冨永陽子/ライター・エディター

福岡在住。編集プロダクションを退社後、ヨーロッパを2ヶ月旅し、2015年からフリーラン…

冨永陽子/ライター・エディター

福岡在住。編集プロダクションを退社後、ヨーロッパを2ヶ月旅し、2015年からフリーランスに。主に、地元情報誌や旅行雑誌、企業広報誌、Webを執筆。好奇心旺盛で雑食ですが、海外旅行、ひとり旅、ホテルのカフェ、映画が大好き。愛猫は「にゃんこ」

マガジン

  • 楽屋で、幕の内。

    • 79本

    福岡のライター4人が楽屋でワイワイ話すように好きなことを自由におしゃべりします。いろんなおかずが入った幕の内弁当のようになるかな。

  • つれづれ往復書簡

    • 10本

    ライター・エディター仲間の内藤可奈子と冨永陽子の2人が綴る、仕事やプライベートのちょっとしたお話しや、大好きな旅のことなどを「往復書簡」として公開いたします。

最近の記事

Vol.9 自身を癒すための美容

Bonjour!時間に寛大なフランス人も許せないくらいラブレターが遅くなりすみません…。旅行が恋しすぎてパリジェンヌ気取りのトミーです。 愛用品紹介シリーズ楽しいですね♡塩山食品の南関あげ、あれから食べてきましたよ!肉厚で美味しかった〜!3社くらい食べ比べましたが、味も食感も全然違う。そして何より一般的な油揚げとの違いにビビリました。これはストックしておきたい。そして、内藤さん宅にお邪魔するといつも素敵な食器たちがお出迎えしてくれるので、どこで購入しているのかな〜と思ってい

    • Vol.7 自分を癒すもの

      素敵なお手紙、にやにやしながら読みました(笑) 我ながら気持ち悪い・・・けど、楽しすぎる! 買ってよかったものって、リアルにおすすめしたいものだから、内藤さんのスキの熱量がダイレクトに届いて、読んでいる私まで楽しい気持ちに♡ 自分のスキを伝えるっていいですね! 2020年は、私も無駄に欲することをやめて、毎日健康に仕事ができていることに感謝の日々でした。新しいジャンルの案件ってめちゃくちゃ気疲れするけど、終わるとやってよかったーって毎回思いますよね。百聞は一見にしかずとは

      • 楽屋で、幕の内。| サンタさんは願い事の詳細を希望しています Dec.11

        「ねぇねぇ、何歳までサンタクロースを信じてた?」 12月になると、一度は耳にする会話。最近は、ネットの普及でサンタクロースはいない(正確には、キャラクターショーのように”中の人”がいることを知る)と早くから悟る人が多いのではないだろうか。私がサンタクロースの正体が父だと知ったのは小学校低学年だった。幼稚園の頃は心の底からサンタクロースを信じていた。しかし、父の失態によって夢が崩れたのだ。 クリスマスの前日、小学生の私はルンルンしていた。今日は、サンタさんに願い事を伝える日

        • 楽屋で、幕の内。|iPadは母の友達Oct.30

          「iPadが欲しい」 古希を過ぎた母が言った。「誕生日、何が欲しい?」という問いかけに対する返事だった。予想外のプレゼントに驚いたが、母が欲しいものを素直に言うのは珍しいので、iPadを買うことにした。 母の要望通り、iPad 第8世代・ゴールドカラー Apple Care付き でも、正直不安だ。 果たして、高齢の母にiPadをプレゼントすることは良いのだろうか。 悪影響はないだろうか。携帯はいまだに“らくらくホン”だ。 影響うんぬんの前に、使いこなせるだろう

        Vol.9 自身を癒すための美容

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        記事

          楽屋で、幕の内。|アイリス Oct.16

          「何してるの。」 草一本もない、砂漠のような広場に雨が降り続いている。そんな場所にアンバーはいた。 「花に埋もれているんだよ」 アンバーは瞳を閉じたまま答えた。当然花なんてどこにも咲いていない。アンバーはたまにおかしなことを言って僕を支配しようとする。アンバーいわく、言葉の力は偉大らしい。「雨じゃないか。びしょ濡れだ」。僕は傘をさしたまま、土の上で仰向けになっているアンバーを覗き込んだ。雨は土砂降りで、アンバーの下の土は粘土のように柔らかく溶けていた。「立てよ」。僕はア

          楽屋で、幕の内。|アイリス Oct.16

          楽屋で、幕の内。|潜在意識に埋め込まれた負の言葉 Sep.21

          素敵な言葉に出合う回数が増えれば、マイナスな言葉に触れる機会も増える。一番怖いのは、潜在意識にいつの間にか埋め込まれた負の言葉。意識的に取り入れたわけではないので拭い去ることが難しく、そもそも埋め込まれたことにすら気づかない。そしてじわりじわりと心を侵食する。 私は幼い頃から漫画が大好きだ。ここ数年、電子書籍の普及に伴い、スマホのアプリで読める“縦スクロール漫画”が増えた。無料の漫画が多く、単行本よりも気軽に読めるため、今まで興味のなかったジャンルも一度読んでみようという気

