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【その他】X4:ストレッサーとの闘い(全文無料で読めます)

【はじめに】

 本記事は有料記事として、自分の精一杯を
 言葉にしました。

 しかし、同時になるべくたくさんの方に
 目を通していただきたい内容です。

 そんな思いから、無料で最後まで読める
 記事として投稿します。

 もし読み終えて、価値があると判断
 いただければ購入検討下さい。

 そして何より、感想をコメントいただけると
 非常に嬉しいです。お待ちしております。


今回は主にサラリーマン向けの内容となります。

一部就活生も参考になるかも?お見逃しなく。


自分はとあるメーカーの製品設計
エンジニア(機械)です。
うつ病診断で休職中です。

仕事を進める上で誰しも
ストレスを感じる場面はありますよね。

適度なストレスは仕事の質を上げるうえで
効果的です。

しかし、度を越えたストレスは
精神疾患に至る危険性が高くなります。

さらに

 ・一度精神疾患を発症して寛解した人
 ・やむなく回復期(治り切ってない)に復職した人

にとって度を越えたストレス下の業務は再発の
危険性が発病以上に高いでしょう。

では、ストレスと向き合って仕事を続けて
いく為にはどうすればいいか、自分の
発病時を振り返りながら考えていきたいと
思います。

ある意味自分の復職シミュレーションです。
お付き合い下さい。


①自分が弱いストレッサー(ストレス要因)を把握する

仕事におけるストレッサーにどんなものが
あるか、洗い出してみましょう。(一例です)

【環境】
 音、明るさ、匂い、温度、高所や汚れなど

【人間関係、コミュニケーション】
 職場(上司、同僚、部下)、関連部署、社外
 対面(会議、打合せ、立ち話)、電話、
 メール、チャットなど

【正確さ】
 品質、時間、数字(決算、棚卸し)など

【制約】
 時間、予算、道具、社内規定など

【その他】
 待遇、評価、勤務地、作業手順、引き継ぎなど

 ***

 ちなみに自分は「コミュニケーション」
 一番のストレスを感じます。

 社交不安障害持ちで、会議や打合せ前の
 頓服は欠かせません。 

 報連相の声かけはもちろんビクビク、
 会議招集やメールチャットも何度も見直し、
 送ってリアクションがあるまでずっとドキドキ
 しています。

 簡単ではない業務を依頼するときは
 何度となく躊躇しながら、相手の
 リードタイムのギリギリを攻める始末。

 これでも15年、相手に激おこされたのは
 2回だけで済んでいます。(🫲っておい)

 うつ病発症時はこれに上司部下の期待値
 ズレ+αが加わりました。
 ギリギリでこなしていたわけですね。


 次に、「引き継ぎ」の仕事にストレスを
 感じます。

 正直、引き継ぎ資料の内容で前任者の
 設計レベルがわかっちゃいます。

 優秀な方ほどツボを押えていますが、逆に
 スカスカな方もいます。
 (よく上が図面通したな)

 引き継ぎ仕事は相応に進んでいることが
 前提なので、スカスカだと絶望的です。
 スカスカにうつ病直前3年で2回当たりました。

 日頃内容のある報告書を出しておくのが
 いかに大切かわかります。
 (こっちもスカスカだったときの絶望感
 たるや…)

 自分も引き渡すときは気をつけなきゃ。

 うつ病発症のとどめとなるには十分な
 ストレッサーでした。

 ***

②ストレッサーに優先順位をつける

 自分の弱い場面が把握できたところで
 順位付けです。

 そこから、「これ」さえ何とかなれば
 他は問題ないという目星をつけましょう。

 つまり、「ボーダーライン引き」です。

 自分の場合は①の2つになります。

③ストレッサーの回避を試みる

 【復職の場合】
 会社側と休職中の定期的な面談がある場合は
 ②の耐えられないストレッサーを取り除く
 希望を伝えるといいかもしれません。

 自分は今のところ面談の際に上司に好き勝手
 言っています(笑)

 場合によっては異動や降格も考えられますが
 納得いく形であればそれもやむなしです。

 【転職の場合】
 自分はメーカー勤務ですので、参考に
 各職種ごとのストレッサーを推定してみます。

 会社により兼務など、必ずしもこうではない
 ことはご承知置き下さいね。

 ***
 工場現場:環境、正確さ、制約

 渉外や営業、購買、技術部門など:
      コミュニケーション、正確さ、制約
      (社内外のハブ機能となる為、
      コミュニケーションが多いです)

