BACK TO THE SONG 『ふるさと 2009ver.』
冨永裕輔
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※試聴版。オリジナル版(04:20)は購入後に視聴可能。
前回8/14(金)のBACK TO THE SONGにて、2013年に発売し完売済みのアルバム「INSPIRE」に収録されていた『ふるさと』をnote限定初配信しました。
ご好評いただき、ありがとうございます。
ご感想のメッセージの中で、
「ふるさとの原型のレア音源も配信して欲しい」
というお声をいただきました。
このレア音源とは、8/13(木)にTokyo Star Radio『冨永裕輔 癒しの森 八王子時間』で初オンエアした、2009年に『ふるさと』を書き下ろした際の最初の幻の音源です。
発売用の音源ではなかったため、これまで日の目を見ることはありませんでした。
このバージョンをお聴きいただくと、リリース版とはいくつかの違いを感じるでしょう。
まず一番大きな違いは、曲のキー(高さ)です。
リリース版の音源はD(レ)メジャー(二長調)キーですが、2009年バージョンのみ一音高いE(ミ)メジャー(ホ長調)キーとなっており、よりハイトーンで歌い上げるバージョンになっています。
そしてもうひとつの大きな違いがあります。
それは、このバージョンにのみ、ブリッジの箇所があります。
ブリッジというのは、例えばAメロ・Bメロ・サビという構成を2コーラス(2回し)繰り返して歌が終わってもいいところを、最後にもう一度サビを繰り返したい場合、2コーラス目のサビと最後に繰り返すサビを繋ぐ橋(ブリッジ)の役目をする、初めて出てくるメロディ箇所です。
今まで出てきていないメロディラインに乗せて、歌詞も、それまで出てきているA・B・サビとは、時間軸や視点の違うメッセージを表現することができます。
そのようなブリッジの存在により、それまでの2コーラスの世界観を受けつつも飛躍させ展開させるとともに、最後に戻ってくるサビの安心感、存在感をさらに引き立たせる効果があります。
その結果、曲全体がより、良い歌になり得るのです。
NHK“みんなのうた”で書き下ろしの「遠い恋の物語」がちょうど全国放送中だった2009年1月。
ようやく故郷にも自分の歌が届き、少しだけ胸を張って大好きだった小学校に帰りました。
冬休みで子供たちはいませんでしたが、出校されている数名の先生方にご挨拶しました。
直接知っている先生はもうおらず、自己紹介の際に名刺代わりに「遠い恋の物語」のCDをお渡しさせていただきました。
“懐かしい校舎を見て回ってらっしゃい”
そう言っていただき、たくさんの思い出がある校舎を歩いて回りました。
100年以上続く母校の景色やその匂いも変わらず、東京で疲れていた心がとても癒されました。
そのとき突然、ピアノの音色が校舎に響き渡りました。
「遠い恋の物語」のイントロが流れ出したのです。
思い出の校舎に、未来の自分が描いた歌が流れ、時が繋がったような不思議な感覚でした。
しんとした冬休みの校舎に自分の歌が流れています。
ふるさとから、
“おかえりなさい”
と言ってもらっているようでした。
校舎を見て回り職員室に戻ると、先程の先生が、
“あんたへのお年玉よ”
と笑顔で迎えてくれました。
お渡ししたCDを校内放送で流してくれたのです。
子供の頃は分からなかったけど、子供たちを大人たちが見守ってくれていること。
母校の歴史が続くのは、そこに通う後輩がいてくれるからであること。
それはつまりそこに暮らすことを選んだ親たち、家族がいるということ。
“ふるさと”を支えるたくさんの人の存在を感じました。
温かな気持ちをもらったぼくは、東京に戻る飛行機のなかで『ふるさと』を書き上げました。
そしてレコーディングしたのが、この2009年バージョンの『ふるさと』です。
今日のBACK TO THE SONGは、リクエストにお応えして、2009年バージョンの最初の『ふるさと 2009ver.』をnote限定初配信します。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
「ふるさと」
今も聞こえる あの校歌 歌声重ねたあの校舎
今まで何人の先輩が 歌い継いできてくれたのだろう
稲穂揺れてる あの道を いつかのように歩いてく
朝日に向かい 夕陽を背に受け 何度も歩いたあの道を
まるであの日の続きのように
帰ってきた僕を迎えてくれた
変わらないね 変わらないね 僕を育ててくれた学校
変わらないね 変わらないね いつまでもいつまでも
広い校庭に響くチャイム 時間をつないでいくように
ボールを追いかける その姿は いつかの君と僕のよう
まるであの日の続きのようで
君の名前を呼んでみた
忘れないよ 忘れないよ 君と冒険した裏山
忘れないよ 忘れないよ いつまでもいつまでも
過去から未来へつなぐたすきを
この景色 命を守ってくれた人がいること
今ならわかるよ
変わらないで 変わらないで 僕を育ててくれた故郷
変わらないで 変わらないで いつまでもいつまでも
いつまでもいつまでも
今も聞こえるあの校歌 歌声重ねたあの校舎
これから何人の後輩が 歌い継いでいってくれるのだろう
