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REPORT レポート

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東京ビエンナーレ/企業プロジェクト会議「企業×アートプロジェクト」会場レポート (後半)

企業×アートプロジェクトで東京に起こせるイノベーションとは? 前半は、企業がアートプロジェクトと関わる理由や意義、課題を実例を交えながら担当者にお話しいただきました。後半では、アートプロジェクト が社会の中で、特に「東京」という巨大都市の中でどのような役割を持ち、どのような影響を与えることができるのか。「企業×アートプロジェクトで東京に起こせるイノベーションとは?」をテーマに、グループディスカッションを行い、代表者の方に発表していただきました。 アーティスト以外からも発想が

東京ビエンナーレ/企業プロジェクト会議「企業×アートプロジェクト」会場レポート(前半)

一般社団法人東京ビエンナーレでは、企業とアートの協働を議論していく場として企業交流会「企業プロジェクト会議」を立ち上げました。 本レポートでは、2022年1月19日(水)に実施した第一回「企業×アートプロジェクト」をご紹介します。 企業はなぜアートに関わるのか 企業がアートと関わるとき、その背景にはどのような理由があるのでしょうか。企業は、これまでアート作品の購入や協賛など、文化を「支える」役割を担ってきました。そして昨今では、「支える」役割から一歩踏み込み、アートプロジェ

SDSノート_22「クリエイションに伴走する言葉」

こんにちは。ソーシャルダイブ・スタディーズ(以下 SDS)、コーディネーターの工藤大貴です。今回は9/25最終回直前となる第22回レクチャーのレポートです。前回までのSDSについては下記をご覧ください▼ 今回は本芸術祭の総合ディレクターでもある小池一子さんにお話しをいただきました。 ▲小池一子さん それでは早速、参加したSDSメンバーにその様子をレポートしてもらいます。それではぜひご覧ください▼ *** SDSメンバーの宮本明日香です。今回は小池一子さんによるレクチ

SDSノート_21「学環創出フォーラム4」

こんにちは。ソーシャルダイブ・スタディーズ(以下 SDS)、コーディネーターの工藤大貴です。今回は学環創出フォーラム(4)のレポートです。前回までの学環創出フォーラムについては下記をご覧ください▼ 第21回レクチャーとなる9月4日(土)は、佐藤慎也さん(八戸市美術館館長/日本大学教授)をゲストに迎え、学環創出フォーラム最終回をおこないました。 ▲メイントーカーの佐藤慎也さん 佐藤先生からは「芸術祭の記録をどう残すか」を軸に、様々な国際芸術祭などを参照しながらレクチャーを

SDSノート_20いつものもしも「アーティストトーク7」

こんにちは。ソーシャルダイブ・スタディーズ(以下 SDS)、コーディネーターの工藤大貴です。今回は9/1に実施されたアーティストトークのレポートです。前回までのSDSについては下記をご覧ください▼ 第20回レクチャーとなる9月1日(水)のアーティストトークは、「いつものもしも」プロジェクトメンバーであるオンデザインパートナーズと株式会社良品計画のみなさまをゲストにお迎えしました。 ▲MUJI 企画デザイン担当部長の宮尾さん 良品計画さんにはSDS初回レクチャーにもご登壇い

SDSノート_19グランドレベル「アーティストトーク6」

こんにちは。ソーシャルダイブ・スタディーズ(以下 SDS)、コーディネーターの工藤大貴です。今回は8/25に実施されたアーティストトークのレポートです。前回までのSDSについては下記をご覧ください▼ 第19回レクチャーとなる8月25日(水)のアーティストトークは、本芸術祭でも異彩を放つTOKYO BENCH PROJECTを出展されているグランドレベルの田中元子さんと大西正紀さんをゲストにお迎えしました。 ▲田中元子さん ▲大西正紀さん 私設公民館のような喫茶ランドリ

SDSノート_14「ぼくの東京アートガイド」

こんにちは。ソーシャルダイブ・スタディーズ(以下 SDS)、コーディネーターの工藤大貴です。今回は8月7日に実施されたナカムラクニオさんによるレクチャーです。前回までのSDSについては下記をご覧ください▼ ▲ナカムラクニオさん 荻窪にあるブックカフェ「6次元」の店主であり、美術に関する著書も多数刊行されているナカムラさん。今回は、アートにまつわる企画を考えるうえでのエッセンスについてご経験をもとにお話しいただきました。 また、SDSメンバー1人ひとりからおススメする都内の

