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SDSノート_14「ぼくの東京アートガイド」

こんにちは。ソーシャルダイブ・スタディーズ(以下 SDS)、コーディネーターの工藤大貴です。今回は8月7日に実施されたナカムラクニオさんによるレクチャーです。前回までのSDSについては下記をご覧ください▼

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▲ナカムラクニオさん

荻窪にあるブックカフェ「6次元」の店主であり、美術に関する著書も多数刊行されているナカムラさん。今回は、アートにまつわる企画を考えるうえでのエッセンスについてご経験をもとにお話しいただきました。
また、SDSメンバー1人ひとりからおススメする都内のアートスポットをシェアしてもらう時間をつくり、そちらについてもナカムラさんからご感想や関連するお話をいただきました。今回も聴講されたメンバーにその様子をレポートしてもらいます。それではぜひご覧ください▼

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SDSメンバーの宮本明日香です。普段は広告業界でプランナーとして働いています。クライアントの意向を受けて、商品・サービスを広く伝えるため、
どんな広告をつくるかを企画・立案しています。

「つくる側」に近いところで「みる側」に立ち、ある意味プロジェクトを日頃からつくっています。今回、SDSに参加したのは東京ビエンナーレでまちに組み込まれているアートについて深く知ることで「みる目」が養われること、その上でアートプロジェクトを企画できる、日常に直結する実践が可能であることに魅力を感じました。

実際にアートをつくる側からの東京の東側のとらえ方、そこにどうアートがおかれたのか?を直接聞くことができ、まちの成り立ち、アート作品、美術館の現状などを専門家の方々から聞くことができました。さらに“バックグランドが違うけれど興味が似ている仲間”と一緒にどう見たのか?ということを複数回にわたりシェアしています。おかげで一人では気づかない“とらえ方の広がり”を感じています。

今回、ナカムラクニオさんのレクチャーはSDSで取り組む「アートプロジェクトを企画する」上ですぐに役立つ”コツ”を聞くことができました。それはプロジェクト全体の質感、アイデアのつくり方、関わる人の関係性、モチベーションの持ち方など一連にわたりました。

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プロジェクト全体は「どう伝わるのか?」客観的な視点でわかりやすさがあることが大切。入口は普通、そこから難しくなるのがいい。それはいろんな人が話題にでき、自らの創造を超えた価値が生まれる。それが豊かさでもある。

アイデアのつくるポイントは自分の中にあることから気軽に長い目でスタートすることがいいのかもしれない。自分の才能、能力は既に持っているものを人からの言葉で発見できる。

興味関心のあることは関係なくてもやってみる、10年後に役立つぐらいのバックキャスト的に「ゆとり」をもって考える。混ざらないものを文脈を知った上で、混ぜてみる。やってみてわかることを頼りにする。

考えるときは瞑想して、妄想、空想して、「ゆったり」考えながら実践へ。さらに成功している人の”裏技”を聞く。誰かの考え・人生を知ることで自らもそれをトレースした上でアレンジできる。

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様々なお話は「ゼロから苦労して編み出す」という踏ん張るのではなく、「既に自分にあるものの中から焦らずに組み合わせしてみたらいい」それならできるんじゃない?」さらにそこに関わる人、みんなが少しつづ得したらいいよね!というナカムラさんからの「優しいエール」が含まれたレクチャーだったように思います。

さらにやりたいことはできるだけ言葉にする、いいね!好きだな!という思いも素直に持つ。その思いがあふれると相手にもそれは伝わるし応援してもらえる、いいことづくめになるよ!

最後に聞いた心構えも印象的でした。その後、私のアートスポットを紹介するワークショップもリラックスして自由に話す仲間の雰囲気が印象的でした。それは帰り道まで続き、SDSメンバーの仲がより深まった印象的な回になりました。

ナカムラさん、ありがとうございました。

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第14回目レクチャーの記録はここまでとなります。それでは、またSDSノートにてお会いしましょう。

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