見出し画像

東京生まれの自分が京都が大好きな9の理由と少し嫌いな3の理由


仕事で京都に異動になり、この街に住み始めてから2年と半年が経ちました。住み始める前から京都が好きで年に一回は旅行で訪れていたのですが、住んでからよりいっそうこの街が好きになりました。

今回は自分が京都を愛して止まない理由を9の理由の分け、京都という街の素晴らしさをお伝えしたいと思いこの記事を書いております。

好きな理由の後には実際に住んでからわかった京都の悪いところも書いておりますので、もし京都に住みたいと考えてる方がこの記事を読んでいただいていたらぜひ最後までお読みください。

1.寺社が素晴らしい

京都の好きなところとして、一番に挙げたいのが寺社仏閣が多くそれらがとても素晴らしいことです。
遠方からでも見に来る価値のある、日本でも有数の有名で素晴らしい寺社が生活圏内に点在していて、それらにいつでも行けるというのは、京都在住の特権だと思います。
また、そのような観光客の方が多く訪れる寺院以外にも、素晴らしい寺院が数多くあることに京都に住み始めて知りました。
ここでは2つ、お勧めのお寺を紹介します。

祇王寺
渡月橋を中心とした嵐山地区は、世界からも観光客が押し寄せる人気のスポットですが、その嵐山中心エリアから約2kmほどの場所に奥嵯峨と呼ばれるエリアがあり祇王寺はそこにある寺院の一つです。
竹林と楓に包まれた、苔が美しいお寺で、知名度もあまり高くないので落ち着いて拝観できるのでお勧めです。

画像1



建仁寺
京都の中心地のひとつ祇園エリアに位置し、日本最古の禅寺と言われている建仁寺。おすすめポイントは、見所がとても多いことです。
境内には歴史の教科書で一度は見たことのある風神雷神図、仏堂の天井に描かれた双竜の絵などの有名な絵画や、枯山水の庭園と潮音庭と呼ばれる日本庭園があります。自分も大好きなお寺の一つで何度も訪れております。

画像2


2.銭湯が多く、クオリティが高い

自分は銭湯が好きで東京に住んでいて時から銭湯によく行っていたのですが、京都に住んでからより好きになり、70件以上の銭湯に行きました。
京都の銭湯の良いところはサウナが無料であることです。東京の銭湯はサウナが別料金で、入浴代と合わせると700円以上するところがほとんどです。日常的に銭湯を利用したい自分にとってはサウナが無料なのは本当にありがたいです。
そして、サウナが無料なだけではなく露天風呂付の銭湯や、深夜25時を過ぎてもやっている銭湯などクオリティの高く便利な銭湯が多くあります。

ここでは2つだけ、自分のお勧めの銭湯を紹介します。

白山湯高辻店
ここは京都市の主要都市の四条駅と烏丸駅からも徒歩で行ける観光客の方にも利用しやすいおすすめの銭湯です。
広いTV付きのサウナ、天然地下水かけ流しの水風呂、露天休憩スペースと露天風呂と450円で入れる銭湯とは思えないほどの設備の充実ぶりです。京都のサウナ好きなら一度は行ったことがあるのではないでしょうか。

画像3

平安湯
ここは脱衣所、浴室、サウナ全てがとても清潔で気持ちよく利用できます。天然地下水の水風呂も非常に気持ちが良いです。
またこの銭湯はその名の通り平安神宮などのある岡崎エリアに近いため、お風呂上りに平安神宮前を通り、京都市美術館や岡崎公園でゆっくりするなどもお勧めです。

画像4

3.コンパクトかつ碁盤目状の街で地形も起伏が無いので街全体を把握しやすい

自分は基本的に京都駅以北のエリアは自転車で回ります。
その理由としては、バスや自動車では通り過ぎたり、そもそも通れない街を自転車を利用すれば通ることができるからです。

