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[地球のカタチ]球体説は平面説と五十歩百歩。宇宙基準では「n次元多様体」

「n次元多様体とは、図形のどの点においても、そのごく近くだけを考えると、普通の n次元ユークリッド空間と同じように見える図形のことです

https://www.kyoto-su.ac.jp/project/st/st10_01.html

 ここ数日の、わたしの悶々の糸口となったのがその一節でした。
 この言葉を読んで頭を抱えたんじゃないですよ。
 疑問を追及しているうちに、その言葉に出会ったのです。
 疑問とは、

ほんとに地球は球体なのか?

 こういうと、オマエも「フラットアース(地球平面説)」信者なのかと思われそうですが、今回、降りてきた最初の閃きは「地球は平面であり球体ではないか?」ということ。

 もちろんわたしにそれを証明するチカラなどありませんから、色即是空とか量子力学の「見方によって現れ方は変わる」ということをタテにして、言葉の上で辻褄合わせをするつもりでした。

 ところが、以前、「宇宙はドーナツってる」など、多少、宇宙のことを考えたことがあったので、ヘ理屈がもう一つ思い浮かんだんです。

 宇宙は我々の生きてる次元と同じではない

 次元の数え方にはいろいろあるのですが、我々が三次元に生きているとすると宇宙は四次元以上。それの何が問題かというと、

 四次元空間の中で三次元の球体がそのまま存在するというのは不自然じゃないのか? ということです。

 バカ言うな、ロケットが撮った写真は球体だぞ!

 いくらロケットから撮影したと云っても、人間の目には四次元は見えないんです。今のカメラには四次元は映らないんです。

 というと身も蓋もありませんので多少語りますと、

「平面説」を思い出してください。
 宇宙のことを考えなかった時代の人にとっては、体感が基本ですから、実感できる平面から世界観を創り上げました。
「球体」だという常識は、宇宙を観測した時に出てきたイメージ。「科学的に証明された真実」だというのは、「百数十年以上前の科学」ではそこまでしかわからなかったという話。当時は、宇宙を三次元だと考えていたということです。

 仮に宇宙が四次元なら、「四次元空間の中で三次元の球体がそのまま存在するのは、おかしいんじゃね?」というのは当然の疑問。本当の地球は四次元構造を持っているんだけれども、人間にはその本当の姿は見えない。三次元世界に投影されている影を見ているだけではないのか。

 冒頭で引用させていただいた記事の副題は

「—4次元空間に浮かぶ3次元球面—」

 先端の研究者はとっくの昔に気づいてたんですよ。だから、遠慮がちにそういう問いの立て方をされてたんだと思います。
 ともかく、地球から宇宙を眺めてるだけなら三次元の科学でもなんとかなりますが、宇宙に出て行くには四次元を理解しなければ無理。四次元を理解できるようになれば「球体説は昔話」です。

「宇宙が何次元であろうと、地球は球体だ!」
と云い張るのなら「平面説」の信者とまさに五十歩百歩。

 ど素人のくせにひどく強気な云い方をしていますが、それも「n次元多様体」を知ったからです。「ごく近くだけを考えると、普通の n次元ユークリッド空間と同じように見える」 そういうことだったんです。
 小さな世界で生きている時には平面と思えたし、天体を観測するようになると球体こそが真実だ思えてきた。でも、それが最終的な答えではなかった。なぜなら宇宙は三次元ではないから。視点・視野が変われば対象の見え方は変わるんです。

と、ここで終わったら「知ったかさん」になってしまうので「トンデモ人」らしく、ぶっとんだ妄想をひとつ置いておきます。

 人間は三次元に属しているんですが、頭の中は二次元なんだとか。昔の慣用句でいえば「餅」を「絵に描いた餅」としてしか認識できない。「球体」を重ねるイメージ出来ないのがその証拠なんだとか。
 四次元の存在は、我々が円盤を重ねるように球体を重ねることが出来るんだそうです。想像もできないでしょ? 潰して混ぜ合わせるんじゃないんですよ。元に戻すこともできる……。詳しくは元記事をご覧ください。
 ポアンカレ予想から位相幾何学の世界に触れる—4次元空間に浮かぶ3次元球面—

 云うまでもありませんが、わたしは記事を理解していません。ムリです!「ポアンカレ予想」って、解いたら100万ドルの懸賞金がついていたのに、長らく誰も解けなかった難問中の難問だったんですから。
 今回、それがまがいなりにも目に入ったのは、今お話ししましたように、地球のカタチについての疑問があったからです。
 でも、理解できない分、空想が広がった~

「球体」と「球体」を足せないということは、
「球体」と「球体」が足されていても、
人間にはそれがわからないのでは?

「月」と「地球」は
四次元空間で重なっているかも!

「月」の由来には諸説ありますが、遠くから流れてきた説にせよ、地球から分離した説にせよ、「一体化説」ではありません。でも、もし四次元空間で「一体化している」のなら……

 もちろん三次元的に存在し二次元的にしか認識できない人間には、月へ通じる道は見えませんし、ふれることもできません。 
 しかし四次元認識ができる存在にはそれが見えるし、行ったり来たりも出来る。
「かぐや姫」を送り込んできた者たちが四次元の住人だったのなら「ロケット」は必要なかった。もちろん陸路なり海路で行ける場所は月の表面ではなく内部でしょう。三次元でいうところの球体の内部(「月は空洞説」につながる?)ですが、でもその内部というのは四次元だと表の裏の区別がなくなる。
 思えば「竹」というのは「筒(パイプ)」のメタファーですしね。四次元トンネルを暗示していそう~

蛇足
 オマエ、月や太陽がどれだけ離れているのか知ってるのか?
 まず、子供じみた云い方をすると、目の前にあるティーカップだって、反対側から測っていけば、地球一周分離れていることになります。遠回りすればいくらでも距離は伸びます。「n次元多様体」は、擬音で表現すれば「ヒダヒダでグニャグニャ」なんです。人間には最短距離など測りようがない。しかも、A-B間の距離は、Aから測るのとBから測るのとでは違うんだそうです。我々の常識は身の回りのことにしか通用しない。

 自分で云うのもなんですが「先端科学をバカがかじれば、なんでもあり」になってしまう。だから、バカはバカなんですが…… ただ、それは全部、あり得ないことではなく、なかには特殊な条件下では起こりうるものもあると思います。その究極は、奇跡。

 ちなみに、我々の世界は奇跡を前提に存在しているんだそうですよ。先端科学の知見です。無数のパラメータのどれを少しイジってもこの世界は成立しない。つまりですね、

「奇跡」を否定するのは「矛盾」なんです。
我々は「奇跡」の世界の中に生きているんですから!


見出し画像は、シゲクさんからお借りしました。
ありがどうございます。



 


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