とみー/乳がん4年生

2020年1月に炎症性乳がんステージⅣの宣告をされ、現在乳がん4年生。4歳娘の母。理学…

とみー/乳がん4年生

2020年1月に炎症性乳がんステージⅣの宣告をされ、現在乳がん4年生。4歳娘の母。理学療法士としてがんリハビリテーションの研修を終了し、闘病しながらも業務に従事。いいね、コメント、サポートいただけると励みになります。https://lit.link/tommymama

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自己紹介

はじめまして 2020年1月、31歳の誕生日に炎症性乳がんステージⅣ (左頸部リンパ節、多発性骨転移)と告知されました 手術は適応外 ホルモン陽性、HER2陰性、ルミナルB 治療の記録としては 2020年2月~5月  抗がん剤治療(AC療法6クール) 2020年2月~現在  分子標的薬(ランマーク:3ヶ月に1回投与)  2020年6月~現在  ホルモン療法(タモキシフェン内服) 2020年8月     卵巣への放射線照射10回(永久閉経するため) 2022年6

    • 人生が大きく変わった脳転移

      2022年6月、多発性脳転移が発覚し緊急入院した。 予兆はほぼなかった。 ただ、年明けから腫瘍マーカーが少しずつ上がっていくことが気がかりだった。 5月末に胸部のCTとMRIを撮ったが、画像上は悪化なし。 しかし、腫瘍マーカーは少しずつ上がっていく。 後、1ヶ月程様子を見て、薬を変えるかという話になった。 この時、明らかな自覚症状もなかったので、主治医も脳のMRIを撮ることはせず、私は漠然とした不安を抱えたままだった。 6月初旬、私は頭痛と食欲不振がありつつも仕事

      • 骨転移治療薬について

        私は骨転移があるため、ランマークという 骨転移治療薬の注射をしています 2020年2月の治療開始当初は抗がん剤を6クール(3週ごとに1回)投与していたこともあり、ランマークは1〜3回目は6週ごと、4回目は4後週後、5回目は6週後、6回目は4週後と4〜6週の間隔で投与していました ランマーク投与の原則は4週ごと しかし4週だと金銭的負担や病院に月一で通う負担を考えて、薬理作用的に問題なければ間隔をあけられないか医師に確認しました 2020年8月にCT検査の結果を踏まえ、

        • 31歳で永久閉経すること、そして34歳になった今

          過去の記事にも残していますが 私は31歳で永久閉経をする決断をしました もともと子どもは2人産みたかった私 でも、それは乳がん告知により 叶わなくなりました 進行の早い炎症性乳がんということもあり かかりつけの病院にたどり着いた時はステージ4 (ホルモン陽性、HER2陰性、Ki‐67:50%) ※サブタイプとしては ルミナルBにあてはまりますが Ki-67の値の世界的な基準が定められていないため 乳腺外科医、脳神経外科医ともに 今後化学療法を行う可能性はほぼないと

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          ガンマナイフが終わってもうすぐ1ヶ月

          年明け早々にガンマナイフを行い、もうすぐ1ヶ月 体調も少しずつ回復しているので noteもゆっくりまとめられたらと思います ☆ 最近理学療法士として働きたい気持ちと 後1年くらいはのんびりしたい気持ちで揺らいでいます 今、自分がどう生きたいのか 去年6月から3度、生死に関わる選択をしました 選択を迫れられると「生きる」ための選択肢を選びました そして今生きています ある程度自覚症状も落ち着くと 欲が出てきて、また外に出て働きたいと思う気持ちが出ます 在宅でで

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          2020年7月下旬~8月中旬 放射線治療オリエンテーションのち、治療

          1 オリエンテーション、治療 オリエンテーションではがん放射線療法看護認定看護師から放射線治療の流れや注意事項を説明されます。 放射線治療は平日毎日通院。 週に2回、放射線科の医師の診察あり。 位置決めCTを行い、翌日から照射開始(卵巣へ10回) 6回目の照射の直前に、照射位置がずれていないか確認のCTを実施。 金額ははっきりとはわかりませんが位置決め、CTと5回の 放射線治療で限度額に達したため、6回目以降は会計は0円。 放射線の照射時間は1~2分と短いです。 位

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          2020年7月下旬~8月中旬 放射線治療オリエンテーションの…

          年明け早々、入院する話

          治療記録のまとめがなかなか追いつきませんが… 来週入院してガンマナイフ(脳への放射線治療)を行うことに なりました。 去年12月末の脳MRIで残っている腫瘍(8個)の悪化が見つかりました。 画像を見た時は正直ショックでした。 こんなに早く大きくなるなんて。 ようやく余命半年を超えてばかりだったのに。 極力もう治療はしたくない。 でもこのまま放っておいてもよくはならない。 やるしかないんだな、と覚悟は決まっていました。 2022年に脳転移を発症してから 心身と

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          2020年7月中旬 相談支援センターで金銭面の確認

          1.放射線治療にかかる金額 ①放射線照射位置決めCT 2-3万円 ②放射線照射(1回) 6-7千円 病院によって異なるかと思いますが 位置決めCTは通常の造影CTの倍以上の 値段がかかります。 放射線照射も10回行うので、それだけで限度額を超えてしまいます… 永久閉経目的で放射線照射をした方は聞いたことがないのですが もし照射をする方がいれば①・②をできれば同月にまとめることを おすすめします。 月またぎになってしまうと、治療費が月をまたいでしまった分は請求されてしま