また、京都の街は碁盤目状のため、地図のアプリなどを使わずとも自分の走っている位置をある程度把握でき、盆地のため起伏があまりなく、少し長く時間を漕いでいてもあまり疲れないため自転車を主に利用して京都を回ります。

街を自転車で走っていると、通りの名前や町名などを覚えていき、少しずつ京都の街の姿が見えてきます。

個人的にこの街を知るということは、その街を好きになることに直結すると思っております。その点においては京都はコンパクトなため、非常に街を把握しやすい地形となっており、京都の街を自転車で回ることによって、観光地で無い場所にも古くからの寺院や町家、素敵なお店などがあることに気づき、この街を一層好きになりました。

4.基本的に何でも手に入る


上記のように京都はコンパクトな街ですが、四条烏丸や河原町などの中心エリアはデパートやショップなどが密集してありとても賑わっており、基本的に何でも揃っています。そのため、府外に買い物に出たりせずとも、必要なものはほぼ京都で手に入ります。
住み始めて2年半になりますが不便に感じたことは一度もなく、コンパクトながら便利な街だなと日々感じております。

※京都には大きなライブハウスやクラブがあまりないので、大きな音楽のライブやフェスは関西だと大阪で行われることが多いです。その点においては少し不便に感じることはあります。

5.センスが良い店、美味しい店が多い

京都は小さい街ながら、センスの良い店、美味しいお店が本当に多いです。
これは観光客の多いエリアのみでなく、地元の人しか行かないようなエリアにも言えます。
京都のガイドブックは本当に多いのですが、観光地以外の良い店に行ってみたいという方には下記のガイドブックをおすすめします。

また、おしゃれなお店やカフェが好きな方はHereNow京都というWebガイドもお勧めです。

そして下記は個人的にお勧めのお店になります。

たいげん
京都市役所のそばにある居酒屋屋さんです。アットホームな雰囲気で居心地が良く、どのメニューも安くて美味しいです。特に天ぷらなどのメニューが全く脂っこくなくとても美味しいのでおすすめです。

恵文社一条寺店
京都の本好きなら知らない人はいないというくらい有名な書店です。イギリスの新聞社ガーディアン紙が、2010年7月に「The world’s 10 best bookshops」と題して、世界で一番美しい本屋を発表した際にも日本で唯一選出されております。本の品揃えと配置がとても個性的で、来るたびに素敵な本に出会うことのできる書店です。

6.古きものを大事にしつつ新しいものが作り出している

京都は伝統を守りつつも、今の時代に合うよう新しいことも取り入れて街を良くしていこうという風土があるように感じます。
一番わかりやすい例だと、京都に増えている町家改装型のカフェやゲストハウスが挙げられます。
町家などの小さい建物以外にも、2020年4月にリニューアルオープンした京都市京セラ美術館は、1933年建設当初の建物を大きく残した形の作りになっていたり、

画像5



20年3月にオープンしたThe Hotel Seiryu Kyoto Kiyomizuはこれも1933年にでき、廃校となった小学校の校舎をそのまま活用し建てられました。(ルーフトップバーがおすすめです。)

画像6


このように、建築物の大小に限らず京都には歴史や文化を大事にし新しいものを作り出していこうとする風土があり、これが京都を唯一無二の魅力であふれる街にしていると思います。

7.大阪、神戸に近く、東京にも気軽に行ける

上記で述べた通り、基本的に京都市内からでずに生活はできてしまうのですが、他の都市へのアクセスも良いです。
自分は東京に実家があるので定期的に東京戻るのですが、京都から東京は新幹線で2時間20分です。帰ろうと思ったら、いつでも帰れる距離だと思っております。
また、大阪梅田へは地下鉄で40分、神戸へも1時間15分と関西圏の他の主要都市にもアクセスが良く、仕事でこれらの都市に行く際もあまり負担に感じません。
また名古屋へは35分と(あまり行きませんが)かなり近く、都市間の移動も便利だと感じております。
もちろん人によっては感覚は違うので、これらの都市への所要時間を長いと取る方もいらっしゃるとは思いますが、、、

