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31歳で永久閉経すること、そして34歳になった今

過去の記事にも残していますが
私は31歳で永久閉経をする決断をしました

もともと子どもは2人産みたかった私

でも、それは乳がん告知により
叶わなくなりました

進行の早い炎症性乳がんということもあり
かかりつけの病院にたどり着いた時はステージ4
(ホルモン陽性、HER2陰性、Ki‐67:50%)

※サブタイプとしては
ルミナルBにあてはまりますが
Ki-67の値の世界的な基準が定められていないため
乳腺外科医、脳神経外科医ともに
今後化学療法を行う可能性はほぼないと

手術は適応外で、妊胎性温存する時間もありませんでした

まずは症状緩和のため化学療法を実施
そしてホルモン療法へ移行

ホルモン療法を行う時も抵抗がありました

産後かつ化学療法後の影響もあって
生理は来ていなかったのですが
かすかな希望は捨てきれませんでした

当時、私に提案されたホルモン療法は
タモキシフェン(毎日内服)
+リュープリン(3ヶ月に1回注射)

タモキシフェンだけだと生理を完全に止めることは
私の状態だと難しかったため、注射も必須

それでもいつか状態が良くなれば
ホルモン療法を一時的に中断して
妊娠できるのでは?と思っていました

しかし、ホルモン療法を開始する頃
コロナ渦の影響で一部の薬の流通が滞っており
リュープリンが使えないかもしれないと

そして新たに提案されたのが
卵巣へ放射線を照射し永久閉経させること

化学療法の効果で症状緩和はみられていましたが
リュープリンがすぐに使えないとなると
少しでも早く永久閉経したほうがいいと

その場ではとうてい決められませんでした

もちろん命が一番大事です

でも、31歳で子どもを産めない体になるかと思うと
とても悩みました

私を支えてくれる夫と看護師の友達に話し
放射線治療認定看護師にも話を聞きました

いっぱい泣いたし
すぐには受け入れられませんでしたが
卵巣へ放射線照射を行う決断をしました

生理に関しては放射線照射が終わった直後に
1度だけ来ましたが、それ以降
2年半以上経った今も生理は来ていません

簡単に決断はできない
とても辛い選択でした

でも今となっては永久閉経してよかったと思います

金銭面としてのメリット

卵巣への放射線照射は10回で終わりなので
治療月の限度額を超えたら
それ以上請求はありません

リュープリンは3ヶ月に1回の注射なので
3割負担だと年間で約9万円かかります

治療にはお金がかかります
特にいつまで続くかわからない状況だと
心が折れそうになったことは1度や2度ではありません

リュープリン代がかからない分
他のことにお金が使えるのはありがたいです


②生理がないことのメリット

単純に楽ですね 笑

いつか娘が生理が来た時のために
生理用品は取っておいてありますが
生理がないのは本当に楽 笑


③生理がないことのデメリット

更年期症状はそれなりにあります

そこまでひどくはないのですが
ホットフラッシュは突然来ますし
手足末端の冷えが悩みです

でも、これに関しては生きていたらいつか来る壁なので
仕方ないと割り切っています

娘は必然的に一人っ子です

一人っ子についても思うことはあるので
またいつか文章に残せたらと思います

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