          2020年7月中旬 相談支援センターで金銭面の確認

          2020年6月中旬 卵巣への放射線治療の提案、4回目のランマーク

          1.リュープリンが使えない? 先日のCTとMRIの結果、乳がん、左頚部リンパ節転移、脊椎の骨転移はかなり小さくなっていました。 腫瘍マーカーも正常値でした。 ただしマーカーはあくまで指標なので、腫瘍はあっても正常値になることも。ただ、はじめに高値だった人が治療をして下がっているかどうかの確認に使うそうです。 リュープリン(ホルモン注射)の期間について再確認しようとしたところ… 『リュープリンが使えないかもしれない。』 という衝撃の発言があったのち、代替案として医者が提案

          2020年6月中旬 卵巣への放射線治療の提案、4回目のランマーク

          2020年5月中旬~6月上旬 AC療法6クール目、化学療法終了

          1.AC療法6クール目 6クール目の投与日に3回目のランマーク注射も行いました。 今回は白血球が3200で正常範囲。 化学療法が一区切りということで、6月初旬にCTとMRIを行うことに。 右胸の腫瘍は触診や視診上では小さくなっていましたが、画像を見ないことにははっきりとはわからないので… 6クール目は気分不快感や多少の便秘は ありましたが、目立った副作用はなし。 2.左腕に関して 私は右胸にがんがありますが、手術をしていないので点滴の針は左右どちらでも刺せます。 利

          2020年5月中旬~6月上旬 AC療法6クール目、化学療法終了

          2020年5月中旬 AC療法6クール目開始前に

          AC療法もいよいよ最後の6クール目。 主治医から化学療法(抗がん剤)を終了した後に行う ホルモン療法について説明がありました。 ホルモン療法の内容は 毎日の内服(タモキシフェン) 3ヶ月に一回の注射(リュープリン)。 目的は 生理を止めてがんの進行を遅らせること。 「生理を止めること」 それは2人目の妊娠を望んでいた 私には残酷な言葉でした。 命のほうが大事なことは わかっている。 そもそも私は1年生きられる 保証もない。 でもでも、嫌だった。 どうして、ど

          2020年5月中旬 AC療法6クール目開始前に

          人生のエンディングについて

          1.エンディングノート 大前提として 私は当分死ぬつもりはありません。 ですが 乳がんステージⅣで骨と脳に多発転移が ある状態だと平均寿命まで生きるのは 確率的に低いでしょう。 『死』と向き合うのは辛いことでもあります。 特に日本では『死の話』をタブー視する人もいます。 でも、いつかは体の人間は死ぬのです。 私は自分の性格上 死ぬことがわかっているなら できる限りの準備をしたいのです。 病気じゃなくても、事故や災害で 死ぬ可能性もあります。 生死は隣り合わせ。

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          人生のエンディングについて

          脳腫瘍の悪化、開頭手術

          お久しぶりです。 10月末に脳腫瘍が悪化し、開頭手術を して腫瘍を摘出しました。 また、経過は記録したいと思いますが noteにはありのままの気持ちを つづりたいと思います。 令和4年6月に脳転移が発覚し 放射線治療(全脳照射)を実施したものの もともと一つだけ大きい腫瘍があり その腫瘍には放射線が効きにくいかもという 話はされていました。 それでも少しずつは小さくなっていたものの 10月末に突然の悪化。 そして突然の手術という選択肢。 この辺の詳細は今日は省きま

          脳腫瘍の悪化、開頭手術

          2020年4月下旬~5月上旬 AC療法5クール目

          5クール目投与日の血液検査の結果 白血球が2100と 正常範囲(3700~9400)を 大幅に下回りました… 4クール目は3580だったんですけれどね… 医者からは 「この値だと今日抗がん剤できるか怪しいかも… データをもう少し見るから待合室で待っていて。」 複雑な気持ちを抱えつつ、待合室へ。 数分後、再度診察室へ。 医者は 「好中球は1200あるから、なんとかできるか。今日やります?」 ※好中球は白血球の45~75%を占めます 私は 『やります!』 と即答し、5

          2020年4月下旬~5月上旬 AC療法5クール目

          生死は隣り合わせ

          生死は隣り合わせ。 「また明日」 と言った患者様が 次の日には亡くなっていたことは 1回や2回じゃない。 だんだんと体調が悪くなる方もいれば 急激に悪化して亡くなる方もいる。 理学療法士は医者や看護師と比べると 【死】と直面する機会は少ないが それでも何回も悲しい別れをしてきた。 【死】はどんなに経験しても慣れない。 「また明日」は 当たり前じゃない。 病気があろうとなかろうと 「明日」が来るかは 誰にもわからない。 生死はいつだってセット。 私自身「生きたい

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          2020年4月上旬~下旬 AC療法4クール目、2回目のランマーク

          4クール目に書いていた記録を 見返してまとめているのですが… 右胸の腫瘍は告知当時は12㎝の大きさだったそうです。 その後、小さくはなっているものの大体の大きさを 確認していなかったので今度聞いてみようかと 思います。 口内炎に対しては、うがい薬(NP)と塗り薬(デキサルチン)を 処方してもらいました。 血液データは特に問題なし。 白血球が3580と低めではありますが 正常範囲(3700~9400)に近づきました。 また、4クール目中に生理が2年ぶりに再開しました (当

          2020年4月上旬~下旬 AC療法4クール目、2回目のランマーク