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【2021年度版】最近の社会事情から考える匿名SNSのありかたとは


こんにちは。夏の暑さもひと段落したかな?というところですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。今回の記事は最近何かと話題になる、匿名SNSのありかたについてです。その特徴やリスクなどを、今一度最近の社会事情から考えていきたいと思います。

通常のSNSとの違い

そもそも、匿名SNSと通常のSNSの違いは何でしょうか。「そんなのわかってるわ!」と思いの方も多いでしょうが、今一度確認しておきましょう。

匿名=「自分の名前を隠して知らせないこと、または、本名を隠してペンネームなどの別名を使うこと」

匿名SNSはそのような状況の中で利用できるという点で通常のSNSとは異なります。Twitterを利用している人も多いかと思いますが、それも、本名ではない表示で書き込みを行うと、ある意味では匿名での行為になるのです。

匿名SNSのユーザー数は年々増加している


匿名でのSNSを利用する人の数は年々増加しています。特に最近は新型コロナウイルスにより、巣ごもり需要によってさらに急増しました。外での関わりが減った分、インターネット上でのコミュニケーションを活発化している人は多いようです。

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匿名SNSが世に出た経緯


匿名SNSがいつ世の中に出てきたのかは定かではありませんが、SNSの歴史自体が、もともと「2ちゃんねる」のような掲示板的スタイルから始まっています。そのような流れからもっと気楽に、自信の身分を明かすことなく書き込んだりしたいという意志から、結果的に匿名というスタイルが広がったのだと考えられます。

これまでに匿名SNSまたはSNSの匿名性が話題となったケース

最近に限らず、これまで何度か匿名SNSや、SNS自体の匿名性が世の中で話題になることがありました。そのなかで代表的なものをご紹介します。


人気番組「テラスハウス」出演者への匿名SNSでの誹謗中傷


これは記憶に新しいひとも多いのでは無いでしょうか。去年5月、フジテレビなどで放送されていた人気番組「テラスハウス」に出演していた木村花さん(当時26歳)が出演時の発言についてインターネット上で匿名ユーザーから執拗に誹謗中傷を受け、自殺しました。このことは多くのメディアが取り上げ物議をかもしましたよね。


学校でのいじめ摘発に匿名SNSが利用される


これは、話題性には少し欠けるかもしれませんが、今現在中高生だという人や、最近まで高校生や中学生だった方はわかると思います。今日の教育界でたびたび問題となるいじめ問題を、匿名SNSを利用して解決を図るというアイデアですが、考案された当時は保護者の間などで大きく話題になったようです。

世間からの意見


※Twitter等から引用
ここでは、匿名SNSに対しての世間からの意見を一部抜粋して紹介します。
・ネットの普及が広まって、電話ボックスや公衆トイレの落書きが減っていったそうです。
 匿名SNS上などで自由に発信ができるようになったからでしょう。良い発信、悪い発信も あるけれど言いたい事を言える場所をネット以外にも、もっておいたほうがいいですね


・SNSの誹謗中傷は本当にどうにかしないといけない。
 匿名性が自由度があって良い部分もあるとはいえ、酷いものが多い。メーカーも対処すべき。

 

匿名SNSに対する世間の意見をいくつか紹介しましたが、匿名であることで意見を発信する場が増えたという点では良いが、匿名性が故の問題もやはり指摘されているようです。

匿名SNSの需要

Twitterなどで、匿名SNSに対する意見を調べると、一見否定的な意見も多いようですが、その需要はどこにあるのでしょうか。


匿名というスタイルに救われた人もいる

匿名SNSの一番の魅力はここの繋がるのだと思います。匿名だから、打ち明けられる悩みや不安を抱えている人は世の中にたくさんいます。そのような人たちの心の支えとなっているのが匿名SNSなのです。


匿名にすることで作業効率が上がる


匿名SNSを興味深い方法で活用しているケースもあります。例えば小学校の保護者会の役員決め。立候補者がいないときは決めるのにかなりの時間がかかっていましたが、匿名SNSを利用して推薦方式をとり、円滑に役員を決める、といった活用をしている所もあるようです。

その一方で社会問題化しているケースも


その一方で、やはり先に述べたように匿名性が故の社会問題はあります。いじめは匿名SNSを利用して解決するケースもあれば、さらに複雑化して逆に解決が難しくなるものも出てきています。

匿名SNSの普及によって変わったこと


匿名SNSによって変わったことはやはり、インターネット上での自由ができたことではないでしょうか。匿名SNSがあることによって、現実世界では相談できないような悩みも相談できる人や、身分を明かさないことで、先入観や偏見を受けずに意見をいえる人も増えました。


匿名SNSのデメリット


では、匿名SNSのデメリットも紹介しておきます。


匿名を悪用した誹謗中傷等がある


一つ目は、匿名を悪用した誹謗中傷等があるということです。残念ですが、これはやはり、匿名という性質上、つきもののようです。

書き込まれた情報が信憑性に欠ける


二つ目は、書き込まれた情報が信憑性に欠けるということです。書き込んでる人は身分を明かしてないので、その人がどういう立場から意見しているのかがわかりません。そのため、情報の信憑性は欠けます。

匿名SNSのメリット


以上のようなことをふまえて、匿名SNSのメリットをまとめます。


身分を明かさず、自由に意見が言える


一つ目は、身分を明かさず、自由に意見が言えるということです。先に書いたように、匿名性を活かして、自分の身分の詳細などを明かすことなく、どんな人に対しても対等な立場から意見を述べることができます。また、そのような意見を聞く側の人も、相手の立場に偏見や先入観を持つことなく、真摯に意見を聞くことができます。


気軽になんでも質問できる


二つ目は、気軽になんでも質問できるということです。ヤフー知恵袋など、匿名で質問できるサービスも増えました。また、匿名SNSアプリなどでも、現実世界では聞きにくいようなことも、身構えることなく気軽に質問できるようになりました。これは、人によっては心の健康に関わる大切なことです。


本人確認等の手間がかからない


三つ目は、本人確認等の手間がかからないということです。匿名SNSでは、サービスを利用する際に、本名や、身分情報などを登録したりしなくてよいので、その分の手間が省けます。このことも、気軽に利用できるという匿名SNSのメリットにつながっていますよね。

まとめ


いかだったでしょうか。現在なにかと話題になることが多い匿名SNSについて書いてきました。匿名性特有のメリットもあれば、デメリットもありました。みなさんが匿名SNSの特徴をしっかり理解して有意義に活用できるとを願っています。

最後までご覧いただき、ありがとうございました!

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