BA7/BM7[金融リテラシー/経営学]組織に心理的安全性をどう織り込みますか(2024/6/21updated)

◎要約
活性化している組織では、サイコロジカル・セーフティ(心理的安全性)が見られます。メンバー間で気兼ねなく何でも言える関係が働いています。それは、個々のメンバーが優秀であると自然と醸成されます。組織に意図して組み込もうとしても、ままごとのような遊びに留まります。

◎本文
エイミー・エドモンドソンは、1999年に、組織におけるサイコロジカル・セーフティ(心理的安全性)を概念化しました。それはチームのメンバー間で他のメンバーが自分が発言することを恥じたり、拒絶したり、罰をあたえるようなことをしない確信を持ち、対人リスクをとっても安全な場所である信念を共有していることです。簡単に言えば、チームメンバーが気兼ねなく何でも言える人間関係が組織に整えられていることになります。2015年に、Googleが効果的なチームを成立させる条件を調査する中で、それを再発見して、再び注目を浴びました。