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
リクエストありがとうございます。
配信のご希望などはお気軽にメッセージでお寄せください。
参考にさせていただきながら可能なものに関しては、“ぼくからあなたへのダイレクトな媒体”noteにてお届けします。
明日もあなたに良いことがありますように♪
ご好評いただき、ありがとうございます。
ご感想のメッセージの中で、
「ふるさとの原型のレア音源も配信して欲しい」
というお声をいただきました。
このレア音源とは、8/13(木)にTokyo Star Radio『冨永裕輔 癒しの森 八王子時間』で初オンエアした、2009年に『ふるさと』を書き下ろした際の最初の幻の音源です。
発売用の音源ではなかったため、これまで日の目を見ることはありませんでした。
このバージョンをお聴きいただくと、リリース版とはいくつかの違いを感じるでしょう。
まず一番大きな違いは、曲のキー(高さ)です。
リリース版の音源はD(レ)メジャー(二長調)キーですが、2009年バージョンのみ一音高いE(ミ)メジャー(ホ長調)キーとなっており、よりハイトーンで歌い上げるバージョンになっています。
そしてもうひとつの大きな違いがあります。
それは、このバージョンにのみ、ブリッジの箇所があります。
ブリッジというのは、例えばAメロ・Bメロ・サビという構成を2コーラス(2回し)繰り返して歌が終わってもいいところを、最後にもう一度サビを繰り返したい場合、2コーラス目のサビと最後に繰り返すサビを繋ぐ橋(ブリッジ)の役目をする、初めて出てくるメロディ箇所です。
今まで出てきていないメロディラインに乗せて、歌詞も、それまで出てきているA・B・サビとは、時間軸や視点の違うメッセージを表現することができます。
そのようなブリッジの存在により、それまでの2コーラスの世界観を受けつつも飛躍させ展開させるとともに、最後に戻ってくるサビの安心感、存在感をさらに引き立たせる効果があります。
その結果、曲全体がより、良い歌になり得るのです。
NHK“みんなのうた”で書き下ろしの「遠い恋の物語」がちょうど全国放送中だった2009年1月。
ようやく故郷にも自分の歌が届き、少しだけ胸を張って大好きだった小学校に帰りました。
冬休みで子供たちはいませんでしたが、出校されている数名の先生方にご挨拶しました。
直接知っている先生はもうおらず、自己紹介の際に名刺代わりに「遠い恋の物語」のCDをお渡しさせていただきました。
“懐かしい校舎を見て回ってらっしゃい”
そう言っていただき、たくさんの思い出がある校舎を歩いて回りました。
100年以上続く母校の景色やその匂いも変わらず、東京で疲れていた心がとても癒されました。
そのとき突然、ピアノの音色が校舎に響き渡りました。
「遠い恋の物語」のイントロが流れ出したのです。
思い出の校舎に、未来の自分が描いた歌が流れ、時が繋がったような不思議な感覚でした。
しんとした冬休みの校舎に自分の歌が流れています。
ふるさとから、
“おかえりなさい”
と言ってもらっているようでした。
校舎を見て回り職員室に戻ると、先程の先生が、
“あんたへのお年玉よ”
と笑顔で迎えてくれました。
お渡ししたCDを校内放送で流してくれたのです。
子供の頃は分からなかったけど、子供たちを大人たちが見守ってくれていること。
母校の歴史が続くのは、そこに通う後輩がいてくれるからであること。
それはつまりそこに暮らすことを選んだ親たち、家族がいるということ。
“ふるさと”を支えるたくさんの人の存在を感じました。
温かな気持ちをもらったぼくは、東京に戻る飛行機のなかで『ふるさと』を書き上げました。
そしてレコーディングしたのが、この2009年バージョンの『ふるさと』です。
今日のBACK TO THE SONGは、リクエストにお応えして、2009年バージョンの最初の『ふるさと 2009ver.』をnote限定初配信します。
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「ふるさと」
今も聞こえる あの校歌 歌声重ねたあの校舎
今まで何人の先輩が 歌い継いできてくれたのだろう
稲穂揺れてる あの道を いつかのように歩いてく
朝日に向かい 夕陽を背に受け 何度も歩いたあの道を
まるであの日の続きのように
帰ってきた僕を迎えてくれた
変わらないね 変わらないね 僕を育ててくれた学校
変わらないね 変わらないね いつまでもいつまでも
広い校庭に響くチャイム 時間をつないでいくように
ボールを追いかける その姿は いつかの君と僕のよう
まるであの日の続きのようで
君の名前を呼んでみた
忘れないよ 忘れないよ 君と冒険した裏山
忘れないよ 忘れないよ いつまでもいつまでも
過去から未来へつなぐたすきを
この景色 命を守ってくれた人がいること
今ならわかるよ
変わらないで 変わらないで 僕を育ててくれた故郷
変わらないで 変わらないで いつまでもいつまでも
いつまでもいつまでも
今も聞こえるあの校歌 歌声重ねたあの校舎
これから何人の後輩が 歌い継いでいってくれるのだろう
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