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目新しさと異端さ

ポール・グレアム(Paul Graham)が執筆したエッセー「Novelty and Heresy」の日本語訳になります。

2019年11月

もしあなたが何か新しいものを発見した場合、何らかの異端さを問われるだろう重要な機会がある。

新しいものを発見するには、良いけれども明らかでないアイデアに取り組む必要がある。もしアイデアが明らかに良いと、他の人たちがおそらく既にそれに取り組んでいる。良いアイデアを明らかでない状態にする1つのよくある方法は、良いアイデアを人びとがとても執着している何か間違った思い込みの影に隠れさせることである。しかし、そのようなアイデアに取り組むことからあなたが発見したものは何でも、それを隠している間違った思い込みと相反する傾向があるだろう。それゆえに、あなたは間違った思い込みに執着している人びとから多くの非難を受けるでしょう。ガリレオとダーウィンはこの現象の有名な事例だが、これはおそらく常に新しいアイデアに対する抵抗の要素である。

だから、組織や社会が異端さに飛び掛かる文化を持つことは特に危険だ。あなたが異端さを抑圧すると、あなたが守ろうとしている間違った思い込みに人びとが反論するのを防ぐだけではない。あなたは間接的に誤っているとほのめかすどんなアイデアをも抑圧する。

全ての大切な間違った思い込みにはその周りに探られていないアイデアのデッドゾーンがある。そして、思い込みがより不合理であるほど、思い込みが作り出すデッドゾーンは大きくなる。

この現象にはプラスの側面がある。もし新しいアイデアを探している場合、それらを見つける1つの方法は異端さを求めることである。あなたがこのように問題を見てみると、誤った思い込みの周りにある憂鬱になるほど大きなデッドゾーンは刺激的で大きな新しいアイデアの宝庫となる。


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