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五百城ときっき

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五百城茉央ちゃんヒロインの私自身、最初で最後の長編作品です。 高校3年間を描いていきます。 拙い文章ではありますが、頑張ってつくりあげていくので読んでいただけると嬉しいです!
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記事一覧

五百城ときっき11

五百城ときっき11

とりあえず宿に到着

〇:広すぎん?
和:3人部屋だもん
茉:これくらい広い方がなんかいいじゃん
〇:ご飯食べて寝るだけなのに笑
和:ねえ〇〇君?
〇:ん?
茉:ただそれだけやと思っとる?
〇:どゆこと?
和:夜は長いのだよ〇〇君

茉:逃げられへんからな?

〇:えぇ、、

𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄𓐄 𓐄 𓐄

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五百城ときっき 10

五百城ときっき 10

新幹線で数時間、ついに京都に到着

和:着いたー!
〇:長かった。笑
茉:久しぶりやぁ。
和:どこ行く?どこ行く?

〇:まずは食べ歩きでしょ!
茉:和菓子〜!

お団子屋さんへ到着

店:はい、お団子3つね。

〇:ありがとうございます!
和:美味しそう〜!
茉:美味いっ!
〇:美味しいねぇ。
和:京都ってだけでさらに美味しく感じる。
茉:確かに。

〇・和・茉:ご馳走様でした!
店:はい、あり

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五百城ときっき 奈央ちゃん編

五百城ときっき 奈央ちゃん編

皆さん、こんにちは。
冨里奈央です!

この物語のヒロイン茉央ちゃんの友達です。
1年生の時からこの2人、仲良いなとは思っていたんです。
でも、この間の文化祭の後の後夜祭で、2人があ、あ、あの、ち、ち、ちゅーをしている所を見てしまったんです!
2人ってそういう関係だったの!?
全然知らなかったんです。
なので今日は、茉央ちゃんに色々質問していきたいと思いますっ!
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五百城ときっき 9

五百城ときっき 9

あれから、井上さ、、、いや、和さんは僕によく話しかけてくれた。友達が少ない僕にとっては非常にありがたいことなのだが、なにせ和さんと話している時の茉央の顔が怖い。
睨みつけているような、怒っているような、どこか悲しそうな。

和:ねぇ〇〇君。
〇:なに?
和:今度の休みさ、旅行行かない?
〇:旅行?どこ行くの?
和:うーん、京都とか?

〇:遠いね笑
和:もし良ければ、もっと仲良くなりたいな、なんて

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五百城ときっき 8

五百城ときっき 8

文化祭から1ヶ月、長いようで短い夏休みが始まった。夏休みのあいだも1週間に3回は茉央と会って海に行ったり、暑い中汗をかきながら散歩したり、かき氷を食べに行ったり、一緒に宿題をしたり。本当にあっという間に終わってしまった。
そして、後期最初の登校日

茉:おはよ!〇〇!
〇:おはよ〜!
茉:なぁ、知っとる?
〇:なにが?
茉:うちのクラスに今日、転校生が来るらしいで?
〇:そうなんだ。後期からって珍

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五百城ときっき 7

五百城ときっき 7

皆さんこんにちは、五百城〇〇です。
ついに2年生が始まりました。あ、身体測定しましたよ?なんと、なんとっ!身長が160cmまで伸びていたんですっ!すごい嬉しくて茉央に自慢しちゃいました。笑あ、そうそう、この高校では、年ごと、同じ時期に体育祭と文化祭が交互に開催されるんです。では、僕はこの辺で。

茉:2年生になってからあっという間やね。

〇:もうすぐ高校生活半分終わっちゃうね。
茉:うわ、やめて

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五百城ときっき 6

五百城ときっき 6

あの二人きりの旅行の後、僕はなんだか不思議な気持ちを持ち始めた。茉央があんなに積極的になっていたのを見て、入学式の日から可愛いなとは思っていたけど、それより、もっと、なんか、こう、、、
茉央のことが、好きなのかもしれない。

春休み初日、二人はカフェに来ていた。
茉:ねぇ、〇〇
〇:なに?
茉:春休みだねぇ(ˊ˘ˋ)
〇:そだね笑
茉:なのでっ!
〇:うぉ、急に何笑
茉:今度は遊園地に行きますっ!

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五百城ときっき 5

五百城ときっき 5

体育祭の後、茉央はことある事にプレゼントに対する感謝や感想を述べてきた。

茉:ハンドクリームめっちゃええ匂いやった!
〇:ラベンダーって割と定番だよね。
茉:手荒れ、本当に少なくなったんよ。
〇:そっか。それなら良かったよ。
------------------------------------------------茉:今日、〇〇から貰った香水、付けてみたんやけど、どうかな?
〇:めっちゃい

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五百城ときっき 4

五百城ときっき 4

二人きりでの、初めてのお出かけの後の二ヶ月間、少しづつ友達も出来始めていたが、一番話すのは茉央であることは変わらなかった〇〇。それは茉央も同じだそう。一人、冨里さんという子と仲良くなったそうだが、中学から同じだった人達が多い中で、高校から来た組の二人はあまりクラスに馴染めずにいた。

茉:〇〇!
〇:お、茉央。おはよ。
茉:おはよう、じゃ、行こ?
〇:うん。

あれから、毎日登下校を一緒にしている

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五百城ときっき 3

五百城ときっき 3

1週間の学生の本業である分、楽しくはない学校の授業が終わり、約束の日曜日。

〇:一応待ち合わせの15分前には着いたけど、さすがにまだ居ないよね。

軽く辺りを見渡すと、綺麗な服に身を包んだスタイルが抜群な女の子が携帯を見ながらベンチに座っていた。

〇:茉央?
茉:ん?あ、〇〇〜!おはよう〜
〇:おはよう。早くない?まだ15分前だよ?
茉:楽しみで早く来ちゃったんよ。
〇:そっか///
茉:また

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五百城ときっき 2

五百城ときっき 2

今日は身体測定だ。この時間が正直1年で1番憂鬱だ。身長、体重、その他諸々を測られ、教室に戻る。

五百城〇〇 身長 155.5cm

○:お、ちょっとだけ伸びてる。
茉:何が伸びとるん?

〇:茉央!身長だよ笑
茉:え?見せてぇ?
〇:ダメだよ!
茉:なんで?
〇:ほら、僕背が小さいし。
茉:ええやんか。見せてや。
〇:分かったよ、、、。
茉:155.5cmかぁ。小さくて可愛ええな?
〇:小さいっ

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五百城ときっき 1

五百城ときっき 1

〇〇といおちゃんの日常を描いていきます。更新頻度は不透明ですが、頑張って書きますので読んで頂けたら嬉しいです!

4月某日、ついにこの日がやってきてしまった。3月に中学を卒業して、今日から高校生になる。高校は中学の同級生が居ないところを選んだ。僕は、高校一年生なのに身長が155cmしかない。一般的に見たら小さい方だし、中学であまり伸びなかったため、散々いじられてきた。それが苦痛だった。だから誰もい

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