          楽屋で、幕の内。|潜在意識に埋め込まれた負の言葉 Sep.21

          楽屋で、幕の内。|共感できない福岡ネタ Aug.21

          ラーメンは細麺バリカタ、醤油は甘め、ホルモン大好き、明太子は常備品、雑煮はカツオ菜&ブリで決まり。そしてうどんは、“福岡がうどん発祥の地”と大々的にうたわれるようになる前から私のソウルヌードル。それも、「牧のうどん」(通称:マッキー)の一択だった。“追加のやかんスープ”“増え続けるヤワ麺”が、うどんの常識だった学生時代の私は、都会で食べたうどん麺の固さ(後にそれはコシであると知った)、スープの追加ができない、卓上に山盛りのネギがないことにショックを受けた。 以上は、福岡の飲

          楽屋で、幕の内。|共感できない福岡ネタ Aug.21

          楽屋で、幕の内。|迎え火。 Aug.7

          「私が空気を吸う限り、私の中で父は生き続けている」 毎年夏になると思い出す言葉。いくら多忙でも、お盆という風習のおかげで忘れずにいられる。盆入りの8月13日は、小さな手さげ提灯を持ってお寺の納骨堂を訪れ、ご先祖様をお迎えする「迎え火」を行う。幼い頃の私はピンク色をした花柄の手さげ提灯が可愛く思え、意味もわからず持ちたがった。お寺で火を入れた提灯を消さないよう、セミの声が鳴り響く田舎道をそろりそろり歩いて帰る。今思えば、ちょっとした遊びのように思っていた。 父が亡くなって今

          楽屋で、幕の内。|迎え火。 Aug.7

          Vol.4 クアロア・ランチとハワイの猫

          伝書鳩が道草を食っていたようです。大層おいしい草があったようで・・。言い訳をしつつ、久々の更新です。 「ちょっぴりおませなホテルの朝食」特集、やりたいー!       2023年にザ・リッツ・カールトン福岡、2025年にマリオット・ホテル長崎が開業するし、まずは九州内で特集を組みましょう♡ ホテルのカフェで読書をしながら気に入った文章をノートに写す行為、私もよくやります。すごく充実した時間ですよね。後でノートを読み直すと、あの頃はこの言葉に感銘受けていたんだなーって自分を

          Vol.4 クアロア・ランチとハワイの猫

          楽屋で、幕の内。|泣けるゾンビ映画 July.25

          ゾンビ映画は好きですか? 私は嫌悪感を感じるレベルで嫌いでした。中学生の時、稲垣吾郎主演のホラー映画「催眠」を劇場で見て、あまりの怖さに母親と同じ部屋で2週間寝るほど怖い話が苦手でした。今でもトラウマです。ゾンビ映画もホラー映画のいちジャンルだろうと、はなから否定していました。 でも、ゾンビ映画にハマりました。正確には“泣ける”ゾンビ映画。 私がライターという職業に魅力を感じる一つに「自分の知らない世界を必然的に知ることができる」があります。ライターになっていなければ、

          楽屋で、幕の内。|泣けるゾンビ映画 July.25

          楽屋で、幕の内。|それって、毒キノコ? July.10

          仕事以外でも書くことを習慣化したいと思っていた私に、リレー日記の話がやってきました。書きたいテーマがいくつも頭に浮かびましたが、前回のバトンを引き継いで「自然」について私が思うことを発信したいと思います。 ---------------- 「その質問は、人間の視点で生き物を見てるからだろうね」 これはバードウォッチングに参加した際に、スタッフの方に言われた言葉。県営の広い公園を散策している時、金色に輝くキノコを発見してテンションが上がった私が「このキノコは毒キノコですか

          楽屋で、幕の内。|それって、毒キノコ? July.10

          Vol.2 ハワイが恋しい

          Vol.2 そわそわ、ドキドキ、そわそわ、わくわく。 内藤さんから往復書簡のお誘いが来てから、ずっとこんな感じ。 「とみちゃん、往復書簡しない?」「します!!!」と一つ返事で承諾。(その後、私でいいですか?と、いちお再確認。笑) 内藤さんは、尊敬できて頼れる先輩であり、数々の修羅場を共に乗り越えてきた戦友。プライベートでは、丁寧な暮らしぶりが素敵で、その穏やかな生活のヒントを探るべく、よく家にお邪魔させてもらっています。(カフェよりも居心地がいい) 「ライターは、誰