SDSノート_17-18「ソーシャルダイブ・ラボ」集中ウィーク

こんにちは。ソーシャルダイブ・スタディーズ(以下 SDS)、コーディネーターの工藤大貴です。今回は8/18と8/21に実施されたソーシャルダイブ・ラボとその補足回のレポートです。前回までのSDSについては下記をご覧ください▼ 5月29日に始まった、ソーシャルダイブ・スタディーズ(SDS)もいよいよ佳境。ゲストのみなさまと、初開催で全貌が見えないなかで果敢にSDSへダイブした1期生のみなさまには感謝の気持ちしかありません。 SDSは参加者1人ひとりが東京を舞台にしたアートプ

SDSノート_16「学環創出フォーラム3」

こんにちは。ソーシャルダイブ・スタディーズ(以下 SDS)、コーディネーターの工藤大貴です。今回は学環創出フォーラム(3)のレポートです。前回までのSDSについては下記をご覧ください▼ 第16回レクチャーとなる8月14日(土)は、中島伸さん(東京都市大学准教授)をゲストに迎え、学環創出フォーラムの3回目をおこないました。 前回の学環創出フォーラムはこちらからご覧ください。 ▲メイントーカーの中島伸さん 中島先生からは、東京ビエンナーレの舞台でもある神田の街の歴史的変化

SDSノート_15 ondesign「アーティストトーク5」

こんにちは。ソーシャルダイブ・スタディーズ(以下 SDS)、コーディネーターの工藤大貴です。今回はアーティストトーク第5弾のレポートです。前回までのSDSについては下記をご覧ください▼ 第15回レクチャーとなる8月11日(水)のアーティストトークでは、本芸術祭の会場計画やプロジェクトサイトのプランニングなどを担当された「オンデザインパートナーズ」から一色ヒロタカさんに登壇いただきました。 *8月7日に実施されたナカムラクニオさんレクチャーのnoteは少々お待ちください。

SDSノート_13着がえる家「アーティストトーク4」

こんにちは。ソーシャルダイブ・スタディーズ(以下 SDS)、コーディネーターの工藤大貴です。今回はアーティストトーク第4弾のレポートです。前回までのSDSについては下記をご覧ください▼ 第13回レクチャーとなる8月4日(水)のアーティストトークでは、「着がえる家」を本芸術祭に出展されている西尾美也さんに登壇いただきました。 ▲西尾美也さん 「装い、服」をキーワードに、国内外で活動を続ける西尾さん。各地で、その土地の人々と服装を交換して写真を撮るというライフワークも続けら

TB REPORT【大丸有北コース】影絵からARまで、技術とアートが共創した作品巡り/アートライティングスクール1期生佐藤久美

川村亘平斎+宮本武典「東京影絵クラブ」 有楽町micro FOOD&IDEA market にある東京ビエンナーレ有楽町インフォメーションセンターから北に向かうコースは、映像とAR作品が存分に楽しめます。有楽町インフォメーションセンターを出て左に丸の内仲通りを進むと、左側に国際ビル入口が見えます。階段を下りてB1へ、店舗が並ぶ中にぽっかりとD10川村亘平斎+宮本武典「東京影絵クラブ」の映像空間が広がっています。会場内には入れず、会場を囲むガラスに書かれた文章と2つのスクリーン

SDSノート_12「アートとビジネスのメディウムを探して」

こんにちは。ソーシャルダイブ・スタディーズ(以下 SDS)、コーディネーターの工藤大貴です。今回は遠山正道さん(Smiles:代表)によるレクチャーのレポートです。前回までのSDSについては下記をご覧ください▼ 7/28のアーティストトークに引き続き、完全オンライン実施といたしました。遠山さんは軽井沢の〈Tanikawa House〉からのご参加でした。 ▲右:遠山正道さん 遠山さんが歩まれてきた一本の道筋について、33歳企業勤め、絵も描いたことがなく誰に頼まれるでもな

TB REPORT:【大丸有南コース】自然と世界、過去と未来にダイブする/アートライティングスクール1期生佐藤久美

丸の内を中心とする大丸有エリアを巡ります。大丸有のエリアは思ったよりも広いので、休憩を挟んで何回かにわけて巡るとよいでしょう。私は南北にわけて1日で巡りました。 東京ビエンナーレのインフォメーションセンターではパスポート購入ができ、有料AR作品用のシリアルナンバーを発行してもらえます。シリアルナンバーは会期終了まで使えるのでなくさないようにしましょう。また、AR作品が多い大丸有エリアを巡る際には、パスポートが必要になるのですぐ取り出せるようにしておくことをおすすめします。