8.季節のイベントが多く、四季を感じながら生活できる

京都では様々なイベントが主に寺社で年間を通して行われるため、東京に住んでいるときより四季の移り変わりを感じながら生活できるようになりました。
京都の寺院では、春の桜や、秋の紅葉の時期に寺院が夜の特別拝観を実施したり、桜や紅葉のライトアップをします。また夏には祇園祭を始めとするお祭りなどが行われ、冬にも嵐山や東山の街がライトアップされるなど、一年を通して様々なイベントが行われます。
行事が多すぎて京都手帳なるものが発売されるくらいです。
またイベント以外にも、初夏には苔や青紅葉がきれいな寺院が多くあったり、和菓子屋さんが季節のお菓子を出すなど季節を感じられることが多く、
四季を感じながら生活のできるようになりました。

ちなみに京都の季節のイベントはJR東海のそうだ京都、行こうのサイトをチェックして情報を仕入れています。こちらのサイトでは紅葉や桜季節になると、紅葉・開花状況が現地の写真と共に頻繁に更新されたり、京都の旬な情報が手に入るのでおススメです。


8.鴨川

ここまでいろいろと京都を好きな理由を書いてきましたが、一番大きな理由は、鴨川があることです。
街の中心部に流れているのに、とても静かで、人々の憩いの場所になっている鴨川が大好きで時間があれば鴨川にのんびりしに行きます。
鴨川へ行けば、ランニングしている人や、お酒をベンチで飲んでいる人がいたり、ダンスの練習をしていたり、読書をしたり、犬の散歩をしたり、デートをしたり、昼寝をしたりしている人がいます。
鴨川に行けばみんなが思い思いに時間を過ごしており、そういった人を見ながら、コーヒーやお酒を飲む時間はとても幸せに感じるし、気持ちが和やかになります。そんな心のよりどころのような鴨川が自分は大好きです。

画像7



以上が自分が京都を大好きな9の理由でした。
他にも歴史的建造物が多い建物が低く空が広く感じられるや、京野菜が美味しいなど京都を好きな理由をあげるとキリがありませんが文章が長くなりすぎたため削りました。京都に来れて本当に良かったと日々感じております。

そしてここからは住んでみてわかった京都の少し嫌なところを三つ挙げてみたいと思います。

夏が酷暑、冬も寒い

京都は三方を山に囲まれている盆地のため夏の暑さ、冬の寒さが過酷です。
特に夏は室外機の前いるのではないかと勘違いするくらい暑い日が一週間くらい連続で続いたりします。京都大好きな自分でもこの時期だけは本気で避暑地へ避難したいと思うくらい暑いです。

物価(特に食)は東京並み

地方に行けばスーパーなどの食品の物価やレストランの値段が下がるように言われていますが、京都は例外で東京と同じくらい高いです。
街の中心地は観光地でもあるので、それを踏まえて値段設定しているのが高くなる理由の一つかと思います。
もちろん、安い居酒屋も多いですが平均的な物価が高い感覚です。

観光公害がある

これは現在コロナウイルスの影響で外国人観光客が激減したので、一時的に解決されていますが、下記の記事に見られるような観光公害も多くありました。実際に自分が住んでいて経験したことは、家の付近で酔っ払った外国人観光客が夜遅くまで騒いでいることや、これも外国人観光客と見られる方が寺社の撮影禁止の場所で撮影をしているなどです。


以上が東京生まれ、東京育ちの私が京都が大好きになった9の理由と、少し嫌いな3つの理由でした。
仕事の関係で京都に来ているため、いつまでこの街に居られるかわかりませんが、できるならずっとこの街で暮らしていきたいくらい京都が大好きです。

画像8



PS.三つ目となる記事でしたが、とても長くなってしまった上に、記事を書くのにかなりの時間がかかってしまい、今回も悔しく思っております。なんとか10記事出せるまで、頑張ろうと思います。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?