 生産技術、品質保証:
      正確さ、制約、コミュニケーション
      (図面に対する正確さや生産の制約)

 事務(人事、総務、経理、IT管理系など):
      正確さ、制約、その他
      (定型作業が多く正確さ、迅速さが
      問われます)

 管理職全般:
      コミュニケーション、制約、その他
      (上下のコミュニケーション
      バランスが肝)
 ***
 
 会社である以上、どの部署に所属しても
 最低限のコミュニケーションは必須です。 

 ただ、技術部門のコミュニケーションの
 カバー範囲がべらぼうに広いことは
 入社前に想像できていませんでした。
 
 モノづくりの根幹は図面にあるのです。

 部品を作るにも、製品に組み立てるにも、
 見積もりをとるにも、客先に売り込むにも、
 全て技術部門が出す図面がスタート。

 トラブルを解決するにも、改良図面を出す
 技術部門がキー
なのです。

 図面を出すだけが仕事じゃない。
 後工程にしっかり引き継ぐのが仕事です。

※↑学生の皆さん、就活時にここ要注意です。↑

 あわせて、他業界も推定してみましょう。

 ***
 医療や介護、教育、法務、公務員や銀行
 などの窓口業務、小売業などはまさに人を
 相手にする為、コミュニケーションの
 負担は大きくなりがちです。

 制約面では
  時間という切り口で、特に公共交通機関や
  物流(時間指定)で負担は大きくなります。

  数字という切り口で、銀行や経理、
  会計監査業務で負担は大きくなります。
 
 芸能界やプロスポーツ、フリーランス、
 経営者は推測できない別のストレッサーが
 あると思いますが、想像もつかない為
 割愛します。 
 ***

④働いてみて、問題があれば調整する

 働いてみて体調に問題がないか
 確かめていきます。

 慣れるまでは体力的にもメンタル的にも
 一時落ちるといいますが、それが長期間続く
 ようであれば②以降に立ち返るのも
 手ではないかと思います。


過去にうつ病で復職し、いきなり高負荷で再度の
休職を余儀なくされた先輩を見てきました。

あのときは「そんなにつらいものなのかな」と
内心思っていました。

自分が間違っていました。
うつ病、辛いです。
見えないものが自分を蝕んでいきます。

自分も症状に波があり、これを執筆中の
今も一時的にうつ気味になっています。

前触れに心当たりなく、いきなり症状が
出るのです。

きっと復職、転職時はさらに厳しい。
いつか来るその時には、心して挑もうと
思います。


【あとがき】

きっと復職後は大変でしょう。
少し有休を使いながら、うまくやるしかない。

いつまでも休んでいるわけにも
いかないですし、休めば休むだけ
いろいろな不安が頭をよぎります。

早く心身を整えねば。
焦らず急がず、でも確実に前へ進みたい。

***

ここまでお読みの方は、ほとんどがうつ病や
適応障害などの精神疾患診断を受けた方、
もしくはそれに近い方だと思います。

それでもあえて健常者の方向けにお願いです。

何度も記事にしていますが、以下が一番の
教訓です。

普段と様子の違う同僚を見つけたら
声かけして下さい。なるべく普段通りで。

もしおかしければ、その上司を
巻き込んで面談、休養させて下さい。

上司は様子を見ながら職務権限で、
精神科・心療内科への
受診をさせて下さい。

精神疾患罹患疑いの方へ。
周りからそのような指摘、指示を受けた方は
勇気を持って休み、診察を受けて下さい。

初診は予約に1ヶ月以上
先になることはザラです。
それでも受診して下さい。

時折薬に頼るな、精神科はヤブだと
言われる方々がいらっしゃいます。

しかし、それを言ってしまうと
どの診療科目の医療関係者も
信用ならないことになりませんか。
やっていることは同じですから。

その後の人生に悔いを残さない為に。
休むときは休んで、適切な治療を受けましょう。

***

本記事を読んでいただき、感謝申し上げます。

by とことこてー


以前の記事は自己紹介記事から参照下さい。

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