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やりたくないことをやめる方法 後編"やりたくないをやめるジャーナリング"

前回の記事では、やりたくないことをやめる方法の前編として"我慢をしても成長しない"をお伝えしました。今回は、実際にやりたくないことをやめる方法をご紹介していきます。

やりたいか、やりたくないか

「〇〇しなければならない」(have to)と我慢をしながら、仕事や勉強、プライベートのパフォーマンスを上げることは非常に困難です。

なぜなら、人間の本来のパフォーマンスや潜在的な能力が引きだされるのは、やりたいこと(want to)をやっている時だけだからです。


しかし、一般的に自分の行動を「やりたいか、やりたくないか」で判断する人はほとんどいないため、自分は何がやりたくて、何がやりたくないかすら分からなくなっている人も多いはずです。

さらに、生活をするのためだけのやりたくない仕事や、世間体を気にした人間関係などを続けていれば、いよいよ生きている意味まで分からなくなってくるでしょう。

やりたくないをやめるジャーナリング

やりたくないことをやめる方法として、"やりたくないをやめるジャーナリング"をご紹介します。

ジャンルは問わず、やりたくないことをノートやスマホのメモに3つ書いてみましょう。「やりたくないことがもっとある」と言う人は、3つ以上書いてもかまいませんが、「やりたくないこと」は整理をすると、そう多くはないはずです。

やりたくないことに順位をつけて"やりたくないことランキング"をつくってみましょう。それぞれを天秤にかけるように比べていくと簡単です。

やりたくないことランキングの1位からやめていきます。これですんなりやめられれば良いのですが、それはきっと困難なはずです。

躊躇したり恐怖を感じてやりたくないことをやめられない場合に最も良い方法は、頭の中でシュミレーションをしながらジャーナリングする方法です。

④例えば、「仕事が嫌で仕方がない」「本当にやりたくない」のにもかかわらず、我慢をして出勤をしているなら、その仕事がなぜ嫌なのか、なぜ本当にやりたくないのかを書き出してみましょう。

⑤「それをやめたらどうなるのか」「それをやめるにはどうしたらよいか」を考えていき、少しでもやめることができる可能性を追求していきましょう。

これを繰り返していくと、頭の中で「やりたくないをやめる」ことに慣れてきますので、"いつの間にかやりたくないことをやめている"という状況になることもあるでしょう。

※ポイントは、なるべく感情的にならずに、論理的にジャーナリングしていくことです。もし、一人で上手くできない場合は、専門家に相談するのもひとつの手でしょう。

案外やめても問題ない

"やりたくないをやめるジャーナリング"をやってみると、意外に「やめても問題ない」ということが分かります。

仕事なら、転職や一旦実家に戻るなど、人間関係なら新しい電話番号、アカウントなどを取得し直して、新しい人間関係をつくっていくなど、それを頭の中やジャーナリングでやってみると良いでしょう。

何度もシュミレーションをしていくうちに、新たな発見や、「やらなくてはならない!」と思い込んでいたことなどに気付くはずです。

人間は我慢をし続けると、その状態がコンフォート・ゾーン(居心地が良い空間)になってしまいます。

"やりたくないをやめるジャーナリング"をすることで「案外やめても問題ない」と思えるようになる理由は、別の視点などの情報を自分に与えていくことで、スコトーマ(心理的盲点)が外れ、見えていなかった可能性が見えてくるからです。


頭の中やジャーナリングで「案外やめても問題ない」ことが分かったら、次はそれを実行してみましょう。もちろん、少しづつでもかまいません。変化をすることに慣れていけば、それだけ"やりたくないをやめること"に近づくのです。

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