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東京西側放送局:配信後記

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収録時に喋りきれなかったことについて各人が書き下ろした記事を公開しています。
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#東京西側放送局

編集者(記者)がどうしても伝えたい「仕事を頼みたくなる」ライターの条件って???

 アイコンの写真に意味はない。書く。  さて。「note」では、ライターの仕事論についての文…

なかた
2年前
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編集職歴約10年…アラサー独身男性のテレワーク環境

 政府主導の「テレワーク推進」は、皮肉なことにコロナウイルスの感染拡大を契機に一気に進ん…

なかた
2年前
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『貝に続く場所にて』のタイトルが示すもの

東京西側放送局で、石沢麻依さんの『貝に続く場所にて』を取り上げた。 放送内では作品の解釈…

鹿間羊市
2年前
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作品を受容する際、「理解できる」と思ってはいけない

東京西側放送局の配信で、「映画とかを見てすぐ『考察』って検索するやつなんなん?」って話を…

鹿間羊市
3年前
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好きなものを「好き」と言えない心について

いつの間にやらハーフクォーターにまで達していた東京西側放送局。しばらくぶりに配信後記を書…

大丘柳人
3年前
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あらゆるコンテンツは炎上しうる――新今宮PR記事の事例から

しまだあや氏のnote記事「ティファニーで朝食を。松のやで定食を。」が炎上した件について、東…

鹿間羊市
3年前
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千葉雅也「マジックミラー」考察と、考察しながら打ちのめされたワナビのぼく

東京西側放送局で、千葉雅也の「マジックミラー」について話した。 話の方向性としては、作品と社会的な文脈との関連に向いていたので、ここでは作品そのものに焦点を当てて、大きな構造や細かいポイントについて考えてみたい。 なお、内容として何か新しい観点を提示するわけではなく、ただ読解に終始しているので、「マジックミラー」を読んでいない人にとっては意味のない文章となっている。留意されたい。 「闇」の性質「マジックミラー」において、ハッテン場は総じて「闇」として描かれている。ここで

忘れること、待つこと、探すこと――村上春樹とニヒリズム

村上春樹について話した。作品そのものというよりも、「なぜ『ハルキスト』は軽蔑されがちなの…

鹿間羊市
3年前
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グレーゾーンな嗜みとしての喫煙ーー俺と煙草と宝塚歌劇団

 世の中には二種類の人間がいる。宝塚を観たことがある人間と、そうでない人間の二種類が。 …

なかた
3年前
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加藤シゲアキ『オルタネート』は至高の文学作品だったのか

「話題の本について話してみよう」ということで、加藤シゲアキの『オルタネート』についての感…

鹿間羊市
3年前
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『オーラの泉』ブームから考える価値判断力の鍛え方

「オカルト」を好んで受け入れる人もいれば、そうでない人もいる。当たり前の話だ。俺の場合は…

なかた
3年前
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コンテンツの“ポルノ化”と、「編集の目」が持つ意義

今さら「なろう系」の話をした。少し前の配信だし、これから書く内容も今さら感のあるものなの…

鹿間羊市
3年前
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《実例付》オジサン構文について語るとき俺たちに欠けていた視点

「東京西側放送局」という音声配信番組をやっている。11回目の配信で話し合ったテーマは『「オ…

なかた
3年前
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ぼくが太宰治について語りたくない理由

東京西側放送局の第9回は、太宰治の映像化作品について語り合う、というものだった。実際には、内容の半分以上が太宰自身とその作品に関するものになったのだけれども。 太宰について語るとき、ぼくはいつも妙な緊張を覚える。基本的に、太宰は解釈しえない作家だと思っているからだ。 「解釈」という作業は、何かを何か「として」切り出し、分解しながら理解することである。たとえば、いまぼくはパソコンの画面を見ながらキーボードを打っている。ぼくはパソコンを解釈するのではなく、ある種身体の一部のよ