところ…
母が手首を痛めて、近所の整形外科クリニックでリハビリをした話を聞き、その時はじめて【理学療法士】という仕事を知りました。

理学療法士になる人は9割方は体育会系。

小・中・高、文化部の私のような人間はレアケースでした。

それでも、人の役に

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がんリハビリテーション

がんリハビリテーション

そもそもリハビリテーションとは?
リハビリテーション(リハビリ)は
医療用語と思われがちですが
もともとは医療と関係のない言葉です。

リハビリテーションは英語で書くと
Rehabilitationになりますが
その語源はラテン語のRehabilisと
言われています。

これは「再び」を意味するReと
「適する」を意味する「Habilis」が組み合わさったもの。

直訳すると「(人が)再び適する

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